医療・医薬・福祉

1台2役で実現!体表と心臓内の両方の電気ショックが可能な利便性の高いシステムの販売を開始

フクダ電子株式会社
心臓カテーテル検査室での電気ショックを早く、正確に、効率良く実施

フクダ電子株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長 白井 大治郎)は、2023年7月1日に保険適用となった心腔内除細動システム(手動式除細動器(販売名:ダイナハートFC-6200シリーズ)と心腔内除細動カテーテル(販売名:FKD心腔内除細動カテーテル[Scooper DF] )の組合せ使用)を9月1日より発売開始致します。 本製品は主に、病院の心臓カテーテル検査室で行われる心房細動に対するカテーテルアブレーションという不整脈治療手術中に、電気ショックによって心臓のリズムを正常に戻すことを目的とした製品で、薬事承認を2023年5月16日に取得しておりましたが、その後の市場調査(臨床評価)において安全性の確認ができましたので、販売開始を決定しました。


フクダ電子社製 心腔内除細動システムの主な特徴


1台2役
従来の製品※1は、心臓の中に挿入したカテーテルを通じて電気ショックを行うための専用機が必要でしたが、本製品はその他の用途でも使用されるAEDモードも搭載した手動式除細動器(ダイナハートFC-6200シリーズ)をベースにすることで、1台で体表での電気ショックと心臓内での電気ショックの2役を兼ねる製品となっております。

電気ショックのための充電(チャージ)時間が短い
本製品は “MAJET Biphasic Circuit” という当社独自のテクノロジーを搭載し、電気ショックエネルギーの充電時間の短縮を実現しました。
【電気ショックエネルギー充電時間(新品バッテリー満充電時)】

江戸川病院(東京都江戸川区)循環器内科 部長 慶田 毅彦 医師は、「心房細動カテーテルアブレーション手術中に電気ショックを行う機会は多く、充電時間が短いことは大きなメリットとなります。特に電気ショックにより心房細動が停止しても直ぐに再発してしまうような症例では有用です。」 と述べています。

心臓カテーテル室でのレイアウトの自由度が高い

本製品は手動式除細動器(電気ショックのための操作本体)と心腔内除細動ボックスの間を10mのケーブルで接続する構成となっているため、心臓カテーテル室での術者やメディカルスタッフの動線に合わせて、効率の良い設置が可能です。




国産製品

本製品は、2011年の東日本大震災で甚大な被害を受けたフクダ電子多賀城研究所(宮城県多賀城市)から復興のために宮城県大和町に移転し、2012年から新たな生産拠点となったフクダ電子ファインテック仙台株式会社で製造しております。


フクダ電子株式会社営業本部長コメント
フクダ電子株式会社常務取締役営業本部長の玄地 一男は「本邦での心房細動カテーテルアブレーションの症例数は年々増加しており2021年には年間80,000例以上に上りました。 その手術中に用いられる心腔内除細動システムの市場に当社が参入することで市場を更に発展させ、医療機関をはじめとしたお客様にメリットを提供できると期待しております。」 と述べています。

(※1:他社製品)

フクダ電子株式会社について
フクダ電子株式会社は1939年(昭和14年)の創業以来、国産心電計のトップメーカーとして歩み続け、予防・検査~経過観察・リハビリ~在宅医療までトータルソリューションを展開しております。
『社会的使命に徹し、ME機器の開発を通じて、医学の進歩に寄与する』という経営理念のもと、今、この大変化の時代、これからもスピーディな応変力で世界の人々の健康へ貢献できる医療テクノロジーの創出に全力を注いでまいります。

【会社概要】
社名:フクダ電子株式会社
本社所在地:東京都文京区
代表取締役:白井 大治郎
事業内容: 医療機器製造販売
設立: 1939年
HP:https://www.fukuda.co.jp/
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