ふきとり化粧水の認知率上昇、男性4割・女性8割
株式会社ナリス化粧品
変化する美容意識、若齢男性の美容興味・美容行動は高齢女性を上回る。多岐にわたるふきとり化粧水の使用目的が明らかに。
株式会社ナリス化粧品(代表者:村岡弘義 本社:大阪市福島区)は、主力商品である「ふきとり化粧水」の認知度を含む男女の美容に関する意識調査を行いましたので以下にまとめます。当社は、2015年度から継続してふきとり化粧水の国内販売動向調査を実施しており、2023年4月の調査で8年連続国内販売シェアがNo.1です。(TPCマーケティングリサーチ株式会社 2015年4月~2023年3月実績 調査実施2023年4月)1937年に初めて発売したふきとり化粧水の「ナリス コンク」以来、角層研究に注力しふきとり化粧水の正しい理解促進や使用方法の啓蒙を行っており、当社が日本記念日協会に申請し認可された2月10日の「ふきとりの日」に向けて、ふきとり化粧水に関する情報発信を行っています。今回は男女約4,700名に行った美容意識に関する意識や、ふきとり化粧水の認知度・使用率について過去の調査との比較・変化も含めて以下に内容をまとめます。(実施期間:2023年12月24日~2024年1月24日 調査方法:インターネットによる自社調査)※内容によって回答者数が異なるためnは各図表に記入している数字を参照ください。
【調査トピックス】
1.スキンケアを「しっかりしている」、男女ともに増加。
20~24歳男性「しっかりスキンケアしている」21.3%で、40歳以上の女性の「しっかりスキンケアしている」割合よりも多い。
2.「美容に興味がある」男性で約4割、女性で約7割。
最も興味があるのは男性で20歳~24歳、女性で15歳~19歳。スキンケアの実施と美容への興味は、男性の方がぴったりリンクしている。
3. 「ふきとり化粧水」の認知率上昇、男性約4割、女性約8割。使用率は男性9%・女性15.8%。
ふきとり化粧水を「現在使用している」のは、男女ともに20代が多い。
4. 「ふきとり化粧水」を使う目的、男女ともに「毛穴の汚れを取るため」が1位。
男女ともに4人に1人が「洗顔代わり」として使用している。
5. 「ふきとり化粧水」を使用している男性の約7割・女性の約3割が「肌に自信がある」。
一般的な調査では、肌に自信があるのは男性17.9%、女性21.8%。【調査結果】
1.スキンケアを「しっかりしている」、男女ともに増加。
全国の15歳~64歳の男性2,329名と女性2,368名の合計4,697名に、スキンケアをしているか否か聞きました。当社が約1年前に発行したリリース(2023年1月30日発行 タイトル:ふきとり化粧水の認知率、男性約2割・女性約6割)の調査時点では、20歳~59歳の男女に対する調査でしたが、昨今の美容意識の広がりや高齢層のPCの操作環境などを鑑み、今回の調査では、年齢を広げて15歳~64歳を対象に調査を実施しました。
スキンケアをしているか否かの調査について、男性は「しっかりしている」10.3%と「まあまあしている」26.7%を合わせた37%が「している」と答えています。昨年度は「しっかりしている」6.7%と「まあまあしている」27.3%で合計が34%でした。比較すると「まあまあしている」の割合は微減し、「しっかりしている」の割合は増えていることがわかりました。年齢別に見てみると、昨年は「しっかりしている」が1割を超えたのは25歳~29歳と35歳~39歳の年齢層だけでしたが、今回の調査では15歳~39歳のすべての層で1割を超え、20歳~24歳では21.3%と2割を超えています。また「しっかりしている」と「まあまあしている」を合わせた「している」の割合で見てみると15歳~19歳で47.8%、20歳~24歳と25歳~29歳でともに50.6%と半数を超えており、若年層でスキンケア意識が急速に高まっていることが伺えます。「あまりしていない」と「全くしていない」を合わせた「していない」で見てみると、最もしていない割合が多いのは55歳~59歳で81.7%、昨年度の調査では77.1%だったため微増でした。60歳~64歳の年代になると55歳~59歳よりも「している」割合が増え、「していない」割合が減ることがわかりました。
