シリーズA追加ラウンドとして新たに2.9億円の資金調達を実施
KAICO株式会社
蚕でつくる経口ワクチン、まずはブタ用飼料添加物として販売開始へ
KAICO株式会社(福岡市西区、代表取締役:大和建太、以下:KAICO)は、シリーズAの追加ラウンドとして、既存投資家である株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズと東京センチュリー株式会社に加え、新規投資家である伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社及びみずほキャピタル株式会社の4社を引受先とする2.9億円の第三者割当増資を実施したことをお知らせいたします。これまでの調達と合わせて当社のシリーズA累計調達金額は総額8.1億円となります。◆ 資金調達の背景と目的
養豚農家では、感染症予防のために注射型ワクチンが使用されていますが、ブタへのワクチン接種は農家にとってもブタにとっても非常に負担が大きい作業です。そこで、KAICOでは餌に混ぜて投与可能な経口ワクチンを開発しています。経口ワクチンは投与の簡便性から、養豚事業者や獣医師等の多くのエンドユーザーから早期の実用化を望まれています。
2023年9月、KAICOの「ブタ用経口ワクチン・飼料添加物の事業化に伴う製造基盤技術開発」事業が国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「ディープテック・スタートアップ支援事業」に採択されました。その際に、既存投資家である株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズと東京センチュリー株式会社から追加出資を受けておりましたが、新たに新規投資家2社、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社とみずほキャピタル株式会社からも出資頂くことになりました。
本資金をもとに、ブタ用経口ワクチンをまずはベトナムで飼料添加物として販売開始いたします。同時に、ベトナムを足掛かりにアジアを中心とした他国への横展開を目指します。◆ 今後の展開
経口ワクチンの事業展開は、販売エリア・国の横展開と、対象とする動物・感染症の拡大の2軸で進めています。エリア拡大については、ベトナムで販売開始予定のブタ用飼料添加物について、アジアを中心とした他国への横展開を目指し、候補国での商流構築に向けて動いています。対象の拡大については、ブタを対象とする複数の感染症に対する経口ワクチンをはじめ、養殖魚や愛玩動物向けの経口ワクチンについても開発を行っており、それぞれ実証実験フェーズへと進んでいます。
KAICOの経口ワクチンで、アニマルヘルスに貢献するとともに、動物たちと生きる畜産・養殖事業者の生産性向上にも寄与していきます。◆ 投資家コメント
〈株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ 取締役副社長 山口泰久様〉
KAICOの独創的なテクノロジーを活かした様々なアプリケーション開発を推進する姿を、ご創業初期より側で見ており、今回のラウンドでも追加出資させていただけることを大変嬉しく思っています。今後の更なる事業成長に大きな期待を寄せており、我々も引き続き全力で支援して参ります。
〈東京センチュリー株式会社 事業開発部担当部長 川久保肇様〉
2020年より3回目のマイルストーン投資をさせていただきました。弊社では幅広い事業領域で、社会課題の解決に貢献する独自の金融・サービスを提供しております。
今回の増資により、KAICO社の技術が様々な製品開発に活かされ、人や動物のヘルスケア、そして地球環境の課題解決に寄与することを期待しています。〈伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社 取締役&パートナー 阿部剛士様〉
このたび、投資家としてKAICOチームに加わる事ができ、大変嬉しく思っています。
KAICO社が持つタンパク質発現の技術は、製薬やワクチン製造など幅広く様々な領域に活用可能であり、今後グローバル企業としても成長されていくと確信しています。
KAICO社が当該領域において圧倒的なプレゼンスを確立するため、弊社のネットワーク及び知見を駆使し、最大限ご支援させて頂きます。
〈みずほキャピタル株式会社 投資第4部 部長 宇井修様〉
KAICOは、蚕蛹にバキュロウィルスを感染させ難発現性たんぱく質を短期間・安定的・大量生産するプラットフォームをもつ大学発ベンチャー企業です。
ディープテックを飼料添加物、サプリメント・ペットフード、動物・人用経口ワクチン提供などに応用して社会的課題解決に挑戦している当社を、弊社は全力でサポートして参ります。
◆ KAICOとは
KAICOは、『蚕で世界を変えていく。』というミッションのもと、蚕でつくる難発現タンパク質を医薬品・診断薬・試薬として世界に届けることを目的に、2018年4月に設立した九州大学発のベンチャーです。蚕の体内で自在にタンパク質をつくることをコアテクノロジーとして、製薬会社等のパートナーと共に新薬開発に挑戦しています。
現在、蚕でつくったタンパク質抗原を用いて経口ワクチンとする特許を出願し、ヒト用・動物用の経口ワクチン開発を行なっております。
◆ 本件に対するお問い合わせ
会社名 KAICO株式会社
代表者 代表取締役 大和建太
設立日 2018年4月2日
本社所在地 福岡県福岡市西区九大新町4-1
事業内容
(1) タンパク質の受託発現
(2) 試薬・診断薬・医薬品原料の製造・販売
HP http://www.kaicoltd.jp
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蚕でつくる経口ワクチン、まずはブタ用飼料添加物として販売開始へ
