高カカオチョコレートの適度な摂取は、健康へ好影響を及ぼす!?バレンタインデーに向けて意識したい効果的なチョコレートの摂取方法について
株式会社サイキンソー
株式会社サイキンソー(本社:東京都渋谷区、代表取締役:沢井 悠、以下サイキンソー)は、高カカオチョコレートの摂取と腸内細菌の関連についてのニュースレター「サイキンソーニュースレターチョコレートと腸内細菌の関連編」を発表いたしました。2月14日のバレンタインデーといえばチョコレートですが、実は「高カカオチョコレート」は、腸内細菌と関連が深いと言われています。そんな高カカオチョコレートと腸内細菌の関連について、先行研究をまじえて解説します。
高カカオチョコレートの摂取と便通改善について
チョコレートと腸内細菌の関連性についての実証実験は、2015年に株式会社明治、帝京大学が共同で行った研究※1(以下、先行研究)が挙げられます。
本研究の最終報告によると、高カカオチョコレートの摂取により、便通改善へ下記の3つの効能が得られたとのことです。
■高カカオチョコレートの摂取により排便回数が増加する。
■高カカオチョコレート摂取後の便色が改善する。
■高カカオチョコレート摂取後の排便量が摂取前の約2倍へ増加する。
排便量や頻度が増えると体内に蓄積される有害物質が排出され、健康に好影響を及ぼすことが分かりますが、それに加えて高カカオチョコレートは腸内細菌叢にも変化を及ぼすことが分かっています。
※1:チョコレート摂取による腸内環境改善効果の探索的研究
https://www.meiji.co.jp/chocohealthlife/news/research_cacaoprotein.html
高カカオチョコレートと腸内細菌の関連について
■高カカオチョコレートの先行研究から分かった腸内細菌への影響について
先行研究で実施された被験者の便中菌叢解析では、高カカオチョコレートを摂取した群は、非高カカオチョコレート摂取群よりも、有用菌であるフィーカリバクテリウムの占有率が上昇したことが報告されています。
■マイキンソーデータからみる、有用菌フィーカリバクテリウムについて
フィーカリバクテリウムとは、短鎖脂肪酸の一種である酪酸を多く産生する菌のことです。短鎖脂肪酸は天然の薬と言われるほど免疫機能の向上に重要な産生物で、有害菌の活動を抑え腸の健康を維持してくれる働きがあります。
サイキンソーが所有するマイキンソーデータからも、慢性疾患や持病がない人は酪酸菌の占有率が高くフィーカリバクテリウムの占有率も高いことが分かっております。特に、毎日3食しっかり食べることや、野菜や玄米など腸に良いとされる食材を1日1回以上食べるなど、普段の生活習慣を意識されている方ほど、フィーカリバクテリウムの占有率が高い傾向があることも判明しております。逆に、喫煙や飲酒の習慣、朝食を抜く傾向がある方は、フィーカリバクテリウムの占有率が低い傾向にあることも分かっています。さらに、肥満や高血圧、糖尿病などを生活習慣病を患っている方も、フィーカリバクテリウムの占有率が低いという相関が見られました。
高カカオチョコレートの摂取は、このようにカラダの免疫機能に強く関連しているフィーカリバクテリウムを増やし、腸内細菌叢にも良い働きを及ぼす可能性があるのです。
総括
先行研究から、高カカオチョコレートを摂取することで排便回数・排便の質・排便の量が改善し、腸内で有用菌であるフィーカリバクテリウムの占有率が上昇することが報告されました。また、フィーカリバクテリウムは腸の健康を保つ働きのある酪酸を多く産生する菌であり、マイキンソーデータからもフィーカリバクテリウムの占有率の低さが、生活習慣の乱れや生活習慣病と相関することが分かりました。
とはいえ、一定の糖分や脂質も含まれているため食べ過ぎにも注意が必要です。
高カカオチョコレートに明確な定義自体は存在しないものの、カカオが70%以上ふくまれている商品を目安に選択をするとよいでしょう。摂取量は、1日25グラム程度(市販のチョコレートだと3~5粒程)を目安にできると良いと言われています。また、食前と食間に摂取をすると血糖値の急激な上昇を抑える働きもあるため、おすすめです。
