【介護士×巻き爪に関する調査】介護士やホームヘルパー、看護助手でも行うことが許可されている医療行為「爪切り」。実際の現場ではどのように行われている?
合同会社ひまわりコーポレーション
およそ8割が「わずかな巻き爪ならば爪切りを行っている」と回答
合同会社ひまわりコーポレーション(所在地:埼玉県川越市、代表社員:簗 由一郎)は、介護職の方(介護士、ホームヘルパー、看護助手)を対象に「介護士×巻き爪ケア」に関する調査を実施しました。
平成17年から、それまでは医療行為とされていた「爪切り」など一部の医療行為が許可され、看護助手でも介護施設の利用者の爪切りを行えるようになりました。
現在では訪問ヘルパー(ホームヘルパー)が訪問先で爪切りを行うことは珍しくないかと思いますが、実は医師法によって爪白癬や巻き爪、化膿や炎症、糖尿病といった容態が芳しくない方の爪を切ることはできません。
しかし、実際の介護現場では利用者の爪切りに関してどのように処置しているのでしょうか。
そこで今回、合同会社ひまわりコーポレーションは、「専門医と学ぶ巻き爪・陥入爪治療の相談室」(https://medical-media.jp/)を運営する企業として、介護職の方(介護士、ホームヘルパー、看護助手)を対象に、「介護士×巻き爪ケア」に関する調査を実施しました。
調査概要:「介護士×巻き爪ケア」に関する調査
【調査期間】2023年9月23日(土)~2023年9月24日(日)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,004人
【調査対象】介護職の方(介護士、ホームヘルパー、看護助手)
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
<介護士×巻き爪ケアに関するトピックス>
・介護施設利用者の9割以上が、足に関するトラブルを抱えている
・爪に関するトラブルで多いのは、「爪の水虫」「爪が巻いている(痛みはない)」「爪が二層に割れている」がTOP3
・76.5%が「爪切りが行えるのは正常な爪であることが前提」ということを知っている一方、79.1%が「わずかな巻き爪ならば爪切りを行っている」と回答
・介護士・看護助手・訪問ヘルパーの9割以上が「足の爪ケアは重要」だと考えていることが判明
介護・介助利用者の9割が足に関するトラブルを抱えている
はじめに、足に関するトラブル(ヒザの痛みや爪の異常)を抱えている利用者の割合について調査を行いました。
「ご自身が担当している利用者の中に、足に関するトラブル(ヒザの痛みや爪の異常)を抱えている方はいますか?」と質問したところ、9割以上の方が『はい(92.8%)』と回答しました。
足に問題を抱えている方が多いことは想像に難しくありませんが、数値にすると大多数の方が足に何らかのトラブルを抱えていることがわかりました。
では、このような足にトラブルを抱える利用者に対して、介護・介助を行う現場の方々はどのような悩みを抱えているのでしょうか。
詳しくお聞きしたところ、以下のような声が寄せられました。
■利用者の足に関するトラブルで悩んでいることとは? ※一部抜粋
・医療行為ギリギリのラインで処置対処するケースがよくあること(40代/男性/愛知県)
・爪白癬の利用者さんが多いのですが、薬の処方ができないことが悩みです(40代/男性/愛知県)
・巻き爪があり歩くときに痛みを訴える利用者がいます。皮膚科で爪切りをしてもらっていますが直ぐに爪が伸びてまた痛みを訴えます。歩く動作が極端に異なりますし転倒の危険もあるため、どうしたら良いか悩んでいます(40代/女性/富山県)
・ひどい爪白癬の方がいて、ほとんど爪が無いような状態です。痛みが無いため本人は治療する気がないと言っていますが衛生的な問題もあり、どうしたら良いのかいつも悩んでいます(50代/男性/神奈川県)
などの回答が寄せられました。
一部抜粋ではありますが、足に関するトラブルの中でも「爪」に関するお悩みや「医療行為が行えない」といったお悩みが比較的多く見られました。
介護・介助の現場では、爪切りはどのように対処されている?
