科学の信頼性を根底から揺るがす真実の書『Science Fictions あなたが知らない科学の真実』1/31発売
株式会社ダイヤモンド社
「科学」は私たちが世界を正しく理解するための手段ですが、一方で、査読や統計上の誤りによって日々多くの科学論文やベストセラー書籍において不正やバイアス、誇張が認められています。このような問題が発生する仕組みを多数の実例とともに解説した話題の書『Science Fictions あなたが知らない科学の真実』(著者: スチュアート・リッチー、訳者: 矢羽野薫、原題『Science Fictions: Exposing Fraud, Bias, Negligence and Hype in Science』)が1月31日に日本で発売されます。
■長年信じられてきた著名な科学実験の不正が暴かれた衝撃
数年前、著名な心理実験の一つである「スタンフォード監獄実験」の不正が暴露され世間を騒がせました。この実験は若い男性を「看守」と「囚人」に分類し、刑務所内での行動の変化を調査するものであり、特定の社会的役割が人の行動に及ぼす影響を示した調査結果として長年多くの大学で教えられてきました。しかし、その後、実験を企画した心理学者が看守役に対して具体的な行動を細かく指示していたことが明らかになり、この実験が入念に演出された「作品」であったことが明らかになったのです。
■私たちは科学に真実を語らせる義務がある
このような意図的な不正に限らず、じつは多くの科学論文やベストセラー書籍が、再現性のない脆弱な研究に基づくものであることが指摘されています。その範囲は心理学だけではなく、医学、物理学、栄養学、教育学、遺伝学、経済学などの幅広い分野に及びます。本書では、科学的エビデンスに不正・怠慢・バイアス・事実の誇張が起きる仕組みを多数の実例とともに解説しながら、「再現性の危機」の根底に横たわる構造的な問題を明らかにします。さらに、科学者への問題提起とともに、不確かな研究を見分ける方法、科学を再び信頼できるものにするための解決策を提示していきます。
<本書より>
・経済学の論文のうち過去の結果の再現を試みた論文は0.1%
・1500人以上の科学者のうち52%が再現性に「重大な危機」があると回答した
・権威ある心理学研究100件のうち、再現に成功したのは39%
・科学者の1.97%が「データを捏造したことがある」と認めた
・査読者や編集者も「刺激的で画期的な結果」を前にすると騙されやすくなる
・企業の資金提供を受けている薬物試験は「ポジティブな結果」を報告しやすい
・手法を変えながら何度も分析を繰り返し「p値<0.05」になったところでやめる統計学的抜け道(p値ハッキング)
■『Science Fictions あなたが知らない科学の真実』
著者:スチュアート・リッチー
訳者:矢羽野 薫
定価:2090円(税込)
発売日:2024年1月31日
発行:ダイヤモンド社
判型:46判・並製・448頁
https://www.amazon.co.jp/dp/4478113408/
■目次
序文
<第1部 「あるべき」と「ある」>
第1章 科学の仕組み
第2章 再現性の危機
<第2部 欠陥と暇疵>
第3章 詐欺
第4章 バイアス
第5章 過失
第6章 誇張
<第3部 原因と対処法>
第7章 逆インセンティブ
第8章 科学を修正する
エピローグ
付録 科学論文の読み方
■著者プロフィール:スチュアート・リッチー
心理学者。キングス・カレッジ・ロンドンの精神医学・心理学・神経科学研究所の講師。2015年に科学的心理学会(アメリカ)の「期待の星(ライジング・スター)」賞を受賞。『タイムズ』『ワシントン・ポスト』『ワイアード』などに数多く寄稿し、BBCラジオなどの出演もある。X(旧Twitter)は@StuartJRitchie
■訳者プロフィール:矢羽野 薫
翻訳者。主な訳書に『人間はどこまで耐えられるのか』(河出書房新社)、『運のいい人の法則』(角川文庫)、『ヤバい統計学』(CCCメディアハウス)、『マイクロソフトでは出会えなかった天職』『ザッポス伝説2.0 ハピネス・ドリブン・カンパニー』(ダイヤモンド社)などがある。
※リリース内の画像・写真は、本書籍に関わる報道を目的とした使用に限ります
