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三菱化工機が参画する「iFactory(R)」が2023年度「エンジニアリング奨励特別賞」を受賞

三菱化工機
三菱化工機株式会社(代表者:田中利一 所在地:川崎市、以下「当社」という)は、一般財団法人エンジニアリング協会(東京都港区、理事長:山東理二氏)が主催する「2023年度エンジニアリング功労者賞・奨励特別賞」において、当社を含む11団体※で構成する革新的連続生産システム「iFactory(R)」開発チームが「第15回エンジニアリング奨励特別賞」を受賞したことをお知らせします。7月18 日(火)に表彰式が開催され、プロジェクトチーム代表者に表彰状が授与されました。


※(株)高砂ケミカル、テックプロジェクトサービス(株)、三菱化工機(株)、横河ソリューションサービス(株)、(株)島津製作所、(株)パウレック、(株)徳寿工作所、田辺三菱製薬(株)、コニカミノルタケミカル(株)、(国立研究開発法人)産業技術総合研究所、(株)iFactory


 「エンジニアリング功労者賞・奨励特別賞」は、一般財団法人エンジニアリング協会が、エンジニアリング産業に関与し、その活動を通じてエンジニアリング産業の発展に貢献した個人またはグループに対して、毎年1回実施している表彰です。「エンジニアリング奨励特別賞」は、実用化が期待される先駆的技術の開発に功績があった案件を対象としています。

開発プロジェクトチーム代表  (左から) テックプロジェクトサービス 池谷 勝俊氏、高砂ケミカル/iFactory 齊藤 隆夫氏、横河ソリューションサービス 前澤 庸介氏、三菱化工機 小川 健太郎

 モジュール型の医薬品製造設備であるiFactory(R)は、製造に必要な単位操作(反応、抽出、晶析、ろ過、乾燥など)をモジュール化し、相互に連結させることで機能化学品の連続生産を可能にするモジュール型自動連続生産装置です。これまでのバッチ型製造プロセスは、複雑な構造を持つ化合物の合成が可能である一方で、多くのエネルギーや労力を必要とし、廃棄物も大量に排出されるという課題がありました。この課題に対してiFactory(R)開発チームが開発したモジュール(iCube(TM))は、2.32m/一辺の立方体の金属製フレームに各単位操作を内装しており、これを再構成することで多様な製造プロセスに柔軟に対応します。当社は、再構成可能なモジュール型「連続ろ過機」および「連続乾燥機」を開発しています。

 本事業は独自の技術を有する異業種各社が業界の垣根を超えて共同で開発に取り組み、コンセプト作りから設計、製作、運転までを実現しています。この革新的な連続生産システムの開発と今後の展開が「実用化が期待される先駆的技術の開発」に顕著な功績があったと認められ、今回のエンジニアリング奨励特別賞となりました。

iFactory(R)  (株式会社iFactory提供)

(左)連続ろ過機「CURUPO(R)」(クルポ)  (右)連続棚段乾燥機「プレートドライヤー」

■本リリースの取り組みを通じて、当社はSDGs(持続可能な開発目標)における次の目標に貢献します。
・目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう 
・目標12 つくる責任つかう責任
・目標17 パートナーシップで目標を達成しよう

以上
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