足にトラブルを抱えている利用者が非常に多いことがわかりました。
では次に、「爪」に関するトラブルで多い傾向があるものについての調査を行いました。
「ご自身が担当している利用者の中で、爪に関するトラブルで抱えているものを教えてください(複数回答可) ※老化現象だと思われるものを除く」と質問したところ、『爪の水虫にかかっている(39.4%)』と回答した方が最も多く、次いで『爪が巻いている(痛みはない)(37.0%)』『爪が二層に割れている(33.3%)』『爪が巻いていて痛みがある(皮膚には刺さっていない)(31.0%)』『爪が巻いていて痛みがある(皮膚に刺さっていて腫れている)(22.8%)』と続きました。
中でも比較的に多いのは、「爪の水虫」と「爪が巻いている(痛みはない)」がそれぞれ約4割で、「爪が二層に割れている」といったトラブルのようです。
■上記以外の割合は下記のとおりです。
爪が厚い(あるいは薄い)(14.9%)
爪が巻いてはいないが皮膚に刺さっていて腫れと痛みがある(14.8%)
爪が割れている(欠けている)(13.8%)
爪の周囲に化膿や炎症がある(13.3%)
爪の表面に縦や横のシワがある(12.0%)
爪の色(中の色)が悪い(11.6%)
爪が反っている(あるいは丸みを帯びている)(9.2%)
爪が乾燥している(7.6%)
爪のトラブルはない(5.5%)
介護士や看護助手、訪問ヘルパーの方で爪切りを行っている方も珍しくないかと思いますが、爪白癬や巻き爪などのトラブルを抱えている介護施設利用者も少なくはないようです。
一方、利用者の爪切りを行うことができるのは、あくまで正常な爪であることが前提となっていますが、このことをご存じなのはどのくらいの割合なのでしょうか。
そこで、「爪切りは身体介護(医療行為)に該当しますが、爪や周囲の皮膚に異常がなく、かつ糖尿病など専門的な管理が必要でない場合は介護職員でも行うことができるということをご存じでしたか?」と質問したところ、7割以上の方が『はい(76.5%)』と回答しました。
わずかにでも巻き爪が疑われるような場合は、爪切りを控えているのでしょうか。
続いて、「わずかにでも巻き爪が疑われた場合でも、利用者の爪切りをしたことがありますか?」と質問したところ、『よくある(33.1%)』『たまにある(46.0%)』『ほとんどない(13.2%)』『一度もない(7.7%)』という回答結果になりました。
「ある(よくある、たまにある)」と回答した方を合計すると79.1%となり、実に8割近くの方が爪切りを行っていることがわかりました。
爪は巻いているものの痛みがない、あるいは痛みはあっても皮膚には食い込んでいない状態などは「巻き爪」の疑いがあります。
一方、爪が巻いているか巻いていないかに関わらず、爪が皮膚に食い込み、痛みや腫れ、出血などがある場合は「陥入爪」の疑いがあります。
陥入爪と比較すると巻き爪は状態が軽微であるため、「わずかな巻き爪ならばという方が意外と多いのかもしれません。
その背景には、人手不足が深刻化する介護の現場では、医療従事者の負担を少しでも減らしたいといった思いなども影響しているのではないでしょうか。
介護職の方は、足の爪をどのように切るように心がけている?
ここまでの調査で、介護施設利用者のうち、足に関するトラブルを抱えている割合や、爪に関するトラブルで多い傾向が見られるもの、わずかな巻き爪があっても爪切りを行っている方の割合などがわかりました。
では、介護利用者の爪切り(足の爪)を行う際、どのような方法で行われているのでしょうか。
「以下の中で、足の爪のケア(足の爪切り)に際してご自身が行っている方法を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『必ず利用者本人の了承を得てから切るようにしている(47.9%)』と回答した方が最も多く、次いで『切るタイミングは、入浴または足浴後にしている(40.7%)』『転倒しないように十分気をつけている(28.1%)』『利用者の下半身を安定させてから切るようにしている(22.5%)』『車椅子に乗っている場合は降りてもらって切るようにしている(22.3%)』『深爪しないように切るようにしている(20.4%)』『切りやすい角度で切るようにしている(19.6%)』『切ったあとは、やすりを使うようにしている(14.6%)』『異常が認められる場合は切らないようにしている(12.5%)』『この中にはない 4.0(%)』と続きました。
半数近くの方が、「必ず利用者本人の了承を得てから切るようにしている」と回答したほか、切るタイミングに関しては入浴または足浴後と回答した方が4割、爪切りを行う際には利用者が転倒しないように十分気をつけていると回答した方が約3割ということがわかりました。