KAICO株式会社(福岡市西区、代表取締役:大和建太、以下:KAICO)は、シリーズAの追加ラウンドとして、既存投資家である株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズと東京センチュリー株式会社に加え、新規投資家である伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社及びみずほキャピタル株式会社の4社を引受先とする2.9億円の第三者割当増資を実施したことをお知らせいたします。これまでの調達と合わせて当社のシリーズA累計調達金額は総額8.1億円となります。◆ 資金調達の背景と目的
養豚農家では、感染症予防のために注射型ワクチンが使用されていますが、ブタへのワクチン接種は農家にとってもブタにとっても非常に負担が大きい作業です。そこで、KAICOでは餌に混ぜて投与可能な経口ワクチンを開発しています。経口ワクチンは投与の簡便性から、養豚事業者や獣医師等の多くのエンドユーザーから早期の実用化を望まれています。
2023年9月、KAICOの「ブタ用経口ワクチン・飼料添加物の事業化に伴う製造基盤技術開発」事業が国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「ディープテック・スタートアップ支援事業」に採択されました。その際に、既存投資家である株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズと東京センチュリー株式会社から追加出資を受けておりましたが、新たに新規投資家2社、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社とみずほキャピタル株式会社からも出資頂くことになりました。
本資金をもとに、ブタ用経口ワクチンをまずはベトナムで飼料添加物として販売開始いたします。同時に、ベトナムを足掛かりにアジアを中心とした他国への横展開を目指します。◆ 今後の展開
経口ワクチンの事業展開は、販売エリア・国の横展開と、対象とする動物・感染症の拡大の2軸で進めています。エリア拡大については、ベトナムで販売開始予定のブタ用飼料添加物について、アジアを中心とした他国への横展開を目指し、候補国での商流構築に向けて動いています。対象の拡大については、ブタを対象とする複数の感染症に対する経口ワクチンをはじめ、養殖魚や愛玩動物向けの経口ワクチンについても開発を行っており、それぞれ実証実験フェーズへと進んでいます。
KAICOの経口ワクチンで、アニマルヘルスに貢献するとともに、動物たちと生きる畜産・養殖事業者の生産性向上にも寄与していきます。◆ 投資家コメント
〈株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ 取締役副社長 山口泰久様〉
KAICOの独創的なテクノロジーを活かした様々なアプリケーション開発を推進する姿を、ご創業初期より側で見ており、今回のラウンドでも追加出資させていただけることを大変嬉しく思っています。今後の更なる事業成長に大きな期待を寄せており、我々も引き続き全力で支援して参ります。
〈東京センチュリー株式会社 事業開発部担当部長 川久保肇様〉
2020年より3回目のマイルストーン投資をさせていただきました。弊社では幅広い事業領域で、社会課題の解決に貢献する独自の金融・サービスを提供しております。
今回の増資により、KAICO社の技術が様々な製品開発に活かされ、人や動物のヘルスケア、そして地球環境の課題解決に寄与することを期待しています。〈伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社 取締役&パートナー 阿部剛士様〉
このたび、投資家としてKAICOチームに加わる事ができ、大変嬉しく思っています。
KAICO社が持つタンパク質発現の技術は、製薬やワクチン製造など幅広く様々な領域に活用可能であり、今後グローバル企業としても成長されていくと確信しています。
KAICO社が当該領域において圧倒的なプレゼンスを確立するため、弊社のネットワーク及び知見を駆使し、最大限ご支援させて頂きます。
〈みずほキャピタル株式会社 投資第4部 部長 宇井修様〉
KAICOは、蚕蛹にバキュロウィルスを感染させ難発現性たんぱく質を短期間・安定的・大量生産するプラットフォームをもつ大学発ベンチャー企業です。
ディープテックを飼料添加物、サプリメント・ペットフード、動物・人用経口ワクチン提供などに応用して社会的課題解決に挑戦している当社を、弊社は全力でサポートして参ります。
◆ KAICOとは
KAICOは、『蚕で世界を変えていく。』というミッションのもと、蚕でつくる難発現タンパク質を医薬品・診断薬・試薬として世界に届けることを目的に、2018年4月に設立した九州大学発のベンチャーです。蚕の体内で自在にタンパク質をつくることをコアテクノロジーとして、製薬会社等のパートナーと共に新薬開発に挑戦しています。
現在、蚕でつくったタンパク質抗原を用いて経口ワクチンとする特許を出願し、ヒト用・動物用の経口ワクチン開発を行なっております。
◆ 本件に対するお問い合わせ
会社名 KAICO株式会社
代表者 代表取締役 大和建太
設立日 2018年4月2日
本社所在地 福岡県福岡市西区九大新町4-1
事業内容
(1) タンパク質の受託発現
(2) 試薬・診断薬・医薬品原料の製造・販売
HP http://www.kaicoltd.jp
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(2024/01/19 15:35)
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