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24時間型の訪問介護領域に特化したサービスを展開するスリーエス、HIRAC FUNDなどから3.3億円の資金調達を実施

スリーエス株式会社
新たな介護事業所開設を行うとともに、24時間型訪問介護業務支援SaaS「PORTALL(ポータル)」シリーズの開発強化。在宅介護領域の変革を目指す

スリーエス株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役CEO:千田 桂太郎、以下当社)は、第三者割当増資により約3.3億円の資金調達を実施しました。 今回の資金調達ではマネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社(HIRAC FUND 2号投資事業有限責任組合) をリード投資家としてニッセイ・キャピタル株式会社、SMBCベンチャーキャピタル株式会社、ならびに既存投資家としてANRI株式会社、株式会社ANOBAKAの計5社を引受先として、第三者割当増資を実施いたしました。今回のラウンドにより第三者割当増資による累計調達額は4.35億円となりました。 この度の資金調達により新たに当社直営の介護事業所10事業所の開業を行なうとともに、24時間型訪問介護業務支援SaaS「PORTALL(ポータル)」シリーズの開発強化を推進します。 高齢者の在宅介護生活を24時間体制で支援することにより、当社のビジョンである「どんな人でも、自分の人生を決められる社会を創る」ことの実現を目指してまいります。



資金調達の背景と目指す世界


当社は「どんな人でも、自分の人生を決められる社会を創る」をビジョンに掲げています。どこで生き、どこで生を終えるかは「人生を決める」中でも、大きな要素であると考えます。
厚生労働省の調査(※2)によると「自宅において最期を迎える」ことを希望する高齢者は約7割に及びます。
しかしながら、現状においては、施設サービス/訪問介護/デイサービスの各市場は10年で+40%超の成長を示すのに対して、在宅介護の重要な提供サービスのひとつである「24時間型訪問介護(定期巡回)」については、介護保険総費用のうち0.7%(※1)にとどまっています。

夜も含めた24時間訪問と緊急時の訪問が可能なことで、高齢者が自宅で最期まで生活することを可能となる24時間型訪問介護は、未参入事業者からすると体制構築の難易度が高く、既存事業者においては共同ケアマネジメント方式(ケアマネジャーと一緒にケアプランを作っていく形式)での運営が困難で、収益化が難しい現状があります。また、それがゆえに事業所数も少ないため、介護サービス検討の俎上にあがりにくい状態となっています。

当社は、この介護上の課題を解決するため、どのような方であってもご自身の意思で過ごす場所を決めるのに重要な「24時間型訪問介護」に特化したSaaSサービスを開発し、2023年10月27日より提供を開始いたしました。
また、この度の資金調達を機に新たな介護事業所を開設、事業所数の少なさという課題克服に貢献するとともに、数年以内にまずは都内におけるサービス提供体制を構築いたします。

資金使途


当社の目指すビジョン「どんな人でも、自分の人生を決められる社会を創る」ことの実現を目指し、下記を実施いたします。

1. 人材の採用
当社の事業運営における核となる人材の採用を行います。ソフトウェアエンジニアを中心とするプロダクト開発推進体制の強化ならびに、カスタマーサクセスなどの本部機能、介護職の大幅増員による24時間型訪問介護サービスの提供体制の強化を両輪で実現します。

■コーポレートサイト: https://3s.care/

■公式noteにて、経営陣の想いをまとめました。ぜひ御覧ください。
・代表取締役CEO 千田桂太郎:https://note.com/3s_inc/n/n8cbefe30583a
・取締役CTO 川崎 暑士:https://note.com/3s_inc/n/nec666077363b

2. 当社直営の介護事業所10事業所の新規開設
当社は事業所開設方針として、首都圏中心の開設を予定しております。今回の資金調達により、10事業所を開業していく予定です。

3. 24時間型訪問介護業務支援SaaS「PORTALL(ポータル)」シリーズの開発強化
新規出店に際してはPORTALLを活用して、24時間型訪問介護サービス体制構築のノウハウを蓄積するとともに、その知見をプロダクトに反映いたします。さらに他社運営の介護事業者においても導入を促進し、2025年までに100事業所の活用を目指します。
将来的には、これらの実績をもとに導入事業所に対する経営支援サービス、BPOサービスの展開も視野に入れ、介護サービスにおける「PORTAL + ALL = PORTALL」としての立ち位置を確固たるものとすべく、邁進してまいります。

■ご参考:プレスリリース
24時間在宅介護領域特化型SaaSを開発するスリーエス、在宅介護における24時間型訪問介護マネジメントを支援する「PORTALL(ポータル)」シリーズの提供を開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000057299.html

投資家コメント


・マネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社(HIRAC FUND 2号投資事業有限責任組合)
 シニア・アソシエイト檜山 悠太朗様
国内市場の中でも特に課題が多いといえる介護領域に取り組まれているスリーエス社とご一緒できることを大変光栄に思います。少子高齢化社会において、同社が提供する24時間型訪問介護とSaaS事業は、被介護者とその家族の需要充足や、介護職/ケアマネジャーの負荷軽減など同領域の効率化に大きく寄与すると考え、本ラウンドよりご出資をさせていただきました。
当ファンドLPの地域金融機関様との連携やマネーフォワードグループに蓄積しているSaaS開発経験の共有などを通じ同社の成長に少しでも貢献していければと考えています。事業を牽引する千田さんをはじめとする経営陣の皆様に微力ではありますが全力でサポートさせていただく所存です!