足の爪の切りの仕方は、どのようにして知識を得たのでしょうか。
次にどのようにして学んだのか伺いました。
「足の爪の切り方に関して、独学ですか?研修ですか?それとも先輩などから学びましたか?」と質問したところ、『先輩や上司から教わった(43.1%)』と回答した方が最も多く、次いで『研修や講義で学んだ(27.9%)』『独学で勉強した(インターネットや書籍など)(19.4%)』『特に学習はしていない(9.6%)』と続きました。
介護福祉士の試験において、介護福祉職が行う爪切りに関する出題があります。
そこには「爪の先端の白い部分を1mmくらい残して切る」とありますが、具体的な足の爪切りの仕方は「先輩や上司から教わった」という方が比較的多いようです。
では具体的に、介護・介助の現場ではどのように足の爪を切っているのでしょうか。
詳しくお聞きしました。
■介護・介助の現場では、このようにして足の爪を切っています ※一部抜粋
・手の簡単な爪は切っています。難しい足の爪は看護師や医師が切っています(30代/男性/鳥取県)
・なるべく入浴後の柔らかくなった状態の時に切るようにしています。爪の厚さや形によって爪切りを使い分け、角は少しカーブさせ、ささくれや割れがないかを確認し、最後にやすりをかけるようにしています(30代/女性/愛知県)
・丸く切るのではなく、巻き爪にならないように平行に切るようにしています(30代/女性/大阪府)
・利用者の状態によって、爪、ヤスリ、ネイル用の物と何種類かの道具を使って切っています。例えば、一般的な爪切りは2種類ほど爪切りを使い分けて大まかに切り、小さな爪や逆剥けは別の爪切りで切る。それらが終わったら固めのヤスリで整えてから柔らかめのヤスリで仕上げるなど(40代/女性/大阪府)
・スクエアカットからのスクエアオフ。指の間に綿を挟んで、間隔を開けて切るようにしています(50代/男性/京都府)
・深爪にならないように気をつけています。また、厚くて切りづらい場合はヤスリで削ったり、爪白癬でボロボロになって痛みや炎症があったりする時は看護師の指示を仰ぐようにしています(50代/女性/栃木県)
などの回答が寄せられました。
爪白癬や難しい足の爪に対しては、看護師や医師が対応しているようです。
また、足の爪を切る際には、利用者の爪の状態に合わせて爪切りの種類を使い分けたりヤスリをうまく使ったりしているほか、深爪を避ける、巻き爪にならないように爪の先を平行に切り(スクエアカット)、角をやや丸く整える(スクエアオフ)といった方法で爪を切っている様子が窺えました。
足の爪のケアは重要!その理由とは?
そもそも、なぜ爪切りを重要視しているのでしょうか?
実際、介護士や看護助手、訪問ヘルパーの方々は、足の爪ケアについてどのくらい重要(必要)だと考えているのでしょうか。
「足の爪のケアは、どのくらい必要だと思いますか?」と質問したところ、『とても重要だと思う(44.6%)』『ある程度は必要だと思う(48.1%)』『あまり必要ではないと思う(5.9%)』『不要だと思う(1.4%)』という回答結果になりました。
「とても重要だと思う」「ある程度は必要だと思う」を合計した割合が9割を超えたことで、足の爪ケアは疎かにはできないと考えている様子が窺えます。
重要だと思う理由を詳しくお聞きしました。
■足の爪のケアは実は重要!その理由とは? ※一部抜粋
・裸足で床を歩く際、爪がカーペットなどに引っかかって転倒するリスクがあり、爪切りはその防止策にもなると思うので重要だと考えています(20代/男性/岐阜県)
・痛みを伴うようだと利用者様は歩行を嫌がるようになり、それがきっかけで歩行困難になることもあるためです(40代/男性/埼玉県)
・高齢者の場合は感覚が鈍っていることもあり、爪切りによって足に炎症が起きても本人は気付きにくく、全身性の症状に移行する可能性もあります。また、糖尿病の患者さんは感染症を起こしやすいので、爪だけで無く足趾間を清潔に保つことも気を付ける必要があると思うからです(50代/女性/栃木県)
・自由に歩けなくなると認知症のリスクも高まるため(50代/男性/宮城県)
などの回答が寄せられました。
巻き爪などの切りにくい形状をした爪を無理に切った結果、感染症や合併症を引き起こすこと可能性があるようです。
特に糖尿病を患っている場合は注意が必要で、全身の症状へと悪化する可能性があることが理由に挙げられることがわかりました。
一見すると簡単な爪切りのように思いますが、抵抗力や感覚の弱まっている高齢者の場合、さまざまなリスクを考えなければならないようです。
【まとめ】爪切りは許可された医療行為とは言え、巻き爪や爪白癬になっている利用者の爪切りは注意が必要!
