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ウーマン・オブ・ザ・イヤー2024、abaの宇井吉美が受賞!

株式会社aba
女性のキャリアとライフスタイルを支援する月刊誌「日経WOMAN」(日経BP)が主催するアワード「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2024」の受賞者の一人に弊社代表の宇井吉美が選ばれました。 ウーマン・オブ・ザ・イヤーは、「働く女性のロールモデルを掲示」「組織の中に埋もれがちな個人の業績に光を当てる、人材発掘型の企画」「働く女性の『今年』と『これから』を映し出し、時代の変化の矛先を捉える」という3つの主旨のもと日経WOMANが毎年実施しているアワードで、「新規性」「成功度」「社会へのインパクト」「ロールモデル性」の4つの評価軸で受賞者を選出しているそうです。 25回目となる本年は、弊社宇井吉美を含む8名が選出されました。



〈参考〉ウーマン・オブ・ザ・イヤー2024発表!
https://woman.nikkei.com/atcl/column/22/111000047/112400001/?i_cid=nbpxwom_sied_top_cs_pc1

【授賞式での宇井のスピーチ】
abaの宇井と申します。
私が今持っているのは、10月30日に発売したHelppad2(ヘルプパッド2) というものです。これはベッド上に敷くだけで、臭いで排泄がわかる製品となっております。
私がこの開発を始めたきっかけは、中学生の時に祖母が病気になったことでした。その時の経験から、私自身が介護者となり、介護者の負担を減らしたいと思い介護ロボットの開発に携わるようになりました。
今日は、ウーマン・オブ・ザ・イヤーということで、私が一人の女性としてどんな生き方をしているのかを少し話させてください。
私がこの事業に携わるようになったきっかけである祖母ですが、祖母はいくつもの社会課題のタブ(Tab)を背負っている人生を送ってきました。戦中戦後は家事の手伝いなど、いまでいうヤングケアラーとして過ごしていました。
大人になって嫁いだあとは、家事や育児だけでなく、家計も支えるような生活を続けていました。
その後も、(孫である)私と妹の子育てを続け、60歳になった時、生まれてこなきゃよかったというくらいの辛い鬱病にかかってしまったというのが彼女の人生です。
今話した内容だけでも、祖母はいくつも社会課題を背負ってると思ってます。
なので私は、祖母の人生を日々振り返りながら、祖母ができなかったことを一つでもやろうと思ってます。
私はおかげさまで、大学で工学博士を取れるほど十分に学ばせて頂きましたし、育児に関しても夫と二人で楽しんでおり、今も控室では二人の可愛い子供が夫と一緒に待っているような状況です。
そして私はこのヘルプパッドを始めとしたケアテック製品で、あの当時、祖母に対して優しくできなかった介護者である自分や、超高齢化を迎えていく社会を救っていきたいと思っております。
今日ここにいる皆さんは、働く女性の生き方に何かしら挑戦されてると思います。是非、今後も一緒に、これ以上祖母のような女性がでない社会を作っていければと思っています。
本日は受賞させていただきまして、本当にありがとうございました!

【プロフィール】

宇井 吉美(うい よしみ)
株式会社aba 代表取締役CEO
2011年、千葉工業大学未来ロボティクス学科在学中に株式会社abaを設立。中学時代に祖母がうつ病を発症し、介護者となった経験を元に「介護者側の負担を減らしたい」という思いから、介護者を支えるためのロボット開発の道に進む。特別養護老人ホームにて、介護職による排泄介助の壮絶な現場を見たことをきっかけとして、においセンサーで排泄を検知する「排泄センサー Helppad(ヘルプパッド)」を製品化。おむつを開けなくても排泄したことを知らせてくれることで、介護者の負担軽減を目指している。


【株式会社aba(https://www.aba-lab.com)】
abaは介護という支えあいのフィールドを支える、ケアテックカンパニーです。内閣府調査において介護の負担感が一番高かった排泄という課題に10年以上真摯に向き合い、業界で初めて、においで尿便を検知する排泄センサーを開発しました。体に装着せず、便も検知可能な排泄センサーは業界でも珍しいうえ、排泄パターン表が自動作成される仕組みも備えています。abaは、要介護者はもちろん、介護者も含め、人間本来が持つ生命力を引き出せるよう、体温のあるテクノロジーを通じて、必要なときに必要なケアを届けるお手伝いをしていきます。
代表者 :宇井 吉美
所在地 :〒274-0824 千葉県船橋市前原東3-30-5
設立 :2011年10月7日
資本金 :5,842万7,240円
事業内容 :医療・介護・福祉分野を対象としたロボティクス技術の研究開発及びサービス
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