次にスキンケアをしているか否か女性に聞いた結果です。全体では「しっかりしている」21.7%と「まあまあしている」49.6%を合わせた71.3%が「している」と答えています。女性の「している」の割合が最も多いのが15歳~19歳で「しっかりしている」32.0%「まあまあしている」50.0%を合わせて82.0%です。すべての年代でスキンケアをしていると答えたのが8割を超えるのは、15歳~19歳の世代のみです。女性の「している」割合は、15歳~19歳の世代以外はすべての世代が7割程度で昨年と比較しても大きな差はないようです。女性のなかで15歳~19歳が最もスキンケアをしていると答えたのは意外な結果でしたが、今回から調査年齢を5歳下げたことにより分かった事実です。
2.「美容に興味がある」男性で約4割、女性で約7割。
美容への関心について聞きました。(この調査は昨年度との比較はありません。)男性全体では、「とても興味がある」10.9%と「まあまあ興味がある」26.2%で合計37.1%が興味があると答えています。年齢別に見てみると、最も多いのは20歳~24歳で51.8%と半数を超えています。なお15歳~29歳は5割程度が美容に興味があると答えています。世代が上がるにつれ興味がある割合は減っていきますが、30歳~44歳で4割程度、45歳~49歳で3割程度、50歳以上でも2割程度の人が興味があると答えています。女性全体では「とても興味がある」22.8%「まあまあ興味がある」43.8%で合わせて66.6%が興味があると答えています。
年齢別に見てみると、最も興味があるのは15歳~19歳で83.4%でした。女性も年齢を重ねるごとに興味がある割合は減っていき、20歳~24歳で約7割、30歳~39歳で6.5割、40歳を超えると6割程度となります。
また、スキンケアの実施と美容への興味を掛け合わせてみると、男女ともにほぼリンクすることがわかりました。特に男性はぴったりとリンクしています。女性は、あまり興味がないもののスキンケアを「まあまあしている」割合が43.9%で「あまりしていない」43.7%を上回りました。スキンケアに関しては、男性の方が女性よりも興味と行動が一致していることがわかりました。
3.「ふきとり化粧水」の認知率、男性約2割から約4割・女性約6割から約8割に上昇。使用率は男性9%・女性15.8%。
昨年度の調査で、ふきとり化粧水の認知度と使用率を調べました。男性は「よく知っている」6%・「まあまあ知っている」13.9%を合わせた19.9%の約2割が知っていると答えました。また、知っている人のうち43.3%が使用していると答えました。女性は、「よく知っている」19.6%と「まあまあ知っている」38.3%を合わせた57.9%、約6割が知っていると答え、そのうち26.2%が使用していると答えました。今回の調査では、認知と使用率を同時に確認しました。
同じ質問文章ではないため参考値だと考えますが、男性の「知っている」人で見ると「知っていて、過去に使ったことがある」・「知っていて、現在使用している」・「知っているが使ったことはない」を合わせた36.3%となり、昨年の調査の19.9%から飛躍的に増加していることがわかりました。女性は81.8%で昨年度の57.9%から増加。男性は約2割から約4割に、女性は約6割から約8割にと男女ともに認知率は大きく上昇しています。
年齢性別に見てみると、男性では20歳~24歳が「知っていて、過去に使ったことがある」割合も、「知っていて、現在使用している」割合も最も多いようです。「知っているが、使ったことがない」が最も多いのは60歳~64歳です。20代では半数を超える割合で知っていますが、30代を超えると「知らない」割合が大幅に増え30歳~44歳では6割以上、45歳を超えると7割以上が「知らない」と答えています。女性では20歳~29歳では4人に1人の割合で現在ふきとり化粧水を「使用している」と答えています。「知っていて過去に使用したことがある」のが最も多いのは35歳~39歳です。「知らない」で見てみると女性は年齢による差が少なく15歳~24歳で2割を超える人が知らないと答えていますが、それ以外の年齢はすべて2割以下でほぼ差がありませんでした。男女を比較してみると、男性の方が認知している人は少ないものの、「現在使用している」人に比べて「過去に使ったことがある」と答えた割合が少ないことから、男性の方がふきとり化粧水の継続使用傾向が高いのではないかと推察できます。
4.「ふきとり化粧水」を使う目的、男女ともに「毛穴の汚れを取るため」が1位。