今回の調査で、介護・介助の現場でどのように爪切り(特に足の爪)が行われているのか明らかになりました。
介護・介助の現場では、利用者の92.8%に足のトラブルを抱えていることがわかりました。
また、爪に関するトラブルに関しては、爪白癬や巻き爪といったトラブルが比較的多いようです。
介護施設利用者の爪切りに関しては、現実的にはなかなか難しい対応が迫られている様子が窺えました。
介護士や看護助手ならば、近くにいる医師や看護師の指示を仰ぐこともできるかと思いますが、1人で訪問ヘルパーをされている方の場合、どのように判断したら良いのか迷ってしまうこともあるかと思います。
利用者本人やその家族の方から、「爪が伸びているので切ってほしい」と依頼されることもあるかもしれません。
単純に爪が巻いているだけであれば、その爪の「爪切り」はが許可されている医療行為と解釈することもできます。ただ、簡単に思える爪切りでも、高齢者や糖尿病を患っている方の場合は思わぬ事態になりかねない、ということを再認識する結果になったのではないでしょうか。
■専門医 簗 由一郎 医師からのコメント
今回の調査で介護現場において、足の爪への対応に苦慮している現状が改めて認識されました。
平成17年の厚生労働省の通知をきっかけに、非医療者による足の爪ケア実施の流れが進んでいます。
私も医療現場だけで全てを対応するのは難しいと考えています。この流れは賛成ですし、社会情勢を考えると少しずつ加速していくと思われます。
高齢者の足には思わぬ疾患が隠れていることもあります。より緊密な医療との連携や、ケア従事者への教育制度の充実が、今後の課題だと考えています。
巻き爪をセルフ矯正するなら『ネイル・エイド』がオススメ
今回、「介護士×巻き爪ケア」に関する調査を実施した合同会社ひまわりコーポレーションが運営する「専門医と学ぶ巻き爪・陥入爪治療の相談室」では、巻き爪セルフ矯正『ネイル・エイド』(https://medical-media.jp/nailaid/)の販売とアフターフォローを行っております。
「ネイル・エイド」は、10年以上巻き爪・陥入爪治療に携わってきた、巻き爪の専門医師が開発した巻き爪矯正器具です。専門外来で行っている治療がご自宅でも可能で、巻き爪でお悩みの方におすすめしたい矯正器具です。侵襲が少なく短時間で装着でき効果も高いので、医療機関やネイルサロンなどでのご利用もおすすめです。
■ネイル・エイドの特徴
1.短時間での装着
爪に穴を開けたり器具を加工したりする必要がなく、そのまま装着できます。
2.強い矯正力
弾性ワイヤーと同程度の矯正力があります。
3.固定が安定、外れにくい仕組み
単純に挟みこむ仕組みではないので外れにくいです。
4.強い変形・厚い爪でも装着可能
2mm程度なら厚い爪でも問題なく装着可能です。
5.繰り返しの着脱が可能
器用な患者さんであれば、自分で付け外しできます。外来再診時の患者負担軽減。
(※頻回の付け外しは商品の耐久性を弱めるので着脱は最小限として下さい)
6.高い耐久性(耐腐食性)
半年、1年使用している患者さんが多数います。中空ワイヤーを切り出して作成し、折り曲げや変形加工をしていないので、高い耐久性があります。ニッケルチタン合金で耐腐食性があります。矯正力も維持されます。
巻き爪のセルフケアにはネイル・エイドがオススメです。
「専門医と学ぶ爪・陥入爪治療の相談室」は日本初!巻き爪・陥入爪に特化したWebサイト
URL:https://medical-media.jp/
「専門医と学ぶ巻き爪・陥入爪治療の相談室」は、日本で初めての巻き爪・陥入爪治療に特化した専門サイトになります。
少しでも多くの巻き爪患者さんのお役に立ちたい、正しい情報を伝えたい、そういった思いでこのサイトを開設致しました。
【主な内容】
巻き爪を学ぶ / 巻き爪・陥入爪の基礎知識 / 巻き爪の原因と予防(セルフケア)/ 巻き爪の保存治療(セルフケア・矯正など)/ 巻き爪の手術治療(フェノール法)/ 巻き爪セルフ矯正ネイル・エイドについて / ネイル・エイドの紹介 / ネイル・エイドの採用施設 / ネイル・エイドのよくある質問 /巻き爪コラム / 治療例 / 相談掲示板 など
【主な特徴】
・巻き爪について当サイトで基礎的な事が理解できる
・巻き爪の治療法について理解ができる
・全国の巻き爪外来病院や治療器具「ネイル・エイド」採用病院も探すことができる
・具体的な治療法も分かりやすく紹介
■簗 由一郎プロフィール
簗 由一郎(やな ゆういちろう)
合同会社ひまわりコーポレーション代表
【主な経歴】
平成15年 高知大学医学部卒業
平成17年 東京大学形成外科入局 関連病院勤務を経て
平成19年 埼玉医科大学 形成外科勤務
【所属学会・資格】
日本形成外科学会(専門医)
日本美容外科学会
日本眼形成再建外科学会
日本リンパ浮腫治療学会(評議員)
【業績】
簗 由一郎:新しい巻き爪治療器具(ネイル・エイド)の使用経験.
