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全国「殺処分ゼロ」を目指すピースワンコ・ジャパン、保護犬の譲渡・返還数が4000頭を突破

ピースウィンズ・ジャパン
新しい家族と出会えた4000頭目のワンコは、酷い皮膚状態から可愛い姿に大変身!

犬の保護・譲渡活動「ピースワンコ・ジャパン・プロジェクト」(以下:ピースワンコ)を運営している、 認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン(代表理事:大西健丞、本部:広島県神石高原町)は、これまで10年以上に渡り殺処分対象の犬の命を救い続けてきました。家族のもとへ繋いだ保護犬の譲渡・返還数が、2023年10月29日(日)に4000頭に達しました。


4000頭目のごーちゃん卒業時の写真(10月29日岡山譲渡センターにて)
ピースワンコが本部を置く広島県は当初、全国の犬・猫の年間殺処分数においてワースト1位(環境省2011年度)を記録していました。殺処分の対象となる犬は、野犬や老犬、病気持ちや障害のある犬など、行政での譲渡が難しいと判断された犬たちです。ピースワンコは最後の砦として、どんな命も諦めない覚悟で10年以上にわたり犬たちを引き出し続けてきました。
保護した犬(以下、ワンコ)は、獣医師と共に健康管理を行った後、人馴れやお散歩などのトレーニングを経て、生涯を共にする家族と出会えるよう出来るだけ譲渡へと繋げています。
介護や医療的ケアが必要な子は、最期まで大切にピースワンコでお世話をしますが、どんなワンコもいつかは新しい家族のもとで、一身に愛情を受けながら幸せになって欲しいというのがスタッフの願いです。

ごーちゃんも、そんな幸せを手にしたワンコでした。2023年3月、ピースワンコに引き取られた頃のごーちゃんは、身体はやせ細っていて皮膚もボロボロな状態でした。野犬として野山で生き抜いてきたものの、十分な栄養が摂れていなかったようです。そして、生まれてからこれまで人間と接することなく育ったため、人に対して警戒心を抱いていました。
ごーちゃんは保護されてから、栄養バランスの摂れた食事やお散歩練習、スタッフとの人馴れトレーニングを経て、みるみる可愛いワンコへと変身していきました。
そして10月29日(日)ピースワンコ・ジャパン岡山譲渡センターから、遂に卒業の日を迎えることが出来たのです!ピースワンコでは、記念すべき【譲渡・返還4000頭目】のワンコとなりました。

(左)保護当時、皮膚状態がボロボロだったごーちゃん・(右)可愛いワンコへと変身したごーちゃん
ごーちゃんのように家族の一員として迎え入れられ、ピースワンコを卒業して“第二の犬生”を歩んでいるワンコたちが全国にたくさんいます。これまでの4000頭の卒業実績を以って、「人と犬は共に幸せに暮らすことが出来る」ということを10年以上をかけて証明してきました。
また、広島県では2016年以降、今日に至るまで殺処分機の稼働を止め続けることが出来ています。今年新設された動物愛護センターにも殺処分機はありません。大きな進歩だと思っています。
そして、環境省が発表した最新の犬の殺処分数は、全国2739頭(環境省2021年度)と過去最少値を更新しました。保護・譲渡の循環を広島から全国へと広げ、全国の犬の「殺処分ゼロ」を1日でも早く達成出来るように全力で活動してまいります。

これからも保護犬の認知、譲渡活動が拡大して、ごーちゃんのような幸せな犬が増えるように、報道関係の皆さまにおかれましてはぜひ、取材・報道をしていただけますようお願い申し上げます。


【特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンと「ピースワンコ・ジャパン」について】
ピースウィンズ・ジャパンは、 国内外で自然災害、 あるいは紛争や貧困など人為的な要因による人道危機や生活の危機にさらされた人びとを支援する国際協力NGOとして1996年に設立され、これまでに世界38カ国で活動してきました。 また、 緊急災害支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団」の運営や、犬や猫の殺処分ゼロを目指した動物の保護・譲渡活動、地域活性化などに取り組み、社会問題の解決を目的とした活動に幅広く力を入れています。 URL: https://peace-winds.org

ピースウィンズ・ジャパンが運営する「ピースワンコ・ジャパン・プロジェクト」は、本部の広島を拠点に全国9か所のシェルター・譲渡センターで「日本の犬の殺処分ゼロ」を目指して活動を行っています。広島県の犬の殺処分機は7年以上稼働を止めており、これまでに4000頭以上の保護犬を譲渡・返還してきました。 URL:https://peace-wanko.jp
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