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「科学」は私たちが世界を正しく理解するための手段ですが、一方で、査読や統計上の誤りによって日々多くの科学論文やベストセラー書籍において不正やバイアス、誇張が認められています。このような問題が発生する仕組みを多数の実例とともに解説した話題の書『Science Fictions あなたが知らない科学の真実』(著者: スチュアート・リッチー、訳者: 矢羽野薫、原題『Science Fictions: Exposing Fraud, Bias, Negligence and Hype in Science』)が1月31日に日本で発売されます。
■長年信じられてきた著名な科学実験の不正が暴かれた衝撃
数年前、著名な心理実験の一つである「スタンフォード監獄実験」の不正が暴露され世間を騒がせました。この実験は若い男性を「看守」と「囚人」に分類し、刑務所内での行動の変化を調査するものであり、特定の社会的役割が人の行動に及ぼす影響を示した調査結果として長年多くの大学で教えられてきました。しかし、その後、実験を企画した心理学者が看守役に対して具体的な行動を細かく指示していたことが明らかになり、この実験が入念に演出された「作品」であったことが明らかになったのです。
■私たちは科学に真実を語らせる義務がある
このような意図的な不正に限らず、じつは多くの科学論文やベストセラー書籍が、再現性のない脆弱な研究に基づくものであることが指摘されています。その範囲は心理学だけではなく、医学、物理学、栄養学、教育学、遺伝学、経済学などの幅広い分野に及びます。本書では、科学的エビデンスに不正・怠慢・バイアス・事実の誇張が起きる仕組みを多数の実例とともに解説しながら、「再現性の危機」の根底に横たわる構造的な問題を明らかにします。さらに、科学者への問題提起とともに、不確かな研究を見分ける方法、科学を再び信頼できるものにするための解決策を提示していきます。
<本書より>
・経済学の論文のうち過去の結果の再現を試みた論文は0.1%
・1500人以上の科学者のうち52%が再現性に「重大な危機」があると回答した
・権威ある心理学研究100件のうち、再現に成功したのは39%
・科学者の1.97%が「データを捏造したことがある」と認めた
・査読者や編集者も「刺激的で画期的な結果」を前にすると騙されやすくなる
・企業の資金提供を受けている薬物試験は「ポジティブな結果」を報告しやすい
・手法を変えながら何度も分析を繰り返し「p値<0.05」になったところでやめる統計学的抜け道(p値ハッキング)
■『Science Fictions あなたが知らない科学の真実』
著者:スチュアート・リッチー
訳者:矢羽野 薫
定価:2090円(税込)
発売日:2024年1月31日
発行:ダイヤモンド社
判型:46判・並製・448頁
https://www.amazon.co.jp/dp/4478113408/
■目次
序文
<第1部 「あるべき」と「ある」>
第1章 科学の仕組み
第2章 再現性の危機
<第2部 欠陥と暇疵>
第3章 詐欺
第4章 バイアス
第5章 過失
第6章 誇張
<第3部 原因と対処法>
第7章 逆インセンティブ
第8章 科学を修正する
エピローグ
付録 科学論文の読み方
■著者プロフィール:スチュアート・リッチー
心理学者。キングス・カレッジ・ロンドンの精神医学・心理学・神経科学研究所の講師。2015年に科学的心理学会(アメリカ)の「期待の星(ライジング・スター)」賞を受賞。『タイムズ』『ワシントン・ポスト』『ワイアード』などに数多く寄稿し、BBCラジオなどの出演もある。X(旧Twitter)は@StuartJRitchie
■訳者プロフィール:矢羽野 薫
翻訳者。主な訳書に『人間はどこまで耐えられるのか』(河出書房新社)、『運のいい人の法則』(角川文庫)、『ヤバい統計学』(CCCメディアハウス)、『マイクロソフトでは出会えなかった天職』『ザッポス伝説2.0 ハピネス・ドリブン・カンパニー』(ダイヤモンド社)などがある。
※リリース内の画像・写真は、本書籍に関わる報道を目的とした使用に限ります
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(2024/01/31 10:00)
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