第56回日本形成外科学会学術集会, 東京, 2013
検索は右記URLから:https://www.google.com/url?q=https://mp.medicalonline.jp/&sa=D&source=docs&ust=1670575309260096&usg=AOvVaw2xUPgVN9r8PpmHnXljN8OB
【メディア取材・出演実績】
朝日新聞・毎日新聞・日本経済新聞・NHK Eテレ「きょうの健康」他多数。
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およそ8割が「わずかな巻き爪ならば爪切りを行っている」と回答
合同会社ひまわりコーポレーション(所在地:埼玉県川越市、代表社員:簗 由一郎)は、介護職の方(介護士、ホームヘルパー、看護助手)を対象に「介護士×巻き爪ケア」に関する調査を実施しました。
平成17年から、それまでは医療行為とされていた「爪切り」など一部の医療行為が許可され、看護助手でも介護施設の利用者の爪切りを行えるようになりました。
現在では訪問ヘルパー(ホームヘルパー)が訪問先で爪切りを行うことは珍しくないかと思いますが、実は医師法によって爪白癬や巻き爪、化膿や炎症、糖尿病といった容態が芳しくない方の爪を切ることはできません。
しかし、実際の介護現場では利用者の爪切りに関してどのように処置しているのでしょうか。
そこで今回、合同会社ひまわりコーポレーションは、「専門医と学ぶ巻き爪・陥入爪治療の相談室」(https://medical-media.jp/)を運営する企業として、介護職の方(介護士、ホームヘルパー、看護助手)を対象に、「介護士×巻き爪ケア」に関する調査を実施しました。
調査概要:「介護士×巻き爪ケア」に関する調査
【調査期間】2023年9月23日(土)~2023年9月24日(日)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,004人
【調査対象】介護職の方(介護士、ホームヘルパー、看護助手)
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
<介護士×巻き爪ケアに関するトピックス>
・介護施設利用者の9割以上が、足に関するトラブルを抱えている
・爪に関するトラブルで多いのは、「爪の水虫」「爪が巻いている(痛みはない)」「爪が二層に割れている」がTOP3
・76.5%が「爪切りが行えるのは正常な爪であることが前提」ということを知っている一方、79.1%が「わずかな巻き爪ならば爪切りを行っている」と回答
・介護士・看護助手・訪問ヘルパーの9割以上が「足の爪ケアは重要」だと考えていることが判明
介護・介助利用者の9割が足に関するトラブルを抱えている
はじめに、足に関するトラブル(ヒザの痛みや爪の異常)を抱えている利用者の割合について調査を行いました。
「ご自身が担当している利用者の中に、足に関するトラブル(ヒザの痛みや爪の異常)を抱えている方はいますか?」と質問したところ、9割以上の方が『はい(92.8%)』と回答しました。
足に問題を抱えている方が多いことは想像に難しくありませんが、数値にすると大多数の方が足に何らかのトラブルを抱えていることがわかりました。
では、このような足にトラブルを抱える利用者に対して、介護・介助を行う現場の方々はどのような悩みを抱えているのでしょうか。
詳しくお聞きしたところ、以下のような声が寄せられました。
■利用者の足に関するトラブルで悩んでいることとは? ※一部抜粋
・医療行為ギリギリのラインで処置対処するケースがよくあること(40代/男性/愛知県)
・爪白癬の利用者さんが多いのですが、薬の処方ができないことが悩みです(40代/男性/愛知県)
・巻き爪があり歩くときに痛みを訴える利用者がいます。皮膚科で爪切りをしてもらっていますが直ぐに爪が伸びてまた痛みを訴えます。歩く動作が極端に異なりますし転倒の危険もあるため、どうしたら良いか悩んでいます(40代/女性/富山県)
・ひどい爪白癬の方がいて、ほとんど爪が無いような状態です。痛みが無いため本人は治療する気がないと言っていますが衛生的な問題もあり、どうしたら良いのかいつも悩んでいます(50代/男性/神奈川県)
などの回答が寄せられました。
一部抜粋ではありますが、足に関するトラブルの中でも「爪」に関するお悩みや「医療行為が行えない」といったお悩みが比較的多く見られました。
介護・介助の現場では、爪切りはどのように対処されている?
