美容・健康

マラソンランナー向きの遺伝子タイプが多い都道府県ランキング発表 1位 鳥取県、2位 沖縄県、3位 富山県

株式会社ユーグレナ
名ランナーを輩出し「長距離王国」と呼ばれる福島県は6位



 株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社長:出雲充)は、国内最大規模の市民マラソン「東京マラソン」の開催を前に、ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストの遺伝子解析サービスのゲノムデータをもとにした「マラソンランナー向きの遺伝子タイプが多い都道府県※1ランキング」を公開します。
※1 出生地に関するアンケートから都道府県を出しています



 ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストの遺伝子解析サービスは、個人の遺伝子型を解析し、健康リスク・体質・祖先について350以上の項目に関して、どのような病気、体質の遺伝的傾向があるかの結果を提供するサービスです。遺伝子解析項目は定期的に無料でアップデートしていて、2024年1月には、「妊娠悪阻(重症のつわり)」の項目の新規追加を実施しました。
 ユーグレナ社では、ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストの遺伝子解析サービスの利用者の中から50,000人以上のゲノムデータを用いて、『マラソンランナー向きの遺伝子タイプ』を調査しました。解析したのは、速筋線維と遅筋線維のどちらが多いかに関する項目と、運動時の持久力に関する項目の2つです。

■今回の調査で解析した遺伝子項目について
 身体能力と遺伝子の関連については、古くからさまざまな研究が行われていて、筋力や持久力についても関連を示唆する遺伝子が見出されています。今回の調査における『マラソンランナー向きの遺伝子タイプ』を定義するにあたって、次の2つの遺伝子項目を解析しました。

遺伝子解析項目1.「短距離ランナータイプ(SNP:rs1815739)」
 速筋線維と遅筋線維のどちらが多いかに関する項目です。筋線維は大きく分けて、この2種類があります。速筋線維は、酸素を用いずに糖質を分解してエネルギーを産出する解糖系代謝が発達していて、短距離ランナーなど瞬発力が必要なスポーツ選手は速筋線維が多いといわれています。一方、遅筋線維は、酸素を用いて糖質や脂質を分解してエネルギーを産出する酸化系代謝が発達していて、マラソンランナーなど持久力が必要なスポーツ選手は遅筋線維が多いといわれています。

 この遺伝子解析項目には以下の3つのタイプがあります。
- 若干マラソンランナーに多く、短距離選手に少ないタイプ(遺伝子型:TT)
- 短距離ランナーに多いタイプ(遺伝子型:CT)
- 短距離ランナーに多いタイプ(遺伝子型:CC)

このうち、「若干マラソンランナーに多く、短距離選手に少ないタイプ(遺伝子型:TT)」が速筋線維が少ない遺伝子タイプに該当します。※2
※2 根拠とする文献は次の通りです。
(1) Yang et al. (2003) "ACTN3 genotype is associated with human elite athletic performance." Am J Hum Genet 73(3):627-31.
(2) Niemi and Majamaa. (2005) "Mitochondrial DNA and ACTN3 genotypes in Finnish elite endurance and sprint athletes." Eur J Hum Genet 13(8):965-9.
(3) Moran et al. (2007) "Association analysis of the ACTN3 R577X polymorphism and complex quantitative body composition and performance phenotypes in adolescent Greeks." Eur J Hum Genet 15(1):88-93.
(4) Vincent et al. (2007) "The ACTN3 (R577X) genotype is associated with fiber type distribution." Physiol Genomics 32(1):58-63.

遺伝子解析項目2.「持久力(SNP:rs4343)」
 運動時の持久力と遺伝子に関する項目です。持久力の評価は、「最大酸素摂取量」という「1分間に体内に取り込まれる酸素の最大量」を指標として行われます。酸素の消費量が多いほど、体内で多くのエネルギーが作り出され、エネルギーの生産量が多いほど長く身体を動かすことができるためです。最大酸素摂取量には心臓のポンプ機能や血液運搬、骨格筋、肺拡散能力などが関与しており、身体能力の総合力ともいえます。

 この遺伝子解析項目には以下の3つのタイプがあります。※3
- 最大酸素摂取量が多く、持久力が高めのタイプ(遺伝子型:AA)
- 持久力が一般的なタイプ(遺伝子型:AG)
- 最大酸素摂取量が少なく、持久力が低めのタイプ(遺伝子型:GG)

※3 根拠とする文献は次の通りです。
(1) Hagberg JM et al. (1998) "VO2 max is associated with ACE genotype in postmenopausal women." J Appl Physiol 85(5):1842-6.
(2) Abdollahi MR et al. (2008) "Homogeneous assay of rs4343, an ACE I/D proxy, and an analysis in the British Women's Heart and Health Study (BWHHS)." Dis Markers 24(1):11-7.