ふきとり化粧水を使用している男女に、使用目的を聞きました。男女ともに最も多く選ばれたのは、「毛穴の汚れを取るため」でした。男性はnが少ないため参考値だとは考えますが、若年層だけでなく45歳以上の高齢層でも「毛穴の汚れを取るため」が選ばれています。男性は、「毛穴の汚れをふき取るため」に続いて、「皮脂をふき取るため」が選ばれており、年齢による傾向は見られません。多くの目的が選ばれている中で、年齢による意識の差は読み取ることが難しく、多岐にわたる目的で使用されていることがわかります。3番目に選ばれたのは「保湿効果を上げるため」でした。これまで女性には一般的に「ふきとり化粧水は乾燥する」という認識を持たれていることが多いと捉えていましたが、男性には当てはまらないのかも知れません。当社はふきとり化粧水のメイン機能について「不要な老化角質(垢)を取り除くため」としていますが、男性全体では25%で、最も多く選ばれているのは20歳~24歳の層で37.5%でした。ふきとり化粧水は各社・各アイテムによって機能が異なりますが39歳までの若年層では「洗顔代わり」として使用している割合も多いことがわかりました。
女性で見てみると1位の「毛穴の汚れを取るため」は男性と同じですが、2位には「不要な老化角質(垢)を取り除くため」が選ばれており、40歳~44歳の層では50%が選んでいます。女性は40代以上では約4割~5割が「不要な老化角質(垢)を取り除くため」が選ばれていますが、15歳~39歳には約2割~3割しか選ばれていないことがわかりました。また「洗顔代わり」を選んでいる割合も男性とほぼ同じ24.6%で、4人に1人は洗顔代わりとして使用していることがわかりました。女性も多くの目的が選ばれており、年齢による意識の差を読み取ることはできませんでした。
5.「ふきとり化粧水」を使用している男性の約7割・女性の約3割が「肌に自信がある」。
ふきとり化粧水を使用している男女に、肌に自信があるか否か聞きました。nが少ないものは参考値ではありますが、男性は「とても自信がある」11.2%、「まあまあ自信がある」54.1%で「自信がある」を合わせると65.3%でした。一般的にふきとり化粧水の使用の有無に関わらず、男性に肌への自信を聞くと「とても自信がある」4.2%「まあまあ自信がある」13.7%で、合わせても17.9%であることから、ふきとり化粧水を使用している男性は、圧倒的に肌に自信を持っていると言えます。女性の肌への自信と比べても、「とても自信がある」5.6%「まあまあ自信がある」25.5%の合計31.1%なので2倍以上です。一般的な女性の肌への自信は、「とても自信がある」4.1%「まあまあ自信がある」17.7%で合計21.8%なので、ふきとり化粧水を使用している女性は、そうでない女性に比べて肌への自信があるのですが、男性の方が圧倒的に自信があることがわかりました。また女性は40代を過ぎると年齢を重ねるほどに自信がなくなっていく傾向にありますが、男性を見てみると、すべての年齢で5割を超える人が自信があり、かつ50歳を超えても6割を超える人が自信があると答えています。
●全体を通した感想
当社では、ひとりひとりに寄り添った化粧品の提供だけでなく、情報の発信をしていきたいと考えており、中でも当社の主力商品である「ふきとり化粧水」に関しては、国内販売シェアがNo.1であることから、積極的な情報発信によって正しい化粧品の理解や選択肢を増やしていきたいと考えています。近年、女性だけでなく、男性の美容意識の高まりがメディアなどでも取り上げられますが、今回の調査では、昨年と比較しても急激に男女ともにスキンケア行動や美容への興味関心の高まりを感じ、美容が確かにジェンダーフリーとなっていることを実感しました。以前から「ふきとり化粧水」は、美容意識の高い女性が使用するものと捉えてきましたが、男性はそれを超えているのではないかとも推測できます。また使用目的について、これほどに多くの目的を選ぶ化粧品も珍しいのではないかと思うほどに多様な目的が選ばれていました。「ふきとり化粧水」についてそれぞれの人が期待するものが多様で、まだまだ確立していないアイテムであることが想像できます。当社では、「不要な老化角質(垢)」や、「洗顔だけでは落としきれない皮脂」をやさしく取り除くことを第一にふきとり化粧水を開発しており、「余分な角質を取り除くこと」が、美容の第1歩と考えていますが、まだまだ、正しく情報が伝わっていない現実もわかりました。今後も継続して、より長く使用していただけるよう製品開発や情報発信をしていくことで、多様なユーザーの「キレイになりたい」「自信を持ちたい」に応えられるよう取り組みます。【ふきとり化粧水とは】
初代 ナリス コンク
