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Contrea株式会社、大腸内視鏡検査の患者説明動画をリリース

Contrea株式会社
 医療者と患者さんを繋ぐプラットフォーム『MediOS(メディオス) 』を提供するContrea(コントレア)株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:川端一広、以下「Contrea」)は、大腸内視鏡検査を効率的かつスムーズに行うための患者説明動画をリリースしたことをお知らせいたします。


大腸内視鏡検査の説明動画 サービスリリースの概要


提供内容:大腸内視鏡検査 動画コンテンツおよびMediOSシステム
提供開始日:2024年2月15日(木)~
サービス概要・申込URL:https://medios.guide/contact


大腸内視鏡検査の現状と課題


 大腸内視鏡検査は、消化器内科医の重要な仕事の一部で、その検査総数は2021年の1年間だけで55万6千件以上(*1)に上っています。しかし、消化器内科医の日常業務として内視鏡検査・治療のみならず、外来診療、病棟業務も日夜行っており、多忙を極めています。

 このような中で、医師の業務負担の一因とされているのが「インフォームド・コンセント」であり、2024年4月から開始される「医師の働き方改革」でも今後改善が求められる課題の一つ(*2)です。

 「インフォームド・コンセント」とは、医師が患者さんに対して病状や治療の効果、副作用などの情報を十分に説明し、患者さんが自身の治療内容や方針に納得した上で同意するプロセスのことです。

大腸内視鏡検査における「インフォームド・コンセント」の重要性 


 大腸内視鏡による検査や処置、治療はリスクを伴うため、患者さんにそのリスクや効果、副作用を分かりやすく説明することが必要です。

 患者さんがこれらの内容を理解し、納得するためには、各個人の病状に応じた詳細な説明が重要であり、1回の説明には10~30分程度かかるといわれています。
ただ説明をするだけでなく、患者さんやそのご家族からの質問がある場合はより詳しい説明が必要になり、追加の説明時間を設けることもあります。

 『MediOS』は、インフォームド・コンセントにおける課題に対する解決策を具現化したシステムです。
「業務負担」「患者さんの理解度不足」「説明内容の不足」といった課題に対してわかりやすいアニメーション動画を使った説明支援により、多忙な医師の業務負担を軽減し、患者さんが納得して治療を受けられるようサポートすることが可能です。



コンテンツ内容


 大腸内視鏡検査に関連する動画コンテンツとして、「大腸内視鏡検査前処置薬」の代表的な2つの薬剤の動画に加えて、「大腸内視鏡検査」「大腸内視鏡検査の合併症」「大腸EMR」「大腸ESD」「大腸EMR /ESDの偶発症」「大腸内視鏡検査後に気をつけること」「大腸がんとは」の7本のアニメーション動画を制作しました。

 本リリースでは「大腸EMR」を参考動画として公開します。



監修医からのコメント


大船中央病院 消化器・IBDセンター 特別顧問 上野 文昭 先生


 下部消化管内視鏡検査のコンテンツ監修を行いました。下部消化管内視鏡とその前処置は説明する内容が多く医療者の負担となっていますが、このような動画を用いることで患者さんの理解を促進しながら、業務負担を軽減できると考えています。
 また動画内容は汎用性の高いものとなっており、多くの施設で利用可能なものになっております。
 医師の働き方改革を推進し、患者さん中心の医療を提供するにはうってつけのツールだと思います。今後多くの施設にMediOSが広がっていくことを期待しています。



国立研究開発法人 国立がん研究センター中央病院  内視鏡センター長/内視鏡科 科長 斎藤 豊 先生


 この度、Contreaさんと大腸EMR・ESDの監修を行いました。医師の働き方改革が始まろうとする中で、このような取り組みは大いに意義があることと感じています。
 今回の動画コンテンツでは、病態・内視鏡治療方法・偶発症(併発症)についてアニメーションで表現しました。医学的な正確性は担保しつつも、親しみやすさ・わかりやすさを兼ね備えているため、業務効率化という医師側のメリットだけでなく、動画を視聴する患者さんにも受け入れやすいと考えています。動画説明コンテンツを用いることで、多忙な消化器内科医の働き方改革が進み、患者さんも安心できる医療が提供できることと思います。MediOSが多くの医療機関に普及することを期待しています。

カスタマイズ可能な仕様


 Contreaの動画はカスタマイズが可能な仕様になっており、病院ごとの特徴や患者さんのニーズに合わせた情報提供ができるため、より効率的で質の高いコミュニケーションが実現できます。

医療者と患者さんを繋ぐプラットフォーム『MediOS』


 MediOSでは現在、動画説明と電子同意書のサービスを提供しています。
MediOSの動画説明サービスでは、通常医師が行う標準的な説明を動画として用意し、患者さんが事前に視聴できます。
これにより、医師は診察時間を個別の説明に使うことができるので、限られた診察時間を患者さんの意思決定のサポートに費やすことができます。

 このアプローチは業務効率向上だけでなく、患者さんの満足度や治療への理解を高めることにも寄与します。また、MediOSは患者さんの理解度や質問事項を事前に収集することもできます。
 MediOSを利用することで、動画説明から動画視聴後のトラッキングまで管理することが可能です。

MediOSの効果


 弊社では大腸内視鏡検査の説明動画に先駆けて、麻酔科・眼科・泌尿器科・消化器内科・消化器外科・検査・入院説明のコンテンツを提供しています。ある病院では年間に約4,000件の手術を行っており、MediOSを導入した結果、患者さん1人当たりの麻酔科の説明時間を30分から10分に短縮できました。
これは年間に換算すると1333時間もの説明時間が削減されたことになります。(*3)
 
 また、患者さんに対する動画視聴後の理解度調査では、5段階評価で平均4.8という非常に高いスコアとなっています。高齢の方が多い医療現場でも動画による説明は受け入れられており、これからのインフォームド・コンセントのスタンダードになることが期待できます。(*4)

 MediOSについてご興味のある方はこちらからお問い合わせください。
サービス概要・申込URL:Contrea株式会社 お問い合わせフォーム:https://medios.guide/contact

会社概要


会社名:Contrea株式会社
代表者:代表取締役CEO 川端一広
所在地:東京都渋谷区代々木1-30-14 代々木ANNEX 013
設立:2020年1月23日
事業内容:医療者と患者さんを繋ぐプラットフォーム『MediOS』の開発・運営
会社HP:https://www.contrea.jp/

参考


*1 田中聖人:日本大腸肛門病会誌(年間 1-10 号)第 75 巻第 10 号 2022 年
*2 厚生労働省 令和5年版過労死等防止対策白書
*3,4 Contrea株式会社が算定
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