足にトラブルを抱えている利用者が非常に多いことがわかりました。
では次に、「爪」に関するトラブルで多い傾向があるものについての調査を行いました。
「ご自身が担当している利用者の中で、爪に関するトラブルで抱えているものを教えてください(複数回答可) ※老化現象だと思われるものを除く」と質問したところ、『爪の水虫にかかっている(39.4%)』と回答した方が最も多く、次いで『爪が巻いている(痛みはない)(37.0%)』『爪が二層に割れている(33.3%)』『爪が巻いていて痛みがある(皮膚には刺さっていない)(31.0%)』『爪が巻いていて痛みがある(皮膚に刺さっていて腫れている)(22.8%)』と続きました。
中でも比較的に多いのは、「爪の水虫」と「爪が巻いている(痛みはない)」がそれぞれ約4割で、「爪が二層に割れている」といったトラブルのようです。
■上記以外の割合は下記のとおりです。
爪が厚い(あるいは薄い)(14.9%)
爪が巻いてはいないが皮膚に刺さっていて腫れと痛みがある(14.8%)
爪が割れている(欠けている)(13.8%)
爪の周囲に化膿や炎症がある(13.3%)
爪の表面に縦や横のシワがある(12.0%)
爪の色(中の色)が悪い(11.6%)
爪が反っている(あるいは丸みを帯びている)(9.2%)
爪が乾燥している(7.6%)
爪のトラブルはない(5.5%)
介護士や看護助手、訪問ヘルパーの方で爪切りを行っている方も珍しくないかと思いますが、爪白癬や巻き爪などのトラブルを抱えている介護施設利用者も少なくはないようです。
一方、利用者の爪切りを行うことができるのは、あくまで正常な爪であることが前提となっていますが、このことをご存じなのはどのくらいの割合なのでしょうか。
そこで、「爪切りは身体介護(医療行為)に該当しますが、爪や周囲の皮膚に異常がなく、かつ糖尿病など専門的な管理が必要でない場合は介護職員でも行うことができるということをご存じでしたか?」と質問したところ、7割以上の方が『はい(76.5%)』と回答しました。
わずかにでも巻き爪が疑われるような場合は、爪切りを控えているのでしょうか。
続いて、「わずかにでも巻き爪が疑われた場合でも、利用者の爪切りをしたことがありますか?」と質問したところ、『よくある(33.1%)』『たまにある(46.0%)』『ほとんどない(13.2%)』『一度もない(7.7%)』という回答結果になりました。
「ある(よくある、たまにある)」と回答した方を合計すると79.1%となり、実に8割近くの方が爪切りを行っていることがわかりました。
爪は巻いているものの痛みがない、あるいは痛みはあっても皮膚には食い込んでいない状態などは「巻き爪」の疑いがあります。
一方、爪が巻いているか巻いていないかに関わらず、爪が皮膚に食い込み、痛みや腫れ、出血などがある場合は「陥入爪」の疑いがあります。
陥入爪と比較すると巻き爪は状態が軽微であるため、「わずかな巻き爪ならばという方が意外と多いのかもしれません。
その背景には、人手不足が深刻化する介護の現場では、医療従事者の負担を少しでも減らしたいといった思いなども影響しているのではないでしょうか。
介護職の方は、足の爪をどのように切るように心がけている?
ここまでの調査で、介護施設利用者のうち、足に関するトラブルを抱えている割合や、爪に関するトラブルで多い傾向が見られるもの、わずかな巻き爪があっても爪切りを行っている方の割合などがわかりました。
では、介護利用者の爪切り(足の爪)を行う際、どのような方法で行われているのでしょうか。
「以下の中で、足の爪のケア(足の爪切り)に際してご自身が行っている方法を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『必ず利用者本人の了承を得てから切るようにしている(47.9%)』と回答した方が最も多く、次いで『切るタイミングは、入浴または足浴後にしている(40.7%)』『転倒しないように十分気をつけている(28.1%)』『利用者の下半身を安定させてから切るようにしている(22.5%)』『車椅子に乗っている場合は降りてもらって切るようにしている(22.3%)』『深爪しないように切るようにしている(20.4%)』『切りやすい角度で切るようにしている(19.6%)』『切ったあとは、やすりを使うようにしている(14.6%)』『異常が認められる場合は切らないようにしている(12.5%)』『この中にはない 4.0(%)』と続きました。
半数近くの方が、「必ず利用者本人の了承を得てから切るようにしている」と回答したほか、切るタイミングに関しては入浴または足浴後と回答した方が4割、爪切りを行う際には利用者が転倒しないように十分気をつけていると回答した方が約3割ということがわかりました。