余分な老化角質を取り除くことにより、肌のターンオーバーに働きかけ、後で使用する化粧品の浸透を高める目的で1937年(昭和12年)に、創業者である村岡満義により開発・発売。当時は「塗り重ねること」がスキンケアの常識であったため、常識を覆した商品として注目を浴びました。スキンケアで使用する「化粧水」は、洗顔の後に一種類だけを使用することが一般的ですが、当社では、洗顔の後に「ふきとり化粧水」を使用してから「化粧水」を使用するという2種類の化粧水を使用する独自の美容理論のもと、商品を構成しています。使用方法は、コットンにふきとり化粧水をしみ込ませ、やさしくふきとります。尚、「ネイチャーコンク」のように、化粧水にふきとり機能を持たせた、1本でふきとり化粧水と化粧水の効果を併せ持つ、多機能で簡便タイプのふきとり化粧水も発売しています。尚、当社は、2017年にふきとり化粧水の国内販売シェア第1位を記念し、日本記念日協会に2月10日を「ふきとりの日」と申請し、認定されています。【健康な角層に導くための「ふきとり化粧水」 認知促進へ】
当社では、使用感の違いや使用部位別など、ナリスブランドだけでも約20品目のふきとり化粧水を取り扱っています。私たちが最も大事にしていることは、その人その人によって異なる、目指す肌や肌質、使用感の好み、ライフスタイルや、こうなりたいという個別のイメージに寄り添うこと。それぞれの「こうなりたい」を叶えるためのふきとり化粧水は異なります。薬用や乳液状、またふきとり機能と一般の化粧水の機能を併せ持つ多機能タイプなど、様々なアイテムを発売しているのは個別の異なる要望に応えるためです。当社では、ふきとり化粧水の目的は、単に汚れをふきとることだけではなく、健康な角層に導くことだと考えていますが、正しい理解が浸透しているとは言えない現状だと捉えています。また、ジェンダーフリーの化粧品の登場や、性別や年齢を超えた化粧品の共用実態もあり、もはやスキンケアは女性だけのものではありません。使用者の多様化が進むことが予想される中、正しく選び、正しく使うための情報提供を、より丁寧により積極的に行っていきたいと考えています。【ナリス化粧品の主なふきとり化粧水】
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変化する美容意識、若齢男性の美容興味・美容行動は高齢女性を上回る。多岐にわたるふきとり化粧水の使用目的が明らかに。
株式会社ナリス化粧品(代表者:村岡弘義 本社:大阪市福島区)は、主力商品である「ふきとり化粧水」の認知度を含む男女の美容に関する意識調査を行いましたので以下にまとめます。当社は、2015年度から継続してふきとり化粧水の国内販売動向調査を実施しており、2023年4月の調査で8年連続国内販売シェアがNo.1です。(TPCマーケティングリサーチ株式会社 2015年4月~2023年3月実績 調査実施2023年4月)1937年に初めて発売したふきとり化粧水の「ナリス コンク」以来、角層研究に注力しふきとり化粧水の正しい理解促進や使用方法の啓蒙を行っており、当社が日本記念日協会に申請し認可された2月10日の「ふきとりの日」に向けて、ふきとり化粧水に関する情報発信を行っています。今回は男女約4,700名に行った美容意識に関する意識や、ふきとり化粧水の認知度・使用率について過去の調査との比較・変化も含めて以下に内容をまとめます。(実施期間:2023年12月24日~2024年1月24日 調査方法:インターネットによる自社調査)※内容によって回答者数が異なるためnは各図表に記入している数字を参照ください。
【調査トピックス】
1.スキンケアを「しっかりしている」、男女ともに増加。
20~24歳男性「しっかりスキンケアしている」21.3%で、40歳以上の女性の「しっかりスキンケアしている」割合よりも多い。
2.「美容に興味がある」男性で約4割、女性で約7割。
最も興味があるのは男性で20歳~24歳、女性で15歳~19歳。スキンケアの実施と美容への興味は、男性の方がぴったりリンクしている。
3. 「ふきとり化粧水」の認知率上昇、男性約4割、女性約8割。使用率は男性9%・女性15.8%。
ふきとり化粧水を「現在使用している」のは、男女ともに20代が多い。
4. 「ふきとり化粧水」を使う目的、男女ともに「毛穴の汚れを取るため」が1位。
男女ともに4人に1人が「洗顔代わり」として使用している。
5. 「ふきとり化粧水」を使用している男性の約7割・女性の約3割が「肌に自信がある」。
一般的な調査では、肌に自信があるのは男性17.9%、女性21.8%。【調査結果】
