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Ji4peが市民に提供する2024年学習コース(上半期)のご案内

一般社団法人医療開発基盤研究所
医療に必要な医薬品の開発や使い方について知ることで、社会全体での当事者意識を支援します

近年、AMED(国立研究開発法人日本医療研究開発機構)による医学研究への患者・市民参画(Patient and Public Involvement: PPI)が主導され、薬業界や臨床研究を行うアカデミアにもPPIを意識した取り組みが増えてきました。Ji4pe(一般社団法人医療開発基盤研究所)では2020年6月より、社会の全てのステークホルダーが共に学ぶ環境を提供するために各種の学習コースやセミナー等を運営してきましたが、依然として海外のパワフルな産官学民による連携活動とは大きな格差があります。関係者の間では「PPIって、何をやればいいの?」との戸惑いも多く、特に従来は患者(会)と直接の接点を持たないようにしてきた薬業界や、多忙な診療の合間を縫って治験や臨床研究をする医療現場では、理念先行で体裁にこだわるあまり、なかなか期待どおりの実践に至らないという残念な状況にあります。 そこでJi4peでは、2024年からの活動を社会全体、特に市民や学生の参加を重視した呼びかけをすることで、法人設立の理念である社会参画(Public Engagement)の実現をめざしていきます。


Ji4peが2024年上半期に提供するイベントは下記のとおりです:

1.学習コース(全て参加受付中)
各コースに参加した受講者のビデオはこちら:https://ji4pe.tokyo/watchvideo.html
Aコース(1月20日開講、土曜日午後x4週):新薬の開発や安全な使い方、医療関係者とのコミュニケーション、情報の利活用、医療の経済についての講義と参加者同士のグループディスカッションを通して新たな気づきと今後の具体的な社会参画の方法について考えてみます。https://ji4pe.tokyo/course-a.html
Eコース(3月30日開講、土曜日午後x4週):今、最も求められている研究倫理審査委員会の一般委員の人材育成を目的として、審査の意義、審査資料の読み込み、スピーカートレーニング、模擬審査でのシミュレーション体験を通してすぐに使える知識とスキルを学びます。https://ji4pe.tokyo/course-e.html
Cコース(通年開講、国際認定コース):国際医薬品開発教育認定機関(PharmaTrain Federation:PTF https://www.pharmatrain.eu/ )に認定された、創薬から審査、承認後の販売促進や安全使用、医療経済学に至る、開発者のための総合学習コースです。現在、企業・アカデミアからの受講者と共に患者会の有志も学んでおり、市民や学生の参加を歓迎します。4月から第4期が開講します。https://ji4pe.tokyo/course-c.html
Dコース(通年開講、国際認定コース):Cコースと同様に、医薬品開発専門家(Specialist in Medicines Development :SMD)のためのPTFの認定コースで、Ji4peの各コースでSMD認定取得者が講師として貢献しています。https://ji4pe.tokyo/course-d.html

2.オープンセミナー

ファンドレイジングセミナー:1月より毎月開催、オンラインでファンドレイジングの基礎を学び、ファンドを獲得した方々による事例紹介と成功要因の解析を通して、実際にファンドに応募してみます。Ji4pe会員によるWorking group活動で、非会員は初回参加時の入会審査・年会費振込により1年間、無料参加できます(NEWSに毎月掲載予定:https://ji4pe.tokyo/index.html#news)。
SMDセミナー:毎月開催中、オンラインでランチタイムまたは夜間の1時間、医薬品開発や医療での課題について月替わりの講師による講演とディスカッションです。参加は無料で、事前登録制(https://forms.gle/scpGy5Tqs7MNLGQv5)、患者・市民・企業・アカデミアの誰でも歓迎します。毎月の開催概要はNEWSに掲載します(https://ji4pe.tokyo/index.html#news)。

3.その他活動

・CIOMSのPPI報告書全訳:Ji4peでは国際医学団体協議会(CIOMS)による英文報告書「Patient involvement in the development, regulation and safe use of medicines(医薬品の開発、規制、安全な使用への患者参画:2022年出版)」を全訳しました。http://cont.o.oo7.jp/51sup39/51sup39contents.html この報告書は、医薬品の研究者・製薬企業・医療関係者・患者・市民の全ての方々が医薬品の安全な使用や新たな研究開発への患者・市民参画の現状を振り返り、今後の参画推進に向けて共に考える際の資料として作成されています。今後の会員活動ではこの学びを通して自分達の患者会活動にどう役立てていけるかを考えていきますので、参加希望者の入会をお待ちしております。https://ji4pe.tokyo/joinus.html
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