階段を駆け上がるアスリートのバイタルデータを数値化し公表
古野電気株式会社
―都市部高層ビルの階段活用促進や健康管理施策にも―
古野電気株式会社(本社:兵庫県西宮市、代表取締役社長執行役員:古野幸男、以下、当社)は、2023年11月19日(日)にあべのハルカスで開催された、非常階段を駆け上がり到達タイムを競い合う、「ステアクライミング(階段マラソン)」(大阪)にテクニカルスポンサーとして技術協力し、トップを競うエリート選手の走行時のバイタル情報をリアルタイムにイベント会場で公開しました。ここに改めて、取得した情報をもとにグラフ化した結果を報告いたします。
●2023 STAIRCLIMBING WORLD CHAMPIONSHIPS (大阪) 概要
日 時:2023年11月19日(日)
会 場:あべのハルカス
コース:地上1F~60F(1610段288m)
大会公式サイト:https://www.sjc-kaidan.jp/
健康需要に伴う都市部高層ビルでの階段活用の促進や、健康管理施策への活用にも期待!
今回は、高層ビルなどの建設現場にも構築できる当社のウェーブガイドLAN※1を、通信環境の整わない非常階段に簡単装備しバイタルセンサーと連携。選手の動向やラップタイム、さらには走行中の選手のストレスレベルを遠隔にいるイベント会場でリアルタイムに公開する仕組みを当イベント用に独自でソフト開発し技術協力しました。
例年の数台の定点カメラだけで競技の可視化を行っていた大会と比較すると、すべての選手動向の可視化を実現できたことは応援する側や運営側にとっても魅力的で、イベント性をより向上させることができました。この活用はスポーツイベントにとどまりません。現在、健康需要に伴う都市部高層ビルでの階段活用が注目されており、バイタルデータの遠隔管理による健康管理施策に非常に有効です。また、学校において、生徒の校庭活動における健康安全管理など様々な環境での活用が期待されます。
※1 ウェーブガイドLAN
建設現場などで使用される単管パイプを活用し電波を放射するアンテナユニットとの接続で、LANケーブルを敷設することなく、手軽に建物全体に堅牢で快適な無線通信環境を構築できます。建設現場において本システムが普及することでIoT機器活用が促進される他、現場に行かずとも遠隔地から臨場できるようになるなどICT施工による業務効率化・働き方改革も期待できます。
「ウェーブガイドLAN 」について:https://www.furuno.com/special/jp/waveguidelan/
データ評価
・エリート男子
(写真1)からもわかるように、トップを競う選手ほど高度チャートは限りなく直線を描いており、(写真2)から、各階でのラップタイムが平均化しています。緒方航選手は20階(高度約100m)まで区間6位で通過するものの、自分のペースを守り切り平均ラップタイムの誤差(ペースバラツキ)がわずか1.7秒という驚異的な安定度で優勝しました。一方2位となった高村純太選手は、先行逃げ切りで攻めたもののペースダウンし、平均ラップタイムの誤差が20.3秒であり、優勝の緒方選手とは対象的なレース展開でした。
・エリート女子
(写真3)を見ると、エリート男子に比べて曲線を描く差は小さく、このグラフからも拮抗したレース展開が伺えます。(写真4)から、トップのサンドホファー・リン選手が、平均ラップタイムの誤差(ペースバラツキ)が16.1秒と最小で、安定走行で自分のペースを守り切り見事に優勝しています。
・ストレスレベル(参考値) エリート男子
今回のイベントでは、選手の順位動向をリアルタイムに紹介するとともに、各選手のストレス度をバイタルセンサーから読み取り、イベント会場で応援する方々に紹介しました。
参考値として、一部(上位5)選手のストレス度の推移を紹介しています。全選手も含めストレスレベルが10を超える選手は少ない中、エリート男子で優勝した緒方航選手は、スタートから7分あたりまで10から13と高いレベルで推移しており、安定したラップタイムを刻む裏での高いストレス度が伺えます。
ステアクライミング 総合プロデューサー 奥野晋一郎様
今年の大阪大会は、昨年ドバイでスタートした世界選手権大会を日本にはじめて誘致(2023WORLD STIRCLIMBING CHAMPIONSHIPS)しての開催となりました。本競技を、”観ても楽しいスポーツ” にする為、FURUNO様には「ウェーブガイドLAN」技術を活かし垂直方向への安定したWi-Fiのインフラを確立いただきました。これにより現地会場でのパブリックビューイングやライブ配信を実施でき、階段内でのレース中の模様を多くの方にお楽しみいただく事ができました。さらに、この大会の為に特別に開発いただいたレース中の選手のバイタルデータ(走行中のストレス度)や位置情報を一度に観れる仕組みを創っていただきました。会場ビジョンに選手映像と併せて選手の数値データを観ながら応援できるスタイルは世界の他の国々でも実施していない画期的な取組みとなりました。この仕組みをさらに応用すれば、日頃から階段を上る動機づけになると強く感じます。
世界選手権は INTERNATIONAL SKYRUNNING FEDERATION (ISF)が主管となって開催されています。
https://www.skyrunning.com/2023-stairclimbing-world-championships/
関連リンク
2023年10月25日発表(古野電気):ステアクライミング大会のスペシャルテクニカルスポンサーに!
