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健康経営の実態を調査|効果を実感した施策の最多は「健康診断のデータ化」も、62%の企業が未導入

エムスリー株式会社
~社員の健康実態や施策効果の”見える化”に課題感~

疾病の発症前から健康状態を維持することを目的とした取り組み「ホワイト・ジャック・プロジェクト」を始動しているエムスリー株式会社(本社: 東京都港区、代表取締役: 谷村 格、URL :https://corporate.m3.com/、以下「エムスリー」)は、健診結果や生活習慣を元に生活者の余命と健康スコアを予測する健康指標「EBHS (Evidence Based Health Score)Life:エビスライフ」や、健診結果をデータ化し全国の従業員の健康管理から結果分析までを一元管理できる健康管理クラウドサービス「ハピネスパートナーズ」を展開し、企業の健康経営をサポートしています。 このたび、全国の企業経営層を対象に健康経営に関する実態調査を実施したところ、健康経営を推進する経営層が導入した施策と効果実感した施策の間にギャップがあり、健康経営のPDCAサイクルの構築に課題感を感じていることが明らかになりました。


◆ 調査サマリー
健康経営に取り組む企業が実施した施策で、有効だったと感じたものの中で
最も回答数が多かったのは「健康診断結果などのデータ化」(67%)


実際に実施している施策では「ストレスチェックの実施」が54%でトップ。
「健康診断結果などのデータ化」はわずか38%の実施率にとどまり、
6割以上もの企業で健康診断結果などのデータ化がなされていないことが判明。


経営層が健康経営を進める中で感じている課題感で回答数が多かったものは
「従業員の健康状態把握」(33.5%)、「従業員の健康課題特定(メンタル)」(32.7%)、「定量的な効果検証」(25.1%)
現状分析~施策実施~施策後の検証までのPDCAサイクルの構築に集中。



「健康経営推進における経営層の意識調査」概要
調査方法:インターネット調査
実施対象:251名(従業員規模100名以上の企業かつ健康経営に取り組む経営層)
調査期間:2023年6月26日(月)~ 2023年7月3日(月)
調査機関:外部調査企業を利用(株式会社クロス・マーケティンググループ)

■結果詳細
健康経営のための導入施策と施策効果実感にはギャップが存在

経営層に向け、既に実施した健康経営施策のうち、「健康経営に関する施策について、効果のあった施策をすべて教えてください。」(複数回答可)と質問したところ、効果を高く実感したと最も多く回答された施策は「健康診断などのデータ化」(67%)となりました。この点から、健康経営に取り組むべき企業にとって、従業員の健康診断結果のデータ化は着手すべき有効な手段であると考えられます。
一方、健康経営に関して実施している施策(複数回答可)については、「ストレスチェックの実施」(54%)、「労働時間の是正、休暇取得推進」(48%)、「専門職(産業医など)の拡充・連携強化」(42%)が挙げられ、法令で定められた施策の実施や労働条件の改善、産業保健領域にとどまる施策のケースが多くなっています。最も多くの経営層が効果を感じたと挙げた「健康診断結果などのデータ化」は6番目、トップとは16ポイントの差となる38%の実施率にとどまり、多くの企業で効果が見られたデータ化は過半数をこえる62%の企業では進んでいない実態が判明しました。



健康経営の課題は現状分析と効果検証

経営層が「健康経営に取り組む中で、課題に感じていること」(複数回答可)を聞いたところ、健康経営推進時に抱える課題感の傾向は、「HOW」、すなわちどのように健康情報を把握するか、効果を把握するかに関連する部分が大半となっています。トップ5を見ると、上から「従業員の健康状態把握」(33.5%)、「従業員の健康課題特定(メンタル)」(32.7%)、「定量的な効果検証」(25.1%)、「課題の優先順位付け」(23.5%)、「KGI・KPIの設定」(23.1%)と、分析~施策~効果評価のPDCAサイクルがうまくいっていないことが浮き彫りになりました。




健診結果のデータ化から分析・施策評価までの一括提供を実現

今回の調査を受け当社は、未病対策・病気予防として発足しているホワイト・ジャック・プロジェクトを通じ、企業に対して、健康経営を推進しやすい環境の提供に取り組んでまいります。特に、本調査で明らかになった課題である健康診断結果のデータ化や分析・施策提案分野に関しては、健康診断の結果管理ツールである『ハピネスパートナーズ』に、健康指標『EBHS Life(エビス・ライフ)』を新規搭載し、課題の分析、施策、評価まで一貫して行うことが可能です。
従業員の健康状態のデータ化・活用の動きは今後も加速すると予想されます。当社は、産業保健・健康経営領域のDX化と改善に寄与することで、従業員の健康を起点とした経営環境の改善・効率化を促し、快適な働き方の支援を今後も続けてまいります。


■ホワイト・ジャック・プロジェクト
「病気になってから治療を行うこと」にとどまらず、「そもそも病気になることをできるだけ予防する」ことで、エムスリーのミッションをより川上の段階から実現していくための取り組み。健診結果や生活習慣を元に生活者の余命と健康スコアを予測する健康指標「EBHS (Evidence Based Health Score)Life:エビスライフ」とハピネスパートナーズを主軸に展開しています。
公式ウェブサイト:https://m3comlp.m3.com/lp/white-jack-project/concept

■ハピネス パートナーズ
健診結果や勤怠データ、ストレスチェック、健診受診状況、面談記録、指導記録といった従業員の健康に関するデータを一元管理する従業員健康管理クラウドサービス。特殊業務歴に応じての健康診断の予約・管理、都道府県や病院によって異なる健康診断の評価基準も統一のフォーマットで管理するなど、それぞれの会社に応じたカスタマイズ性が高いのが特長です。さらに健康診断結果のみならず、日々の生活習慣、勤怠管理から算出される健康指標「EBHS Life」による分析により次の健康経営のための打ち手の提案や、労基署報告の作成や受診勧奨の工数削減等の健康管理にかかる業務工数を約70%削減します。
公式ウェブサイト:https://www.m3hd.co.jp/lp/lp01/

■EBHS Life
EBHS Lifeは日本人の健康状態と平均余命の関係に注目した指標です。個人向けレポートと企業向けレポートの2種類が存在します。
個人向けレポートでは、平均余命のEBHS Lifeを「100」という値に設定し、健康状態の良し悪しに合わせて数値が上下することで現在の健康状態を表すほか、そこから予測される余命を表示します。企業向けレポートでは、企業全体の健康状態を可視化・分析します。企業内のEBHS Lifeの平均や事業所別、部署別、職位別、労働生産性の低下、ワークエンゲージメントなど様々な切り口での比較、生活習慣とEBHS Lifeとの関連を提示し、企業担当者に向けてアクションプランも提案します。
公式ウェブサイト:https://m3comlp.m3.com/lp/ebhs-life/ebhs-life

■エムスリー株式会社
エムスリーは2000年以降創業で唯一日経225銘柄にも選ばれており、国内32万人以上、世界約650万人の医師が利用するプラットフォームを活用し、日本、世界の医療の変革にチャレンジしています。「インターネットを活用し、健康で楽しく長生きする人を1人でも増やし、不必要な医療コストを1円でも減らすこと」を事業の目的に掲げ、より良い医療の実現に向けて、私たちは努力し続けています。

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