寿五郎、令和6年4月から施行される「医師の働き方改革」に貢献

株式会社寿五郎
～「タスクシフトシェア」を推進し、優れた薬剤師を医療機関へ紹介～

薬剤師に特化した人材紹介・採用コンサルティング事業を行う株式会社寿五郎（本社：東京都豊島区、以下「寿五郎」）は、本日、令和６年4月から施行される、「医師の働き方改革」において、高度な専門知識を習得している薬剤師の人材紹介を強化し、「タスクシフトシェア」を中心とした医療現場全体の働き方体制の整備に貢献することを発表いたしました。

タスクシフティング（業務移管）で医療現場の働き方を改革現在の日本の医療は、普遍的な医療保険制度や高度な医療技術と設備が揃い、また、全国各地に医療機関が広く分布していることから、いつ、どこにいても必要な医療が受けられる社会だと言われています。この優れた仕組みを守るため、医療従事者は日々努力を重ねている一方、医師の長時間労働が問題視されています。また、今後も進んでいく少子高齢化社会では、都市部だけでなく、地方の医療従事者の人材不足により深刻な影響を与えています。また、医師の長時間労働の要因の１つとして、高度化する医療を習得するために日々の業務に追加して多くの時間を要することが挙げられます。このことから、今後も医師個人の業務負担が増え続けることが予測され、令和3年5月、医師の働き方改革を進めるために「良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制の確保を推進するための医療法等の一部を改正する法律」が公布されました。これは、従来医師が対応していた業務の一部をタスクシフティング（業務移管）することにより、医師の業務負担を下げ、時間外労働を軽減することを目的としています。また、この動きは、患者様にとってもメリットがあり、薬剤師など専門分野の担当者と直接コミュニケーションを取る機会が増え、より一層、質の高い医療を受けることが可能となります。医師の働き方改革は、これまで医師を中心として業務を行なってきた医療現場全体の改革へとつながります。医療分野における効率化と専門性の最適化が高品質な医療をもたらすこの改革の中で、薬剤師は大きな影響を受けることになります。医師との連携がより強化され、薬学のエキスパートである薬剤師が今まで以上に介入することで、医師の薬剤の取り扱いに関する業務負担を軽減することができます。例えば、病院薬剤師においては手術室やICU、救命救急等のハイリスクな部門において、薬剤の管理や薬物療法に関する説明など、医師と連携した積極的な役割がますます注目されています。また、処方提案や投与量・投与速度など、薬剤師の専門知識は医療現場で欠かせないものとなっており、薬剤師もまた、これらの知識を大いに生かすことができます。この専門性を活かした連携により、医療提供全体の質が向上し、患者様への的確な医療が提供されることが期待されます。効率的で迅速な医療提供が進むことで、患者様の安全性が向上し、同時に医療関係者の働き方改革にも寄与するとともに、医療現場全体の生産性向上が期待されます。寿五郎では、4月から適用される「医師の働き方改革」を前に、病院薬局や地域の薬局へ的確で迅速な医薬情報提供が可能な薬剤師など、優れた知識と高い専門性を兼ね備えた薬剤師を医療機関へ積極的に紹介しています。寿五郎は今後も、医療現場のさらなる進化に貢献すべく、薬剤師との連携を深め、患者様や医療従事者に優しい環境の構築に全力で取り組んでまいります。