https://www.furuno.co.jp/news/general/general_category.html?itemid=1401&dispmid=1017
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―都市部高層ビルの階段活用促進や健康管理施策にも―
古野電気株式会社(本社:兵庫県西宮市、代表取締役社長執行役員:古野幸男、以下、当社)は、2023年11月19日(日)にあべのハルカスで開催された、非常階段を駆け上がり到達タイムを競い合う、「ステアクライミング(階段マラソン)」(大阪)にテクニカルスポンサーとして技術協力し、トップを競うエリート選手の走行時のバイタル情報をリアルタイムにイベント会場で公開しました。ここに改めて、取得した情報をもとにグラフ化した結果を報告いたします。
●2023 STAIRCLIMBING WORLD CHAMPIONSHIPS (大阪) 概要
日 時:2023年11月19日(日)
会 場:あべのハルカス
コース:地上1F~60F(1610段288m)
大会公式サイト:https://www.sjc-kaidan.jp/
健康需要に伴う都市部高層ビルでの階段活用の促進や、健康管理施策への活用にも期待!
今回は、高層ビルなどの建設現場にも構築できる当社のウェーブガイドLAN※1を、通信環境の整わない非常階段に簡単装備しバイタルセンサーと連携。選手の動向やラップタイム、さらには走行中の選手のストレスレベルを遠隔にいるイベント会場でリアルタイムに公開する仕組みを当イベント用に独自でソフト開発し技術協力しました。
例年の数台の定点カメラだけで競技の可視化を行っていた大会と比較すると、すべての選手動向の可視化を実現できたことは応援する側や運営側にとっても魅力的で、イベント性をより向上させることができました。この活用はスポーツイベントにとどまりません。現在、健康需要に伴う都市部高層ビルでの階段活用が注目されており、バイタルデータの遠隔管理による健康管理施策に非常に有効です。また、学校において、生徒の校庭活動における健康安全管理など様々な環境での活用が期待されます。
※1 ウェーブガイドLAN
建設現場などで使用される単管パイプを活用し電波を放射するアンテナユニットとの接続で、LANケーブルを敷設することなく、手軽に建物全体に堅牢で快適な無線通信環境を構築できます。建設現場において本システムが普及することでIoT機器活用が促進される他、現場に行かずとも遠隔地から臨場できるようになるなどICT施工による業務効率化・働き方改革も期待できます。
「ウェーブガイドLAN 」について:https://www.furuno.com/special/jp/waveguidelan/
データ評価
・エリート男子
(写真1)からもわかるように、トップを競う選手ほど高度チャートは限りなく直線を描いており、(写真2)から、各階でのラップタイムが平均化しています。緒方航選手は20階(高度約100m)まで区間6位で通過するものの、自分のペースを守り切り平均ラップタイムの誤差(ペースバラツキ)がわずか1.7秒という驚異的な安定度で優勝しました。一方2位となった高村純太選手は、先行逃げ切りで攻めたもののペースダウンし、平均ラップタイムの誤差が20.3秒であり、優勝の緒方選手とは対象的なレース展開でした。
・エリート女子
(写真3)を見ると、エリート男子に比べて曲線を描く差は小さく、このグラフからも拮抗したレース展開が伺えます。(写真4)から、トップのサンドホファー・リン選手が、平均ラップタイムの誤差(ペースバラツキ)が16.1秒と最小で、安定走行で自分のペースを守り切り見事に優勝しています。
・ストレスレベル(参考値) エリート男子
今回のイベントでは、選手の順位動向をリアルタイムに紹介するとともに、各選手のストレス度をバイタルセンサーから読み取り、イベント会場で応援する方々に紹介しました。
参考値として、一部(上位5)選手のストレス度の推移を紹介しています。全選手も含めストレスレベルが10を超える選手は少ない中、エリート男子で優勝した緒方航選手は、スタートから7分あたりまで10から13と高いレベルで推移しており、安定したラップタイムを刻む裏での高いストレス度が伺えます。
ステアクライミング 総合プロデューサー 奥野晋一郎様
今年の大阪大会は、昨年ドバイでスタートした世界選手権大会を日本にはじめて誘致(2023WORLD STIRCLIMBING CHAMPIONSHIPS)しての開催となりました。本競技を、”観ても楽しいスポーツ” にする為、FURUNO様には「ウェーブガイドLAN」技術を活かし垂直方向への安定したWi-Fiのインフラを確立いただきました。これにより現地会場でのパブリックビューイングやライブ配信を実施でき、階段内でのレース中の模様を多くの方にお楽しみいただく事ができました。さらに、この大会の為に特別に開発いただいたレース中の選手のバイタルデータ(走行中のストレス度)や位置情報を一度に観れる仕組みを創っていただきました。会場ビジョンに選手映像と併せて選手の数値データを観ながら応援できるスタイルは世界の他の国々でも実施していない画期的な取組みとなりました。この仕組みをさらに応用すれば、日頃から階段を上る動機づけになると強く感じます。
世界選手権は INTERNATIONAL SKYRUNNING FEDERATION (ISF)が主管となって開催されています。
https://www.skyrunning.com/2023-stairclimbing-world-championships/
関連リンク
2023年10月25日発表(古野電気):ステアクライミング大会のスペシャルテクニカルスポンサーに!
https://www.furuno.co.jp/news/general/general_category.html?itemid=1401&dispmid=1017
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(2024/01/10 13:32)
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