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<カゴメ、町田市教育委員会、町田市公立小学校栄養教諭による3者共同開発>野菜摂取量推定機『ベジチェック(R)』を活用した食育授業で児童の野菜摂取の改善を確認

カゴメ株式会社
~ 2024年以降はさらに実施校を拡大 ~

 カゴメ株式会社(代表取締役社長:山口聡、本社:愛知県名古屋市)は、町田市教育委員会、町田市公立小学校栄養教諭と共同で、推定野菜摂取量を表示する「ベジチェック(R)」(※1)を活用した小学生向け食育授業を開発し、2023年1月から3月にかけて町田市内のモデル校で食育授業を実施しました。その結果、モデル校において児童の野菜摂取の改善が認められました。本取り組みは、第70回日本栄養改善学会学術大会において、9月2日(土)に発表しました。  町田市では、この食育授業を2023年4月より12校に拡大し、2024年度以降もさらに増やしていく予定です。なお、2023年は町田市以外の複数の自治体にて本授業の実施が予定されています。






町田市の公立小学校における食育
 町田市の小学校給食においては、市内産の食材や旬の食材、日本の伝統的献立を取り入れながら成長期の児童の発育に必要な栄養や食品構成を考えて献立を作成しており、特徴的な取り組みとして、全校で町田産農産物ブランド「まち☆ベジ※2」を使用した「まち☆ベジ給食」を実施しています。

■ 食育授業の概要
 町田市内の公立小学校の3年から5年生の児童を対象に食育授業を実施しました。児童は授業前にベジチェック(R)で自分の野菜摂取の状況を測定した上で、食育授業時間中に野菜の役割や給食の栄養バランスの良さ、もっと野菜を食べるためのコツなどを学びました。さらに、一ヶ月間の野菜摂取改善の行動目標を立てて各自が取り組み、一ヶ月後に再度ベジチェック(R)を測定した上で、野菜摂取の変化や、行動目標への取組み状況についての振り返りを実施しました。

■ 食育授業の結果
第70回日本栄養改善学会学術大会では、モデル校の1つである鶴川第三小学校における児童の野菜摂取の改善状況について報告しました。鶴川第三小学校では、4年生、5年生に食育授業を実施し、約7割の生徒でベジチェック(R)の測定値の増加が認められ、授業前の平均値と比較して一ヶ月後の平均値の有意な増加も認められました(下図参照)。また、児童に対して実施したアンケート調査では、9割以上の生徒が、食育授業後に意識して野菜を食べるようになったと回答し、保護者に対するアンケートでも、約6割の家庭で児童から野菜摂取の要望があったとの結果が得られました。

■ 今後の展開
町田市では、2023年より希望校12校に食育授業を拡大し、2024年度以降もさらに実施校を拡大していく予定です。また、今回開発した食育授業の導入を検討される自治体には、ベジチェック(R)のレンタル時に、指導案、授業で使用するワークシート、保護者向け資料、補助教材のカゴメが作成した食育動画を無償でご提供しています。2023年は町田市以外の4つの自治体様にて本授業の実施が予定されています。

<用語説明>
※1ベジチェック(R)
自身の推定野菜摂取量が約30秒でわかる機器です。センサーに手のひらを当てるだけで結果がわかります。測定の簡便さが特徴で、他のサービスと組み合わせることで、より行動変容を促すことが期待できます。※ベジチェック(R)は医療機器ではありません。表示値はあくまでも目安となります。

※2:まち☆ベジ
地産地消を推進していくために町田産農産物のシンボルマークとネーミングを一般公募して決定いたしました。
「まち☆ベジ」と呼べるのは、町田市内在住の農業者、又は町田市内に農業経営の拠点がある農業者が、生
産記録等の管理の下で生産した農産物です。

▽サービスに関するお問い合わせ先
カゴメ株式会社 健康事業部 E-mail: kagome.happy-wellness@kagome.co.jp
TEL:048-600-0043
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