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「再生医療で描く日本の未来フォーラム」開催

学校法人先端教育機構
2040年のあるべき姿を構想し、再生医療をテーマに政産官学が議論

学校法人先端教育機構 事業構想大学院大学(本部:東京都港区、学長:田中里沙)は、付属の研究機関である「事業構想研究所」の主催で、再生医療の研究開発、社会実装、国民負担の在り方、国民への理解に関わる課題とアクションプランをまとめた提言を発表する場として、「再生医療で描く日本の未来フォーラム」を2024年2月14日に開催しました。

2024年2月14日 武見敬三厚生労働大臣(写真中央)と再生医療で描く日本の未来研究会常任委員(会場:ザ・キャピトルホテル東急)
再生医療で描く日本の未来研究会が、厚生労働大臣に提言書を手交《再生医療分野を、日本を牽引する産業へ》
再生医療を始めとする最先端医療分野は日本の国際競争力や国民の健康寿命延伸への貢献などにおいて大きな期待がかかっています。一方で、新しい医療分野であるため、その安全性や有効性の確認などを含む臨床開発には時間も費用も掛かる上に、制度面での課題も指摘されています。
「再生医療で描く日本の未来」研究会では、日本における再生医療の健全な発展への貢献を目指し、日本における再生医療の課題やあるべき姿を5回の研究会を通じて議論してきました。その議論の成果として、提言をまとめ、フォーラムにて、武見敬三厚生労働大臣に提言書として手交しました。
再生医療で描く日本の未来研究会
常任委員
参議院議員 古川俊治氏
日本再生医療学会 理事長 岡野栄之氏
日本総合研究所 理事長 翁百合氏
慶應義塾大学 教授 後藤励氏
再生医療イノベーションフォーラム
 代表理事会長 志鷹義嗣氏
事業構想大学院大学 学長 田中里沙



<研究会における議論の概要>
オブザーバー
内閣府:科学技術・イノヘ゛ーション推進事務局、健康・医療戦略推進事務局
厚生労働省:医政局 研究開発政策課、保険局 医療課、医薬局 医療機器審査管理課
経済産業省:商務サーヒ゛スク゛ループ生物化学産業課
文部科学省:研究振興局 ライフサイエンス課
独立行政法人医薬品医療機器総合機構
「再生医療で描く日本の未来」研究会 提言概要
1. 産業化の支援
アカデミア研究の充実と知財戦略の立案 [主に官公庁が取り組む内容]
新しい産業としての再生医療ベンチャーへの投資環境の整備 [産官学で取り組む内容]

2. 製造と品質担保
国内製造の体制構築と製造技術の発展支援 [産官学で取り組む内容]
再生医療等製品の多様性に即した新しいルールやガイドラインの策定 [産官学で取り組む内容]

3. 医療アクセスの向上
再生医療に関するエビデンスの活用 [アカデミアと厚生労働省で取り組む内容]
グローバル展開の推進 [産官学で取り組む内容]

4. 保険制度
再生医療に関わる診療から製品までを含む新たな医療保険制度の整備 [産官学で取り組む内容]

5. 人材育成/情報発信
再生医療に関わる人材の育成 [産官学で取り組む内容]
分かりやすく信頼性の高い情報の発信 [産官学で取り組む内容]                              
                               (一部抜粋)

「再生医療で描く日本の未来」フォーラム開催概要
日時:2024年2月14日(水)17時30分~19時30分
会場:ザ・キャピトルホテル東急1階「鳳凰」
当日は、国会議員、官公庁職員をはじめ「再生医療」のテーマに関心を寄せる方々、約120名の来場があり、再生医療で描く日本の未来研究会における議論を共有しました。

武見敬三厚生労働大臣ご来賓挨拶  厚生労働大臣 武見敬三氏
「再生医療は新たな治療法の確立に進むなど国民の期待が大きい最先端の医療分野であり、政府としても実用化の支援に取り組んできた一方、技術の進歩は未だ途上である。本研究会では産官学が取り組むべき課題について広く長期的な視点をもって議論されており、再生医療で描く日本の未来が輝かしいものになると確信をしている。」などと期待の言葉が寄せられました。




提言発表、提言書手交
事業構想大学院大学 田中里沙学長より、「再生医療で描く日本の未来」研究会による提言を発表しました。2040年を見据えたロードマップとともに具体的な提言内容を概説し、2023年7月から12月まで5回にわたって実施した研究会の成果を報告したのち、提言書は、武見敬三厚生労働大臣に手交しました。




古川俊治参議院議員による基調講演基調講演 参議院議員 古川俊治氏
「日本における再生医療のこれまでとこれから」と題し、参議院議員で本研究会の常任委員を務める古川俊治氏が登壇。再生医療の歴史や遺伝子細胞治療の実用化、研究開発について言及し、産業化のための論点を整理するなど今後の日本経済と再生医療のあるべき姿を示しました。



パネルディスカッション
1部では「再生医療の未来について(日本から海外に向けて)」をテーマに、日本再生医療学会 岡野栄之理事長、Heartseed株式会社 安井季久央取締役COO、経済産業省商務サービスグループ生物化学産業課 下田裕和課長が登壇し、日本再生医療学会 八代嘉美氏がモデレーターを務めました。つづく2部は「再生医療の実用化について(日本での実装に向けて)」と題し、再生医療イノベーションフォーラム 畠賢一郎代表理事副会長によるモデレートで、医薬品医療機器総合機構 藤原康弘理事長、日本総合研究所 翁百合理事長、慶応義塾大学経営管理研究科 後藤励教授、再生医療イノベーションフォーラム 志鷹義嗣代表理事会長が議論を交わしました。

パネルディスカッション1部
パネルディスカッション2部
事業構想大学院大学について
2012年4月に東京・南青山に開学した、事業構想と構想計画を構築・実践する社会人向け大学院です。事業の根本からアイデアを発想し、事業の理想となる構想を考え、実現するためのアイデアを紡ぎ、構想計画を構築していくことを対象とした多様なカリキュラムを提供しています。多彩な業界で活躍する教員・院生と議論を重ね、2年間で事業構想計画書の提出を経て、専門職学位の「事業構想修士(専門職)」(MPD:Master of Project Design)が授与されます。拠点は東京、大阪、名古屋、福岡、仙台の5校舎で、現在12期目 計572名が修了し、数多くのイノベーションとなる新事業が生み出されています。また、本学の附属研究機関である「事業構想研究所」では、企業・事業のプロジェクトベースでの研究が活発に実施され、既に2,500名以上が課程を修了しているほか、月刊『事業構想』等の出版を始め、研究書籍を発刊しています。その他、詳細は大学院HP( https://www.mpd.ac.jp/ )をご覧ください。*公益財団法人 大学基準協会の大学認証評価(専門分野別・機関別認証評価)で「適合」評価*厚生労働省の教育訓練給付金(専門実践教育訓練)に指定(国から最大112万円を給付)

学校法人先端教育機構の概略
名称:学校法人 先端教育機構
理事長:東 英弥
所在地:東京都港区南青山3-13-16
設置校:事業構想大学院大学(本部:東京都港区南青山3-13-16)
    拠点:東京、仙台、名古屋、大阪、福岡
   :社会構想大学院大学(東京都新宿区高田馬場1-25-30)
付属機関:事業構想研究所、先端教育研究所
出版:月刊事業構想、月刊先端教育、書籍等
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