医療・医薬・福祉

世界がん撲滅サミット2023 in OSAKA 松浦成昭氏の激励メッセージ公開! 

世界がん撲滅サミット2023実行委員会

2023年11月3日(金・祝)正午より大阪国際会議場で開催される『世界がん撲滅サミット2023 in OSAKA』(https://cancer-zero.com)。

大会長 原丈人 氏

このたび大阪国際がんセンター総長 松浦成昭氏よりがん患者の皆さんや事務局スタッフに宛てて力強い激励メッセージが届いた。今回、それを公開させていただく。
以下は地方独立行政法人大阪府立病院機構 大阪国際がんセンター総長 松浦成昭氏のメッセージ。

大阪国際がんセンター総長 松浦成昭 氏

「世界に向けてがん撲滅をめざしましょう

がん撲滅サミットは医療者だけではなく、政・財・官、そして患者・家族を初めとした市民の皆様もいっしょになって、がんの撲滅を目的として行われるものです。患者さんの視点に立って、様々な分野の最前線で臨床・研究に取り組んでいる医療者が集まり、市民の方々と本音で意見交換をすることが最大の特徴です。日本人の2人に1人ががんにかかり、がんは国民病と言うべき時代になっており、オールジャパンでがんの撲滅を目指して本サミットが始まりましたが、視野を大きく世界に広げて挑戦するということで、世界がん撲滅サミットへと発展を遂げました。誰もがこのサミットに結集し、実のある議論をすることにより、がんの撲滅に向けた大きな一歩になることを期待しています。
がんの医療は大きく変貌しました。『不治の病』と言われ、治療成績は不良であった時代からすると、がんの診断も治療も顕著な進歩が見られ、治療成績は全体として大きく改善しました。しかし、依然として高度進行がん・再発がんに対する治療手段は限られており、延命期間は延びましたが、最終的には不幸な転帰をとげることが多く、さらなる努力が必要です。また、厚労省の『誰一人取り残さないがん対策』の通り、子どもや若年成人(AYA世代)のがん、珍しい希少がんといったこれまで、取組みが不十分であったがんにも気を配って、きめ細かな対策が取られるようになりました。
がん医療の進歩とともに、患者さんが普通の生活を送るための支援を行うことも重視されるようになりました。がんが治ることはもちろん大切ですが、治ればそれでよいというものではなく、QOLを十分に保って、毎日の生活を送ることも同じくらい大事です。様々な支援を行うとともに、できるだけ負担の少ない治療法を考えていかなくてはなりません。
今回は大阪で3年目の開催と言うことで関西在住の立場から大変喜んでいます。かつて関西は医療の先進地域であり、多くの製薬会社は大阪で産声をあげましたし、花岡青洲や緒方洪庵のように先進的な取組みも関西でされました。花岡青洲が世界で初めて全身麻酔による手術を行ったり、緒方洪庵が我が国で種痘を広めたのは、当時としては大変チャレンジングなことであったと思います。関西には新しいものに挑戦するチャレンジ精神がありますので、全国の皆さんの叡智といっしょになってがん撲滅に努めたいと思います。
 がん撲滅サミットは第一線のがんの研究者・臨床家が集いますが、主役は一般市民の皆様です。このサミットでがん医療の最前線を知るとともに、十分に議論し意見交換することが大切です。受け身ではなく、攻めの姿勢・積極的な意気込みで皆の叡智を結集することが、名前の通りがんの撲滅をめざすことにつながります。一人でも多くの人の積極的な参加をお待ちしています」

以上、『世界がん撲滅サミット2023 in OSAKA』では松浦総長の講演も行われる。
皆さんもぜひ参加してみてはいかがだろうか。

なお世界がん撲滅サミット2023 in OSAKAの会場には二階席に1500人収容が可能であるため、入場エントリーは10月27日(金)まで続けるとのこと。
『世界がん撲滅サミット2023 in OSAKA』入場エントリー(入場無料)は大会HP(https://cancer-zero.com)より一度に4名様までの申し込みが可能。

大阪国際会議場

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
本コーナーの内容に関するお問い合わせ、または掲載についてのお問い合わせは株式会社 PR TIMES ()までご連絡ください。製品、サービスなどに関するお問い合わせは、それぞれの発表企業・団体にご連絡ください。

関連記事(PRTIMES)