足の爪の切りの仕方は、どのようにして知識を得たのでしょうか。
次にどのようにして学んだのか伺いました。
「足の爪の切り方に関して、独学ですか?研修ですか?それとも先輩などから学びましたか?」と質問したところ、『先輩や上司から教わった(43.1%)』と回答した方が最も多く、次いで『研修や講義で学んだ(27.9%)』『独学で勉強した(インターネットや書籍など)(19.4%)』『特に学習はしていない(9.6%)』と続きました。
介護福祉士の試験において、介護福祉職が行う爪切りに関する出題があります。
そこには「爪の先端の白い部分を1mmくらい残して切る」とありますが、具体的な足の爪切りの仕方は「先輩や上司から教わった」という方が比較的多いようです。
では具体的に、介護・介助の現場ではどのように足の爪を切っているのでしょうか。
詳しくお聞きしました。
■介護・介助の現場では、このようにして足の爪を切っています ※一部抜粋
・手の簡単な爪は切っています。難しい足の爪は看護師や医師が切っています(30代/男性/鳥取県)
・なるべく入浴後の柔らかくなった状態の時に切るようにしています。爪の厚さや形によって爪切りを使い分け、角は少しカーブさせ、ささくれや割れがないかを確認し、最後にやすりをかけるようにしています(30代/女性/愛知県)
・丸く切るのではなく、巻き爪にならないように平行に切るようにしています(30代/女性/大阪府)
・利用者の状態によって、爪、ヤスリ、ネイル用の物と何種類かの道具を使って切っています。例えば、一般的な爪切りは2種類ほど爪切りを使い分けて大まかに切り、小さな爪や逆剥けは別の爪切りで切る。それらが終わったら固めのヤスリで整えてから柔らかめのヤスリで仕上げるなど(40代/女性/大阪府)
・スクエアカットからのスクエアオフ。指の間に綿を挟んで、間隔を開けて切るようにしています(50代/男性/京都府)
・深爪にならないように気をつけています。また、厚くて切りづらい場合はヤスリで削ったり、爪白癬でボロボロになって痛みや炎症があったりする時は看護師の指示を仰ぐようにしています(50代/女性/栃木県)
などの回答が寄せられました。
爪白癬や難しい足の爪に対しては、看護師や医師が対応しているようです。
また、足の爪を切る際には、利用者の爪の状態に合わせて爪切りの種類を使い分けたりヤスリをうまく使ったりしているほか、深爪を避ける、巻き爪にならないように爪の先を平行に切り(スクエアカット)、角をやや丸く整える(スクエアオフ)といった方法で爪を切っている様子が窺えました。
足の爪のケアは重要!その理由とは?
そもそも、なぜ爪切りを重要視しているのでしょうか?
実際、介護士や看護助手、訪問ヘルパーの方々は、足の爪ケアについてどのくらい重要(必要)だと考えているのでしょうか。
「足の爪のケアは、どのくらい必要だと思いますか?」と質問したところ、『とても重要だと思う(44.6%)』『ある程度は必要だと思う(48.1%)』『あまり必要ではないと思う(5.9%)』『不要だと思う(1.4%)』という回答結果になりました。
「とても重要だと思う」「ある程度は必要だと思う」を合計した割合が9割を超えたことで、足の爪ケアは疎かにはできないと考えている様子が窺えます。
重要だと思う理由を詳しくお聞きしました。
■足の爪のケアは実は重要!その理由とは? ※一部抜粋
・裸足で床を歩く際、爪がカーペットなどに引っかかって転倒するリスクがあり、爪切りはその防止策にもなると思うので重要だと考えています(20代/男性/岐阜県)
・痛みを伴うようだと利用者様は歩行を嫌がるようになり、それがきっかけで歩行困難になることもあるためです(40代/男性/埼玉県)
・高齢者の場合は感覚が鈍っていることもあり、爪切りによって足に炎症が起きても本人は気付きにくく、全身性の症状に移行する可能性もあります。また、糖尿病の患者さんは感染症を起こしやすいので、爪だけで無く足趾間を清潔に保つことも気を付ける必要があると思うからです(50代/女性/栃木県)
・自由に歩けなくなると認知症のリスクも高まるため(50代/男性/宮城県)
などの回答が寄せられました。
巻き爪などの切りにくい形状をした爪を無理に切った結果、感染症や合併症を引き起こすこと可能性があるようです。
特に糖尿病を患っている場合は注意が必要で、全身の症状へと悪化する可能性があることが理由に挙げられることがわかりました。
一見すると簡単な爪切りのように思いますが、抵抗力や感覚の弱まっている高齢者の場合、さまざまなリスクを考えなければならないようです。
【まとめ】爪切りは許可された医療行為とは言え、巻き爪や爪白癬になっている利用者の爪切りは注意が必要!
