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乳幼児の発達全体像を一目で!新開発のデジタル評価ツールβ版をついに公開

株式会社Ecold
手軽に情報共有!保護者と保育士等が一緒に子どもの発達を支援

株式会社Ecold(代表取締役:北村耕太郎、大阪府池田市)は、児童の発達をリアルタイムで追跡・共有するデジタルツール「Ecold LINK」に新機能を追加しました。この最新のアセスメント機能は、児童情報とその追加質問の回答を分析して、子どもの発達段階を直感的に可視化します。さらに、より高い精度と効果的な支援内容の実現のため、京都大学大学院医学研究科の専門チームと共同での実証実験を予定しています。



◆ 株式会社Ecoldの取り組み
「二次障害にさせない社会の実現」を目指すエコルドは、発達障害の早期支援の大切さに焦点を当てて、成長著しい保育・幼児教育の市場にサービスを展開しています。日本国内では、小中学校の通常学級に8.8%の発達支援を必要とする児童が在籍する中、小学1年生だけで見ればその数字が12%に増加します。しかし、乳幼児期の専門的な発達支援はなかなか手が出せず、2歳児の支援率はわずか1%に留まっています。
数多くの保護者は、子どもの発達課題を認識するのは早い段階ですが、その後の専門機関へのアクセスや診断を受けるまでには長い時間がかかってしまいます。そして、乳幼児期専門の発達支援施設は限られ、多くの保育施設にも専門家が不足している現状があります。
エコルドが提供する保護者専用アプリは、そうした課題を解決するための答えとなります。子どもの生活リズムや日常の様子を簡単に記録するだけで、発達段階の全体像を精緻に分析し、必要な情報を保護者や支援者へと伝えます。そして、今後は発達支援施設や保育施設のスタッフへ、具体的な課題に応じた研修プログラムも提供予定です。
<エコルドの革新的サービスの特色3つ>
1. デジタルツール Ecold LINK
全国27の先進的な発達支援施設で導入され、780人の保護者に支持されているデジタルツール「Ecold LINK」。このツールは、保護者と児童それぞれに専用のアカウントを提供し、通所する施設との間だけで情報共有が行える革新的なシステムです。さらに、施設側のサービス提供記録や実績記録、国保連請求といった事務業務もデジタル化。事務手続きの時間を大幅に削減し、より多くの時間を児童のサポートに集中できるように設計されています。Ecold LINKは、業務の効率化だけでなく、療育の質を高めることで、児童の可能性を最大限に引き出すことを目指しています。
⚫︎ Ecold ホームページ
https://ecold.co.jp/
2. 京都大学との共同研究と実地の臨床経験
当社が運営する「療育センターエコルド」は約80名の乳幼児への発達支援を行っており、この実地の経験をもとに、京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻先端リハビリテーション科学コースにおける先端作業療法学講座と先端理学療法学講座のチームと共同で"発達評価指標の研究開発"を進行中です。その成果は国際学術誌「Occupational Therapy International」で公開されるなど、学術的な評価も受けています。今後の目標は、新しいアセスメント機能を実際に試験して、さらなる精度の向上や具体的な支援内容・研修の検討を進めることです。
⚫︎ 京都大学大学院医学研究科 人間健康科学系専攻 青山研究室 ホームページ
https://humanalysis-square.com/
⚫︎ 京都大学大学院医学研究科 人間健康科学系専攻 先端作業療法学講座 ホームページ
https://aot.hs.med.kyoto-u.ac.jp/
3. 日常生活のデータと発達支援の5領域を組み合わせた独自の分析
デジタルツール「Ecold LINK」は、保護者や発達支援施設との間で日常生活の情報を収集。さらに、厚生労働省の最新の研究に基づく5つの発達領域(言語・コミュニケーション、人間関係・社会性、認知・行動、感覚・姿勢・運動、健康・生活)を分析の中心として活用します。この独自の方法により、児童発達支援や放課後デイサービスの個別支援計画の原案作成やモニタリングの評価が効果的に行え、発達支援の質が一層向上することが期待されます。

◆ 今後の展望
エコルドは全国に20の施設を展開し、保育と発達支援の両立を目指しています。私たちの目標は、"Ecold LINK"システムのアセスメント機能を強化し、これを基に新しい研修プログラムを開発すること。そして、これを保育園等でも取り入れ、発達の"気づき"の段階からの早期介入を実現するシステムを広めていくことです。
◆ コメント
中山のぞみ COO兼療育センター長
「早期発見、早期介入が発達障害の子供たちにとって最も重要。デジタル技術を駆使したアセスメントツールを普及させることで、保育園での日常でも適切なアセスメントと、それに続く早期の介入が実現します。エコルドのビジョンは、発達の課題に気づく段階からサポートする社会を築くことです。」
北村耕太郎 CEO
「日本の少子化の中、発達障害の子供たちは増え続けています。発達課題を持つ子供たちへのサポートは、少子化対策としても不可欠です。私たちは、アセスメントの結果をもとに、保育士が具体的なアプローチを学べる教育システムを構築します。私たちの夢は、障害の有無、居住地域に関わらず、全ての子供が最適な支援を受けられる世界を実現することです。」
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