医療・医薬・福祉

バイオ医薬品およびmRNAワクチン原薬等の製造棟建設プロジェクトを受注

日揮HD
日揮ホールディングス株式会社(代表取締役会長CEO 佐藤雅之)は、このたび日揮株式会社(代表取締役社長執行役員 山田昇司)が、タカラバイオ株式会社(代表取締役社長 仲尾功一)より、CDMO事業※1の新拠点となるバイオ医薬品およびmRNAワクチン原薬等の製造棟建設プロジェクトを受注しましたので、お知らせいたします。 本プロジェクトの詳細は下記の通りです。


1.契約先: タカラバイオ株式会社
            
2.建設場所: 滋賀県 草津市(同社 本社地区内)


3.役務範囲: バイオ医薬品およびmRNAワクチン原薬等の製造棟に関する設計・調達・
建設工事(EPC)、およびバリデーション役務


4.契約形態: ランプサム契約


5.受注額:  非公表


6.竣工・引渡し:  2027年(予定)

7.プロジェクトの概要
バイオ医薬品は、特定の細胞や組織に作用し高い効果や副作用が少ないことが期待できる医薬品として近年、急速に市場が拡大しています。
本プロジェクトは、タカラバイオ株式会社の本社地区内に、「遺伝子・細胞プロセッシングセンター3号棟」を新設するものです。本施設はデュアルユースの機能を担い、感染症パンデミック発生時には、国の指示に基づきウイルスベクターワクチン原薬、mRNAワクチン原薬および部素材(mRNA製造用酵素)等を製造し、平時にはCDMO事業の拠点として遺伝子治療用ベクター、核酸医薬品等のバイオ医薬品を製造する施設となります。
加えて、本施設では、市場に求められる新たなバイオ医薬品の製造プロセスの開発・生産へ柔軟に対応するためシングルユース技術※2を適用し、GMP※3を満たす多品目の同時生産が可能な製造機能と品質管理機能を備えます。


当社グループは、医薬分野における国内のリーディングコントラクターとして、1980年代より約半世紀にわたり数多くの医薬品プラントの設計、建設を手掛けてきました。こうした豊富な実績と知見に基づく提案力が顧客に評価され、本プロジェクトの受注へつながったものと考えています。
バイオ医薬品は分子構造の複雑さゆえに製造難度が高く、高度なエンジニアリングが要求されます。当社グループは今後も、バイオ医薬品などのニューモダリティ分野において多様化する顧客ニーズに対し、最適なソリューションを提供することで医薬品分野の発展に貢献してまいります。


※1 CDMO 事業:Contract Development and Manufacturing Organization の略。医薬品の製造工程の開発から、治験薬や商業生産までを受託する事業を指します。
※2 シングルユース技術 | ヘルスケア・ライフサイエンス | 日揮ホールディングス株式会社 (当社ホームページへのリンク)
※3 GMP:Good Manufacturing Practiceの略。医薬品の製造管理および品質管理の基準を指します。
完成予想図
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