1.スキンケアを「しっかりしている」、男女ともに増加。
全国の15歳~64歳の男性2,329名と女性2,368名の合計4,697名に、スキンケアをしているか否か聞きました。当社が約1年前に発行したリリース(2023年1月30日発行 タイトル:ふきとり化粧水の認知率、男性約2割・女性約6割)の調査時点では、20歳~59歳の男女に対する調査でしたが、昨今の美容意識の広がりや高齢層のPCの操作環境などを鑑み、今回の調査では、年齢を広げて15歳~64歳を対象に調査を実施しました。
スキンケアをしているか否かの調査について、男性は「しっかりしている」10.3%と「まあまあしている」26.7%を合わせた37%が「している」と答えています。昨年度は「しっかりしている」6.7%と「まあまあしている」27.3%で合計が34%でした。比較すると「まあまあしている」の割合は微減し、「しっかりしている」の割合は増えていることがわかりました。年齢別に見てみると、昨年は「しっかりしている」が1割を超えたのは25歳~29歳と35歳~39歳の年齢層だけでしたが、今回の調査では15歳~39歳のすべての層で1割を超え、20歳~24歳では21.3%と2割を超えています。また「しっかりしている」と「まあまあしている」を合わせた「している」の割合で見てみると15歳~19歳で47.8%、20歳~24歳と25歳~29歳でともに50.6%と半数を超えており、若年層でスキンケア意識が急速に高まっていることが伺えます。「あまりしていない」と「全くしていない」を合わせた「していない」で見てみると、最もしていない割合が多いのは55歳~59歳で81.7%、昨年度の調査では77.1%だったため微増でした。60歳~64歳の年代になると55歳~59歳よりも「している」割合が増え、「していない」割合が減ることがわかりました。
次にスキンケアをしているか否か女性に聞いた結果です。全体では「しっかりしている」21.7%と「まあまあしている」49.6%を合わせた71.3%が「している」と答えています。女性の「している」の割合が最も多いのが15歳~19歳で「しっかりしている」32.0%「まあまあしている」50.0%を合わせて82.0%です。すべての年代でスキンケアをしていると答えたのが8割を超えるのは、15歳~19歳の世代のみです。女性の「している」割合は、15歳~19歳の世代以外はすべての世代が7割程度で昨年と比較しても大きな差はないようです。女性のなかで15歳~19歳が最もスキンケアをしていると答えたのは意外な結果でしたが、今回から調査年齢を5歳下げたことにより分かった事実です。
2.「美容に興味がある」男性で約4割、女性で約7割。
美容への関心について聞きました。(この調査は昨年度との比較はありません。)男性全体では、「とても興味がある」10.9%と「まあまあ興味がある」26.2%で合計37.1%が興味があると答えています。年齢別に見てみると、最も多いのは20歳~24歳で51.8%と半数を超えています。なお15歳~29歳は5割程度が美容に興味があると答えています。世代が上がるにつれ興味がある割合は減っていきますが、30歳~44歳で4割程度、45歳~49歳で3割程度、50歳以上でも2割程度の人が興味があると答えています。女性全体では「とても興味がある」22.8%「まあまあ興味がある」43.8%で合わせて66.6%が興味があると答えています。
年齢別に見てみると、最も興味があるのは15歳~19歳で83.4%でした。女性も年齢を重ねるごとに興味がある割合は減っていき、20歳~24歳で約7割、30歳~39歳で6.5割、40歳を超えると6割程度となります。
また、スキンケアの実施と美容への興味を掛け合わせてみると、男女ともにほぼリンクすることがわかりました。特に男性はぴったりとリンクしています。女性は、あまり興味がないもののスキンケアを「まあまあしている」割合が43.9%で「あまりしていない」43.7%を上回りました。スキンケアに関しては、男性の方が女性よりも興味と行動が一致していることがわかりました。
3.「ふきとり化粧水」の認知率、男性約2割から約4割・女性約6割から約8割に上昇。使用率は男性9%・女性15.8%。
昨年度の調査で、ふきとり化粧水の認知度と使用率を調べました。男性は「よく知っている」6%・「まあまあ知っている」13.9%を合わせた19.9%の約2割が知っていると答えました。また、知っている人のうち43.3%が使用していると答えました。女性は、「よく知っている」19.6%と「まあまあ知っている」38.3%を合わせた57.9%、約6割が知っていると答え、そのうち26.2%が使用していると答えました。今回の調査では、認知と使用率を同時に確認しました。
