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【2023年 子どもワクチン支援活動実績報告】開発途上国に対して、ポリオ、結核、はしかなど総額1億1,662万5,340円分のワクチンや関連機器を支援

認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)
ブータンでは今年風疹の排除に成功。来年で活動30年

感染症で命を落とす子どもたちを救うため、開発途上国の子どもたちへのワクチン支援活動を行う、「認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会」(以下JCV)は、今年も12月初旬に、総額1億1,662万5,340円分のワクチンや関連機器をミャンマー、ラオス、ブータン、バヌアツの4カ国に贈りました。 支援国の1つであるブータンでは、現地UNICEF事務所や医療従事者との協力により、支援する多くのワクチンで接種率90%以上を達成。今年は、国内における風疹の排除が達成されるなどワクチン接種の効果が確実に表れております。その他ミャンマー、ラオス、バヌアツを合わせた4カ国に対して、継続支援を実施いたしました。


ラオスでのワクチン接種の様子
【2023年支援総額:総額1億1,662万5,340円の内訳】



【支援国の子どもワクチン支援活動状況】


(1)ミャンマー
2021年2月のクーデター以降、市民生活の混乱が続き、5歳未満の子どもの5人に1人がワクチンを受けられていないと推測されています。今年も暫定政府からのワクチン供給が停止している少数民族地域の子どもたち約1,000人へ不活化ポリオやBCG(結核)等のワクチンを贈り、同時に地域のワクチン接種体制の構築を支援します。
(2)ラオス
 昨年3月に視察で訪問した南部のアッタプー県の診療所や接種会場では、医療スタッフとともに働く多くのボランティアスタッフが、「自分が学んだ知識と技術で子どもたちを守るためにボランティアを続けている」と活動への想いを教えてくれました。アッタプー県のワクチン接種率98%は現地の懸命な努力に支えられています。
(3)ブータン
 今年、日本に先駆けて「風疹排除」を達成したブータンのワクチン接種率は、97%前後を保っています。昨年6月の視察で出会った東部のモンガル県の病院スタッフは、車で2時間と歩いて8時間をかけて山の上の集落に暮らす子どもたちへも出張ワクチン接種を行なっており、ワクチンで子どもたちの命を守る仕事に誇りを持って取り組んでいます。
(4)バヌアツ
 83の島からなる南太平洋の小さな国では、ワクチンの運搬や保管が課題となっています。気候変動の影響で増加した、強力なサイクロンにより診療所も被害を受けていますが、医療スタッフは子どもたちが必要なワクチンを接種できるよう、時には泊まりがけで村を訪問するなど努力を重ねています。
ワクチン接種を終えたブータンの子どもと父親
【来年30周年を迎える子どもワクチン支援活動】


ポリオ、はしか、結核などの感染症は、途上国においては日常の脅威として、日々、多くの子どもたちの命と笑顔を奪い続けています。その数は1日4,000人。20秒に1人の子どもたちが、ワクチンさえ接種をすれば防げる病気で亡くなっています。
私たち、「世界の子どもにワクチンを 日本委員会」(JCV)は、途上国の子どもたちにワクチンを届け、彼らの命と未来を守る活動「子どもワクチン支援」を行う民間の国際支援団体です。UNICEFや各国の保健省と協力し、1994年から世界10カ国、1億2,759万8,996人の子どもたちにワクチンを届ける活動を続け、来年で活動30周年を迎えます。

【団体概要】



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