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【福岡県】休眠預金を活用した「困難を抱える家庭を取り残さない仕組みづくり」実行団体の公募をスタート

一般財団法人ちくご川コミュニティ財団
2023年度通常枠の資金分配団体に計1億円を助成 3回の公募説明会や個別相談を実施

一般財団法人ちくご川コミュニティ財団(所在地:福岡県久留米市)は、国の「休眠預金等活用制度」に基づく2023年度の資金分配団体として、一般財団法人日本民間公益活動連携機構(所在地:東京都、以下JANPIA)より選定されました。「困難を抱える家庭を取り残さない仕組みづくり-子ども若者とその家族のためのコレクティブインパクト-」として、福岡県久留米市とその周辺地域で活動する実行団体の公募を、23日からスタートしました。採択は5団体程度を見込んでおり、計1億円を助成する予定です。経済的困窮、児童虐待、不登校、障がい・病気、産前産後期、外国ルーツなどに関わる家庭の課題解決に一緒に取り組んでいきます。3回の公募説明会を予定しており、個別相談にも対応いたします。多くの団体からの応募をお待ちしております。



■居場所づくりだけでは解決できない、困難を抱えた家庭の課題の深刻さ
 当財団では、2020年より、助成事業を通して子ども若者の居場所の充実を図ってきました。その結果、対象者のQOL(生活の質)改善等の成果が出ている一方、困難を抱える家庭の子ども若者は、家庭からの影響を受けやすく、居場所における支援のみでは課題の根本的な解決が難しいことが分かってきました。経済的困窮や児童虐待、障がい・病気など、一つの家庭で複数の課題を抱える実態も明らかになってきました。また、これらの家庭では、人や情報へのアクセスも”壁”となっており、公的機関や民間の支援を受けることができていないことも課題となっております。家庭支援について行政機関、CSO(NPOなどの市民社会組織)、医療機関等の分野横断的な情報共有の仕組みは確立されておらず、家庭の多様なニーズに統合的に対応する環境整備が十分とは言えません。

■包括的に家庭へアプローチする体制づくりを
 そこで本事業では、福岡県久留米市とその周辺地域のCSOなどに助成し、包括的に困難を抱えた家庭へアプローチする体制づくりを進めるために、複数の実行団体で連携し、以下の活動を役割分担しながら行っていきます。
 まず、困難を抱えた家庭が取り残されることなく、人や情報にアクセスできるようにするために、CSOによる家庭訪問やイベント等のアクセス活動を実施します。また、家庭にアクセスできた後、様々な困難を抱える家庭の状況を正確に把握し、多様な社会資源につながるため、様々な関係者と情報共有を適切に行うアセスメント活動を行います。

 ただ、家庭とつながるだけでは、課題の根本的な解決には至りません。つながった後も、様々な困難を抱える家庭の状況に応じた支援の実施、または必要な社会資源(サービス)の紹介を行うことで、子ども若者とその
家族のQOL向上を図るアプローチ活動を実施します。これに加え、協働を推進するためのコレクティブインパクト※チームの立ち上げを行い、「困難を抱えた家庭を取り残さない」仕組みづくりを実施していきます。
※コレクティブインパクト=企業・行政、CSOなどセクターを超えて知識や技術を持ち寄って協力し、社会的なインパクト(影響)を出すこと。

■公募情報はHP参照を

 公募情報については、下記のURLをご覧ください。
https://c-comfund.com/info/kyumin/20231016_copy.html

 また、公募説明会を下記の日程で実施します。

第1回目:
10月26日(木)19:00~20:30
対面会場:久留米市市民活動センターみんくる(https://maps.app.goo.gl/x3UompH7kTMDH6Vs8
第2回目:
11月11日(土)14:00~15:30
対面会場:久留米市御井町1635久留米大学御井学舎900号館「つながるめ」(https://maps.app.goo.gl/Bq8MZSyw8oLx7ijj6
第3回目:11月20日(月)19:00~20:30
対面会場:久留米市御井町1635久留米大学御井学舎900号館「つながるめ」(https://maps.app.goo.gl/Bq8MZSyw8oLx7ijj6
公募説明会お申し込みはこちら
https://forms.gle/AeqR1XKEw1QH9hfv8
個別相談の日程調整はこちら
https://meeting.eeasy.jp/kyuminccf/2023

 一つでも多くの家庭が社会資源とつながり、あらゆる困難が解決できるように、実行団体と手を取り合い、事業を進めていければと思っております。ぜひ多くの団体の応募をお待ちしております。



https://prtimes.jp/a/?f=d96760-6-d31659d00d3b675f23e29a1915eb7c17.pdf

■休眠預金等活用制度とは?
 「民間公益活動を促進するための休眠預金等に係る資金の活用に関する法律」(休眠預金等活用法)に基づき、2009年1月1日以降の取引から10年以上、その後の取引のない預金等(休眠預金等)を社会課題の解決や民間公益活動の促進のために活用する制度が2019年度から始まりました。


■ちくご川コミュニティ財団とは
 一般財団法人ちくご川コミュニティ財団(拠点:福岡県久留米市)は、2019年に福岡県で初めて市民が立ち上げたコミュニティ財団です。
 
 九州最大の河川「筑後川」が流れる関係地域で、NPOなどの市民活動に取り組む方々をサポートする中間支援組織として、資金面・非資金面の両面から伴走支援活動をしています。

 子ども若者基金や災害支援基金といった独自の基金運営のほか、休眠預金等活用事業の資金分配団体として活動しています。

 「誰かの役にたちたい」と活動する、地域の団体や個人を後押しするのが私たちの役目です。
2022年11月には公益財団法人日本非営利組織評価センターによる「グッドガバナンス認証」を福岡県で初めて取得しました。
HP:https://c-comfund.com/
Facebook:https://web.facebook.com/ccomfund
X:https://twitter.com/chikugogawa_cf
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