マイキンソー(Mykinso)について
自宅で誰でも簡単にできる腸内フローラ(腸内細菌叢)検査サービス。腸内フローラの良し悪しを5段階で評価する「腸内フローラ総合判定」の搭載に加え、ビフィズス菌や乳酸産生菌、酪酸産生菌、エクオール産生菌などの有用菌、肥満菌やがんの原因になる菌などの要注意菌など10項目が確認できます。加えて、菌の項目に合わせて腸内環境を改善するためのアドバイスもお伝えします。全国 1,200 件以上の医療機関で受けられる「マイキンソー プロ(Mykinso Pro)」や乳幼児に特化した検査サービス「マイキンソー キッズ(Mykinso キッズ)」も展開しています。
・サービスサイト:https://mykinso.com/
・紹介動画:https://youtu.be/GtIxFi92RFA
会社概要
「細菌叢で人々を健康に」を企業理念に掲げ、腸内フローラをはじめとする常在細菌叢と心身の健康・疾患リスクとの関連を解明し、全ての人々の日常に個別最適な解を提供することで、誰もが自然と健康になれる社会を目指しています。その一環として、腸内環境の状態を把握することが健康維持・増進に繋がるとの考えから、自宅で手軽にできる腸内フローラ検査「マイキンソー(Mykinso)」を開発しました。日本人の大規模な菌叢データベースと高度なデータサイエンス技術を活用し、検査サービスの拡張やOEM開発、システム構築支援、匿名加工情報の研究利活用推進など、菌叢データに基づく事業を多角的に展開しています。
・会社名:株式会社サイキンソー
・設立 : 2014 年 11 月 19 日
・所在地:東京都渋谷区代々木 1 - 36 - 1 オダカビル 2 階
・代表者:代表取締役 沢井 悠
・主な共同研究先:大阪大学微生物病研究所
・HP :https://cykinso.co.jp/
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株式会社サイキンソー(本社:東京都渋谷区、代表取締役:沢井 悠、以下サイキンソー)は、高カカオチョコレートの摂取と腸内細菌の関連についてのニュースレター「サイキンソーニュースレターチョコレートと腸内細菌の関連編」を発表いたしました。2月14日のバレンタインデーといえばチョコレートですが、実は「高カカオチョコレート」は、腸内細菌と関連が深いと言われています。そんな高カカオチョコレートと腸内細菌の関連について、先行研究をまじえて解説します。
高カカオチョコレートの摂取と便通改善について
チョコレートと腸内細菌の関連性についての実証実験は、2015年に株式会社明治、帝京大学が共同で行った研究※1(以下、先行研究)が挙げられます。
本研究の最終報告によると、高カカオチョコレートの摂取により、便通改善へ下記の3つの効能が得られたとのことです。
■高カカオチョコレートの摂取により排便回数が増加する。
■高カカオチョコレート摂取後の便色が改善する。
■高カカオチョコレート摂取後の排便量が摂取前の約2倍へ増加する。
排便量や頻度が増えると体内に蓄積される有害物質が排出され、健康に好影響を及ぼすことが分かりますが、それに加えて高カカオチョコレートは腸内細菌叢にも変化を及ぼすことが分かっています。
※1:チョコレート摂取による腸内環境改善効果の探索的研究
https://www.meiji.co.jp/chocohealthlife/news/research_cacaoprotein.html
高カカオチョコレートと腸内細菌の関連について
■高カカオチョコレートの先行研究から分かった腸内細菌への影響について
先行研究で実施された被験者の便中菌叢解析では、高カカオチョコレートを摂取した群は、非高カカオチョコレート摂取群よりも、有用菌であるフィーカリバクテリウムの占有率が上昇したことが報告されています。
■マイキンソーデータからみる、有用菌フィーカリバクテリウムについて