今回の調査で、介護・介助の現場でどのように爪切り(特に足の爪)が行われているのか明らかになりました。
介護・介助の現場では、利用者の92.8%に足のトラブルを抱えていることがわかりました。
また、爪に関するトラブルに関しては、爪白癬や巻き爪といったトラブルが比較的多いようです。
介護施設利用者の爪切りに関しては、現実的にはなかなか難しい対応が迫られている様子が窺えました。
介護士や看護助手ならば、近くにいる医師や看護師の指示を仰ぐこともできるかと思いますが、1人で訪問ヘルパーをされている方の場合、どのように判断したら良いのか迷ってしまうこともあるかと思います。
利用者本人やその家族の方から、「爪が伸びているので切ってほしい」と依頼されることもあるかもしれません。
単純に爪が巻いているだけであれば、その爪の「爪切り」はが許可されている医療行為と解釈することもできます。ただ、簡単に思える爪切りでも、高齢者や糖尿病を患っている方の場合は思わぬ事態になりかねない、ということを再認識する結果になったのではないでしょうか。
■専門医 簗 由一郎 医師からのコメント
今回の調査で介護現場において、足の爪への対応に苦慮している現状が改めて認識されました。
平成17年の厚生労働省の通知をきっかけに、非医療者による足の爪ケア実施の流れが進んでいます。
私も医療現場だけで全てを対応するのは難しいと考えています。この流れは賛成ですし、社会情勢を考えると少しずつ加速していくと思われます。
高齢者の足には思わぬ疾患が隠れていることもあります。より緊密な医療との連携や、ケア従事者への教育制度の充実が、今後の課題だと考えています。
巻き爪をセルフ矯正するなら『ネイル・エイド』がオススメ
今回、「介護士×巻き爪ケア」に関する調査を実施した合同会社ひまわりコーポレーションが運営する「専門医と学ぶ巻き爪・陥入爪治療の相談室」では、巻き爪セルフ矯正『ネイル・エイド』(https://medical-media.jp/nailaid/)の販売とアフターフォローを行っております。
「ネイル・エイド」は、10年以上巻き爪・陥入爪治療に携わってきた、巻き爪の専門医師が開発した巻き爪矯正器具です。専門外来で行っている治療がご自宅でも可能で、巻き爪でお悩みの方におすすめしたい矯正器具です。侵襲が少なく短時間で装着でき効果も高いので、医療機関やネイルサロンなどでのご利用もおすすめです。
■ネイル・エイドの特徴
1.短時間での装着
爪に穴を開けたり器具を加工したりする必要がなく、そのまま装着できます。
2.強い矯正力
弾性ワイヤーと同程度の矯正力があります。
3.固定が安定、外れにくい仕組み
単純に挟みこむ仕組みではないので外れにくいです。
4.強い変形・厚い爪でも装着可能
2mm程度なら厚い爪でも問題なく装着可能です。
5.繰り返しの着脱が可能
器用な患者さんであれば、自分で付け外しできます。外来再診時の患者負担軽減。
(※頻回の付け外しは商品の耐久性を弱めるので着脱は最小限として下さい)
6.高い耐久性(耐腐食性)
半年、1年使用している患者さんが多数います。中空ワイヤーを切り出して作成し、折り曲げや変形加工をしていないので、高い耐久性があります。ニッケルチタン合金で耐腐食性があります。矯正力も維持されます。
巻き爪のセルフケアにはネイル・エイドがオススメです。
「専門医と学ぶ爪・陥入爪治療の相談室」は日本初!巻き爪・陥入爪に特化したWebサイト
URL:https://medical-media.jp/
「専門医と学ぶ巻き爪・陥入爪治療の相談室」は、日本で初めての巻き爪・陥入爪治療に特化した専門サイトになります。
少しでも多くの巻き爪患者さんのお役に立ちたい、正しい情報を伝えたい、そういった思いでこのサイトを開設致しました。
【主な内容】
巻き爪を学ぶ / 巻き爪・陥入爪の基礎知識 / 巻き爪の原因と予防(セルフケア)/ 巻き爪の保存治療(セルフケア・矯正など)/ 巻き爪の手術治療(フェノール法)/ 巻き爪セルフ矯正ネイル・エイドについて / ネイル・エイドの紹介 / ネイル・エイドの採用施設 / ネイル・エイドのよくある質問 /巻き爪コラム / 治療例 / 相談掲示板 など
【主な特徴】
・巻き爪について当サイトで基礎的な事が理解できる
・巻き爪の治療法について理解ができる
・全国の巻き爪外来病院や治療器具「ネイル・エイド」採用病院も探すことができる
・具体的な治療法も分かりやすく紹介
■簗 由一郎プロフィール
簗 由一郎(やな ゆういちろう)
合同会社ひまわりコーポレーション代表
【主な経歴】
平成15年 高知大学医学部卒業
平成17年 東京大学形成外科入局 関連病院勤務を経て
平成19年 埼玉医科大学 形成外科勤務
【所属学会・資格】
日本形成外科学会(専門医)
日本美容外科学会
日本眼形成再建外科学会
日本リンパ浮腫治療学会(評議員)
【業績】
簗 由一郎:新しい巻き爪治療器具(ネイル・エイド)の使用経験.
第56回日本形成外科学会学術集会, 東京, 2013
検索は右記URLから:https://www.google.com/url?q=https://mp.medicalonline.jp/&sa=D&source=docs&ust=1670575309260096&usg=AOvVaw2xUPgVN9r8PpmHnXljN8OB
【メディア取材・出演実績】
朝日新聞・毎日新聞・日本経済新聞・NHK Eテレ「きょうの健康」他多数。
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(2024/02/14 10:00)
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