・ニッセイ・キャピタル株式会社 アソシエイト 大久保 彰将様
「24時間型訪問介護」は最も高齢者に寄り添った在宅介護手段の一つです。しかし、事業者側の運営難易度の高さや収益性の低さが課題となり、世間一般に浸透していません。スリーエスは、理想的な事業所の運営・24時間型訪問介護に特化したプロダクトを提供するスタートアップであり、24時間型訪問介護市場の形成を牽引していくポテンシャルがあると感じたためご出資致しました。今後も千田さんが描く世界観の実現に向け、最大限サポートさせていただきます。

・SMBCベンチャーキャピタル株式会社 投資営業第一部 次長 大和田 佳嗣様
この度、24時間型訪問介護特化のビジネスを展開されているスリーエス社に投資家として参画させて頂きました。高齢者人口の一層の増加、在宅ニーズ拡大が予想される中、当領域は不可逆ビジネスと考えております。代表の千田さんを筆頭に、要介護者の「最期を自宅で迎えたい」との想いを実現し、介護業界の臨界点突破を目指すスリーエス社の取組を投資家として、全力で応援して参りたいと思っております。

・ANRI株式会社 Principal 中路 隼輔様
シード期から引き続き今回も投資させていただきました。1年半以上前ほどに初回投資させていただいたのですが、ピッチを聞いている間に”ああこれは日本に実装しなくてはならない事業だな・・”と感じ、オファーさせていただきました。それから有言実行で素晴らしい進捗を見させていただき、自信をもってフォローさせていただきました。日本という国で解かないといけない課題に一緒にチャレンジしていく方を募集しています!

・株式会社ANOBAKA General Partner 萩谷 聡様
シードに続いて追加出資でき、大変嬉しく思います。シード期に千田さんにお会いし、24時間型訪問介護の介護施設に関して初めてうかがいましたが、今後の介護業界に間違いなく必要になってくると思いました。
また千田さんの業界解像度の高さと、絶対にやり切る熱意を感じ、すぐに意思決定させていただきました。出資後、順調に事業所展開とプロダクト開発を進め、現場の熱量も凄まじいです。ANOBAKAとしても多面的な支援を行い、スリーエスの掲げるビジョンをサポートいたします。

当社代表・千田 桂太郎コメント


スリーエスは「高齢者の在宅生活」という選択肢を提示すべく、本事業に取り組んでまいりました。その実績だけではく、この領域における課題解決の重要性に共感いただき、出資いただけましたこと、大変嬉しく思っております。今回調達した資金を活用させていただくことで、プロダクト開発と直営事業所の出店の加速化を進めてまいります。そして、ステークホルダーとの皆さまとともに、より一層事業を成長させ、介護業界、そして、社会全体に貢献してまいります。

■ご参考:当社note
・代表取締役CEO 千田 桂太郎:https://note.com/3s_inc/n/n8cbefe30583a
・取締役CTO 川崎 暑士:https://note.com/3s_inc/n/nec666077363b

スリーエス株式会社について


高齢者にとって「自分の人生を決める」ことの大きな要素は、「どこで」生活するのかが大変重要なものとなってきます。
当社はその選択肢が施設中心となっている現状に対して、テクノロジーと新たな介護サービスモデルを通じて、「在宅生活」という選択肢を作り、高齢者/家族/専門職(介護職・ケアマネジャー等)のQOL向上を推進します。 
さらに本事業は、社会的・個人的なコストをかけない生活を可能にするもので、それは1人あたりの社会保障費を最適化していくことにつながります。社会保障は限られた財源の再分配ですので、介護にかかるコストを最適化することができれば、それ以外の分野(例えば、子育て支援など)に対して、財源を回すことにも繋がります。
生まれた環境・育った環境の違いにより、本人の努力とは無関係に、自分の人生を決められない人は多くいます。要介護者だけではない、全ての人にとって「自分の人生を決められる世界」の実現を目指していきます。

会社概要
設立年月:2019年6月3日
所在地:東京都千代田区飯田橋3丁目1−8 黒崎ビル201
資本金:167,334,654円
役員:代表取締役CEO 千田 桂太郎
事業内容:PORTALLの開発・販売(SaaS事業)、定期巡回事業(介護保険事業)
HP: https://3s.care/
問い合わせ先: info@3s.care
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