フィーカリバクテリウムとは、短鎖脂肪酸の一種である酪酸を多く産生する菌のことです。短鎖脂肪酸は天然の薬と言われるほど免疫機能の向上に重要な産生物で、有害菌の活動を抑え腸の健康を維持してくれる働きがあります。
サイキンソーが所有するマイキンソーデータからも、慢性疾患や持病がない人は酪酸菌の占有率が高くフィーカリバクテリウムの占有率も高いことが分かっております。特に、毎日3食しっかり食べることや、野菜や玄米など腸に良いとされる食材を1日1回以上食べるなど、普段の生活習慣を意識されている方ほど、フィーカリバクテリウムの占有率が高い傾向があることも判明しております。逆に、喫煙や飲酒の習慣、朝食を抜く傾向がある方は、フィーカリバクテリウムの占有率が低い傾向にあることも分かっています。さらに、肥満や高血圧、糖尿病などを生活習慣病を患っている方も、フィーカリバクテリウムの占有率が低いという相関が見られました。
高カカオチョコレートの摂取は、このようにカラダの免疫機能に強く関連しているフィーカリバクテリウムを増やし、腸内細菌叢にも良い働きを及ぼす可能性があるのです。
総括
先行研究から、高カカオチョコレートを摂取することで排便回数・排便の質・排便の量が改善し、腸内で有用菌であるフィーカリバクテリウムの占有率が上昇することが報告されました。また、フィーカリバクテリウムは腸の健康を保つ働きのある酪酸を多く産生する菌であり、マイキンソーデータからもフィーカリバクテリウムの占有率の低さが、生活習慣の乱れや生活習慣病と相関することが分かりました。
とはいえ、一定の糖分や脂質も含まれているため食べ過ぎにも注意が必要です。
高カカオチョコレートに明確な定義自体は存在しないものの、カカオが70%以上ふくまれている商品を目安に選択をするとよいでしょう。摂取量は、1日25グラム程度(市販のチョコレートだと3~5粒程)を目安にできると良いと言われています。また、食前と食間に摂取をすると血糖値の急激な上昇を抑える働きもあるため、おすすめです。
マイキンソー(Mykinso)について
自宅で誰でも簡単にできる腸内フローラ(腸内細菌叢)検査サービス。腸内フローラの良し悪しを5段階で評価する「腸内フローラ総合判定」の搭載に加え、ビフィズス菌や乳酸産生菌、酪酸産生菌、エクオール産生菌などの有用菌、肥満菌やがんの原因になる菌などの要注意菌など10項目が確認できます。加えて、菌の項目に合わせて腸内環境を改善するためのアドバイスもお伝えします。全国 1,200 件以上の医療機関で受けられる「マイキンソー プロ(Mykinso Pro)」や乳幼児に特化した検査サービス「マイキンソー キッズ(Mykinso キッズ)」も展開しています。
・サービスサイト:https://mykinso.com/
・紹介動画:https://youtu.be/GtIxFi92RFA
会社概要
「細菌叢で人々を健康に」を企業理念に掲げ、腸内フローラをはじめとする常在細菌叢と心身の健康・疾患リスクとの関連を解明し、全ての人々の日常に個別最適な解を提供することで、誰もが自然と健康になれる社会を目指しています。その一環として、腸内環境の状態を把握することが健康維持・増進に繋がるとの考えから、自宅で手軽にできる腸内フローラ検査「マイキンソー(Mykinso)」を開発しました。日本人の大規模な菌叢データベースと高度なデータサイエンス技術を活用し、検査サービスの拡張やOEM開発、システム構築支援、匿名加工情報の研究利活用推進など、菌叢データに基づく事業を多角的に展開しています。
・会社名:株式会社サイキンソー
・設立 : 2014 年 11 月 19 日
・所在地:東京都渋谷区代々木 1 - 36 - 1 オダカビル 2 階
・代表者:代表取締役 沢井 悠
・主な共同研究先:大阪大学微生物病研究所
・HP :https://cykinso.co.jp/
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(2024/02/13 11:00)
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