同じ質問文章ではないため参考値だと考えますが、男性の「知っている」人で見ると「知っていて、過去に使ったことがある」・「知っていて、現在使用している」・「知っているが使ったことはない」を合わせた36.3%となり、昨年の調査の19.9%から飛躍的に増加していることがわかりました。女性は81.8%で昨年度の57.9%から増加。男性は約2割から約4割に、女性は約6割から約8割にと男女ともに認知率は大きく上昇しています。
年齢性別に見てみると、男性では20歳~24歳が「知っていて、過去に使ったことがある」割合も、「知っていて、現在使用している」割合も最も多いようです。「知っているが、使ったことがない」が最も多いのは60歳~64歳です。20代では半数を超える割合で知っていますが、30代を超えると「知らない」割合が大幅に増え30歳~44歳では6割以上、45歳を超えると7割以上が「知らない」と答えています。女性では20歳~29歳では4人に1人の割合で現在ふきとり化粧水を「使用している」と答えています。「知っていて過去に使用したことがある」のが最も多いのは35歳~39歳です。「知らない」で見てみると女性は年齢による差が少なく15歳~24歳で2割を超える人が知らないと答えていますが、それ以外の年齢はすべて2割以下でほぼ差がありませんでした。男女を比較してみると、男性の方が認知している人は少ないものの、「現在使用している」人に比べて「過去に使ったことがある」と答えた割合が少ないことから、男性の方がふきとり化粧水の継続使用傾向が高いのではないかと推察できます。
4.「ふきとり化粧水」を使う目的、男女ともに「毛穴の汚れを取るため」が1位。
ふきとり化粧水を使用している男女に、使用目的を聞きました。男女ともに最も多く選ばれたのは、「毛穴の汚れを取るため」でした。男性はnが少ないため参考値だとは考えますが、若年層だけでなく45歳以上の高齢層でも「毛穴の汚れを取るため」が選ばれています。男性は、「毛穴の汚れをふき取るため」に続いて、「皮脂をふき取るため」が選ばれており、年齢による傾向は見られません。多くの目的が選ばれている中で、年齢による意識の差は読み取ることが難しく、多岐にわたる目的で使用されていることがわかります。3番目に選ばれたのは「保湿効果を上げるため」でした。これまで女性には一般的に「ふきとり化粧水は乾燥する」という認識を持たれていることが多いと捉えていましたが、男性には当てはまらないのかも知れません。当社はふきとり化粧水のメイン機能について「不要な老化角質(垢)を取り除くため」としていますが、男性全体では25%で、最も多く選ばれているのは20歳~24歳の層で37.5%でした。ふきとり化粧水は各社・各アイテムによって機能が異なりますが39歳までの若年層では「洗顔代わり」として使用している割合も多いことがわかりました。
女性で見てみると1位の「毛穴の汚れを取るため」は男性と同じですが、2位には「不要な老化角質(垢)を取り除くため」が選ばれており、40歳~44歳の層では50%が選んでいます。女性は40代以上では約4割~5割が「不要な老化角質(垢)を取り除くため」が選ばれていますが、15歳~39歳には約2割~3割しか選ばれていないことがわかりました。また「洗顔代わり」を選んでいる割合も男性とほぼ同じ24.6%で、4人に1人は洗顔代わりとして使用していることがわかりました。女性も多くの目的が選ばれており、年齢による意識の差を読み取ることはできませんでした。
5.「ふきとり化粧水」を使用している男性の約7割・女性の約3割が「肌に自信がある」。
ふきとり化粧水を使用している男女に、肌に自信があるか否か聞きました。nが少ないものは参考値ではありますが、男性は「とても自信がある」11.2%、「まあまあ自信がある」54.1%で「自信がある」を合わせると65.3%でした。一般的にふきとり化粧水の使用の有無に関わらず、男性に肌への自信を聞くと「とても自信がある」4.2%「まあまあ自信がある」13.7%で、合わせても17.9%であることから、ふきとり化粧水を使用している男性は、圧倒的に肌に自信を持っていると言えます。女性の肌への自信と比べても、「とても自信がある」5.6%「まあまあ自信がある」25.5%の合計31.1%なので2倍以上です。一般的な女性の肌への自信は、「とても自信がある」4.1%「まあまあ自信がある」17.7%で合計21.8%なので、ふきとり化粧水を使用している女性は、そうでない女性に比べて肌への自信があるのですが、男性の方が圧倒的に自信があることがわかりました。また女性は40代を過ぎると年齢を重ねるほどに自信がなくなっていく傾向にありますが、男性を見てみると、すべての年齢で5割を超える人が自信があり、かつ50歳を超えても6割を超える人が自信があると答えています。