■『マラソンランナー向きの遺伝子タイプ』とは?
 今回の調査における『マラソンランナー向きの遺伝子タイプ』とは、項目1.「短距離ランナータイプ(SNP:rs1815739)」で「若干マラソンランナーに多く、短距離選手に少ないタイプ(遺伝子型:TT)」に該当し、かつ、項目2.「持久力(SNP:rs4343)」で「最大酸素摂取量が多く、持久力が高めのタイプ(遺伝子型:AA)」に該当する人のことを指します。つまり、「速筋線維が少ないタイプで、持久力が高めのタイプ」に該当する人の割合を都道府県別に算出し、数値化しました。

■調査結果
 上記の解析結果より、『マラソンランナー向きの遺伝子タイプ』の人の割合が相対的に高い都道府県は、1位 鳥取県、2位 沖縄県、3位 富山県、4位 香川県、5位 石川県、6位 福島県、7位 青森県、8位 神奈川県、熊本県、10位 奈良県となりました。オリンピックや箱根駅伝などで活躍する名ランナーを多く輩出することから「長距離大国」と呼ばれる福島県は6位で、5位の石川県とは0.01%差でした。


■調査概要
調査方法:ゲノムデータの解析をもとに調査
調査対象:「ユーグレナ・マイヘルス 遺伝子解析サービス」、「ジーンクエストALL」の利用者
対象者数:ゲノムデータ:57,449人
調査時期:2024年2月
調査項目:ゲノムデータ「短距離ランナータイプ(SNP:rs1815739)」と「持久力(SNP:rs4343)」の2項目を調査し、「若干マラソンランナーに多く、短距離選手に少ないタイプ(遺伝子型:TT)」、かつ、「持久力が高めのタイプ(遺伝子型:AA)」に該当する人の割合を都道府県ごとに算出

 当社の遺伝子解析サービスには、運動に関する解析項目として、今回調査対象とした項目のほか、「筋肉の柔軟性」、「運動習慣」、「運動の効果」などがあります。ご自身のタイプが気になる方は、遺伝子解析サービスを試してみてはいかがでしょうか。

■「ユーグレナ・マイヘルス 遺伝子解析サービス」について
 個人の健康リスク・体質の遺伝的傾向・祖先のルーツについて350項目以上の遺伝子型を解析するサービスです。太りやすさなどの体質や、がん・糖尿病などの病気発症リスクに関する遺伝子情報、病気の予防のためにあなたができることをチェックできます。また、体質や病気の発症は遺伝要因だけでなく、食生活や生活環境など環境要因も大きく影響を受けるため、自分の遺伝子情報を理解したうえで生活習慣を見直す際のヒントとなります。
https://myhealth.euglena.jp/products/gene_analysis/

ユーグレナ・マイヘルス 遺伝子解析サービス
<ユーグレナ・マイヘルスについて>
『ユーグレナ・マイヘルス』は、「科学(Science)」「信頼(Credible)」「パーソナル(Personal)」の3つを軸に展開するユーグレナ社の検査サービスブランドです。学術研究などに基づいた多様な検査サービスを通じて、お客様の健康リスクや体質、健康状態を把握していただいたうえで、一人ひとりに対応したヘルスケアソリューションの提供を目指しています。今後、複数のサービスを『ユーグレナ・マイヘルス』にて展開することで、ヘルスケアに関するビッグデータを1か所に集積し、中長期的には、そのビッグデータを活用した科学研究の推進を通じて、生命科学の発展とより付加価値の高いヘルスケアソリューションの提供を目指します。https://myhealth.euglena.jp/

<株式会社ユーグレナについて>
2005年に世界で初めて微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養技術の確立に成功。「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)」をユーグレナ・フィロソフィーと定義し、微細藻類ユーグレナ、クロレラなどを活用した食品、化粧品等の開発・販売、バイオ燃料の製造開発、遺伝子解析サービスの提供、未利用資源等を活用したサステナブルアグリテック領域などの事業を展開。2014年より、バングラデシュの子どもたちに豊富な素栄養を持つユーグレナクッキーを届ける「ユーグレナGENKIプログラム」を、継続的に実施している。https://euglena.jp



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