住宅・建築・建設

点字ブロックのその先の通行をサポート!大阪の老舗ゴムメーカーが【建築・空間のインクルーシブデザイン】を加速させる

錦城護謨株式会社
屋内専用のゴム製視覚障害者用歩行誘導マット「歩導くんガイドウェイ」がソーシャルプロダクツアワード2024「優秀賞」受賞

創業88年を迎える大阪の老舗ゴムメーカー 錦城護謨(きんじょうごむ)株式会社(本社:日本 大阪府八尾市、代表取締役社長:太田泰造、以下「錦城護謨」)は、視覚障害当事者のアイディアを元に開発された視覚障害者歩行誘導マット『歩導くん ガイドウェイ』にて、ソーシャルプロダクツアワード2024(主催:一般社団法人 ソーシャルプロダクツ普及推進協会)「優秀賞」を受賞した。 ホームページ https://www.apsp.or.jp/socialproductsaward/


画像説明:左から「歩導くんガイドウェイ」の上をベビーカー、車いす、白杖利用者、台車が通っている様子とこれまでに受賞したアワードロゴと歩導くんガイドウェイロゴ
屋内での不自由を実感し、全盲の考案者が生んだ歩行支援マット


ゴム製視覚障害者用歩行誘導マットが誕生した背景には、60歳のとき後天的な理由で全盲になった開発者が、病院をはじめとしたあらゆる屋内移動において、誘導路がないことで自分ひとりで行きたいところにいけず、不自由さを感じたことにあった。
錦城護謨は当初、主軸事業であるゴム部品製造や土木事業に関連した全国の営業所を活用した販売支援から加わり、のちに幅・素材・色の3点に改良を加えた自社製造の視覚障害者用歩行誘導マット『歩導くんガイドウェイ』を開発・販売する運びとなった。
画像説明:誘導路が「受付まで」に留まるケースが多いことを表したイラスト
既存の建物に柔軟に対応でき、すべての人が自由に移動できるユニバーサルデザインの誘導路


「インクルーシブをシンプルな表現でデザイン」した製品と評価され、iF DESIGN AWARD 2016、German Design Awards 2018、IDEA 2019といった世界的なデザイン賞を数多く受賞しています
2015年の発売以来、公共施設、病院、オフィスビルなど国内でシリーズ累計1200か所以上(※)に導入されている『歩導くんガイドウェイ』は、ゴム製の視覚障害者歩行誘導マット(屋内専用)で、白杖で叩いたときの床の音や当たり心地、足裏から伝わる感触の違いによって、視覚障害者を目的地まで安全に誘導できる製品である。
また、表面に凹凸がなく、なだらかな傾斜であることから、視覚障害者だけでなく、車いす利用者・肢体不自由者・高齢者やベビーカーをお使いの方まで、すべての人が自由に移動できるユニバーサルデザインの誘導路である。設置方法は両面テープで貼る仕様のため、既存の建物に柔軟に対応できる点も当該製品の強みである。
※導入実績( https://guideway.jp/settijisseki/ )同社調べ
画像説明:両面テープで貼る仕様の「歩導くんガイドウェイ」を設置している様子
生活者が「持続可能な社会」づくりに参加できるソーシャルプロダクツとして利用拡大を目指す


同製品の今後の課題として、室内環境での視覚障害者支援の必要性の認知および導入拡大が挙げられるが、当事者だけでなく、車いす利用者・肢体不自由者・高齢者やベビーカーをお使いの方まで、すべての人が自由に移動できるユニバーサルデザインの誘導路であることからも、多様な施設への早期導入が期待できる。
今後は、豊富なカラー展開や受注生産にて特注色の製作が可能なことから、既存の建物への導入はもちろんのこと、建築空間の設計段階から【インクルーシブデザインへの取り組み】を加速させる手段として注目したい。
画像説明:左から流通経済大学、セシオン杉並、ブラインドテニス大会での設置実例
ソーシャルプロダクツ・アワード(SPA)について