●全体を通した感想
当社では、ひとりひとりに寄り添った化粧品の提供だけでなく、情報の発信をしていきたいと考えており、中でも当社の主力商品である「ふきとり化粧水」に関しては、国内販売シェアがNo.1であることから、積極的な情報発信によって正しい化粧品の理解や選択肢を増やしていきたいと考えています。近年、女性だけでなく、男性の美容意識の高まりがメディアなどでも取り上げられますが、今回の調査では、昨年と比較しても急激に男女ともにスキンケア行動や美容への興味関心の高まりを感じ、美容が確かにジェンダーフリーとなっていることを実感しました。以前から「ふきとり化粧水」は、美容意識の高い女性が使用するものと捉えてきましたが、男性はそれを超えているのではないかとも推測できます。また使用目的について、これほどに多くの目的を選ぶ化粧品も珍しいのではないかと思うほどに多様な目的が選ばれていました。「ふきとり化粧水」についてそれぞれの人が期待するものが多様で、まだまだ確立していないアイテムであることが想像できます。当社では、「不要な老化角質(垢)」や、「洗顔だけでは落としきれない皮脂」をやさしく取り除くことを第一にふきとり化粧水を開発しており、「余分な角質を取り除くこと」が、美容の第1歩と考えていますが、まだまだ、正しく情報が伝わっていない現実もわかりました。今後も継続して、より長く使用していただけるよう製品開発や情報発信をしていくことで、多様なユーザーの「キレイになりたい」「自信を持ちたい」に応えられるよう取り組みます。【ふきとり化粧水とは】
初代 ナリス コンク
余分な老化角質を取り除くことにより、肌のターンオーバーに働きかけ、後で使用する化粧品の浸透を高める目的で1937年(昭和12年)に、創業者である村岡満義により開発・発売。当時は「塗り重ねること」がスキンケアの常識であったため、常識を覆した商品として注目を浴びました。スキンケアで使用する「化粧水」は、洗顔の後に一種類だけを使用することが一般的ですが、当社では、洗顔の後に「ふきとり化粧水」を使用してから「化粧水」を使用するという2種類の化粧水を使用する独自の美容理論のもと、商品を構成しています。使用方法は、コットンにふきとり化粧水をしみ込ませ、やさしくふきとります。尚、「ネイチャーコンク」のように、化粧水にふきとり機能を持たせた、1本でふきとり化粧水と化粧水の効果を併せ持つ、多機能で簡便タイプのふきとり化粧水も発売しています。尚、当社は、2017年にふきとり化粧水の国内販売シェア第1位を記念し、日本記念日協会に2月10日を「ふきとりの日」と申請し、認定されています。【健康な角層に導くための「ふきとり化粧水」 認知促進へ】
当社では、使用感の違いや使用部位別など、ナリスブランドだけでも約20品目のふきとり化粧水を取り扱っています。私たちが最も大事にしていることは、その人その人によって異なる、目指す肌や肌質、使用感の好み、ライフスタイルや、こうなりたいという個別のイメージに寄り添うこと。それぞれの「こうなりたい」を叶えるためのふきとり化粧水は異なります。薬用や乳液状、またふきとり機能と一般の化粧水の機能を併せ持つ多機能タイプなど、様々なアイテムを発売しているのは個別の異なる要望に応えるためです。当社では、ふきとり化粧水の目的は、単に汚れをふきとることだけではなく、健康な角層に導くことだと考えていますが、正しい理解が浸透しているとは言えない現状だと捉えています。また、ジェンダーフリーの化粧品の登場や、性別や年齢を超えた化粧品の共用実態もあり、もはやスキンケアは女性だけのものではありません。使用者の多様化が進むことが予想される中、正しく選び、正しく使うための情報提供を、より丁寧により積極的に行っていきたいと考えています。【ナリス化粧品の主なふきとり化粧水】
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(2024/02/01 12:10)
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