今年で11回目を迎える一般社団法人 ソーシャルプロダクツ普及推進協会主催のソーシャルプロダクツ・アワード(SPA)は、持続可能な社会の実現につながる優れた「ソーシャルプロダクツ」に光をあて、社会性と商品性の両面を評価する日本ではじめての表彰制度である。本アワードは審査員による「社会性・商品性・ストーリー」を合わせた総合評価だけでなく、一般の生活者も審査員となり、生活者の視点から上記3項目を評価する点も特徴である。


審査員コメント


誰ひとり取り残さない包括的な社会をめざすにあたり、視覚障がい者のスムーズな通行を支える、ユニバーサルデザインとして革新的かつ良質な歩行誘導マット。点字ブロックのその先の通行における困難や、ピクトグラムや色
調、質感など、多彩な切り口から視覚障がい者の課題を丁寧に解決している。色の展開も様々で、イベントや仮設・エリア限定といった用途に応え、点字ブロックとは異なるニーズを満たしている。導入を考える人々への情報提供を行っており、サポート体制が充実している点も魅力である。室内環境での視覚障がい者支援の必要性の認知には課題があるので、本商品をきっかけとして、多くの人々に伝わることを期待する。
画像説明:左から「歩導くんガイドウェイ」の上をベビーカー、車いす、白杖利用者、台車が通っている様子とこれまでに受賞したアワードロゴと歩導くんガイドウェイロゴ
大丸東京店にて『ソーシャルプロダクツ・アワード2024展示販売会』 開催予定


『ソーシャルプロダクツ・アワード2024展示販売会』
場所:大丸東京店 9 階 (〒100-6701 東京都千代田区丸の内1-9-1)
日時:2024年 :5月1日(水)~5月7日(火) 10時~20時
※営業時間は変更する場合があります。最新の情報は大丸東京店ウェブサイトをご確認ください。
※「歩導くんガイドウェイ」は展示のみ行う予定です。

製品仕様


画像説明:歩導くんガイドウェイ製品仕様画像
サイズ(1枚あたり):
・エッジ型(誘導路の最初と最後に使用するパーツ)
 └W:300×L:160×T:7~1mm
・センター型(誘導距離に応じて追加するパーツ)
 └W:300×L:320×T:7~1mm
使用素材:合成ゴム
設置実績:公共施設、病院、オフィスビル、スポーツ施設、商業施設など
設置方法:ピータイル、長尺シート、タイルカーペットなど多くの床材に対応でき、既存の床への簡単設置が可能
カラー:6色展開(マンゴーイエロー、スモーキーイエロー、スモーキーピンク、スモーキーブルー、チャコールブラウン、チャコールグレー)※受注生産にて特注色の製作可能
費用:公式サイトにて参考事例を掲載( https://guideway.jp/sankoukakaku/

視覚障害者歩行誘導マット『歩導くん ガイドウェイ』について



■Webサイト
https://guideway.jp
■電子版パンフレット
https://guideway.jp/pdf/siyou/Guideway.pdf
■開発ストーリー
https://prtimes.jp/story/detail/wrVEjASNL0x

視覚障害者歩行誘導マット『歩導くん ガイドウェイ』 は、iF DESIGN AWARD 2016、German Design Awards 2018、IDEA 2019といった数多くの賞を受賞しています。
画像説明:見つけやすい・スムーズ移動・色が選べる・サイン表示が可能と書かれた歩導くんガイドウェイ4つの特徴
会社概要



企業名 :錦城護謨(きんじょうごむ)株式会社
代表者 :代表取締役社長 太田泰造
創業 :昭和11年5月
事業内容:工業用ゴム部品の生産・販売、軟弱地盤改良工事(設計・施工・管理)、視覚障害者歩行誘導マットの製造販売・施工、自社ブランド「KINJO JAPAN」での新製品開発事業など
Webサイト:https://www.kinjogomu.jp/
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
本コーナーの内容に関するお問い合わせ、または掲載についてのお問い合わせは株式会社 PR TIMES ()までご連絡ください。製品、サービスなどに関するお問い合わせは、それぞれの発表企業・団体にご連絡ください。

関連記事(PRTIMES)