医療・医薬・福祉

【障がい福祉×空間ソリューション】Lean on Meとパナソニックのセンサリールームプロジェクト、パナソニック・アクセラレート賞を受賞

株式会社Lean on Me


障がい者にやさしい、簡易型センサリールームの開発に取り組む株式会社Lean on Me(本社:大阪府高槻市、代表取締役:志村駿介、以下「リーンオンミー」)は、パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社(東京本社:東京都港区、社長:大瀧 清、以下「パナソニック」)と、ReGACY Innovation Group株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:成瀬 功一、以下:ReGACY)が共同で開催しているアクセラレータープログラム「Panasonic Accelerator by Electric Works Company」において、アクセラレート賞を受賞しました。
「Panasonic Accelerator by Electric Works Company」について


本プログラムは「くらしインフラ」の変革を通じて、「いい今日と、いい未来」を創ることを目指し、パナソニックと優れた先進的技術やノウハウを有するスタートアップの共創で、新規事業を加速させる取組として開催されました。2023年11月にスタートアップ11社が採択され、約4ヶ月間にわたってスタートアップとプロモーター(スタートアップとの共創を推進する社員)が、パナソニックのリソースを最大限に活用し、事業化に向けた検討を実施しました。2024年3月13日には成果発表会(デモデイ)がパナソニックセンター東京(有明)で開催され、11社のスタートアップがプログラム期間中に実施した活動結果を発表しました。
センサリールームとは

パナソニックのセンサリールーム
センサリールームとは、照明や音響など、五感を適度に刺激することで利用者の気持ちを落ち着かせる空間です。特に視覚過敏や聴覚過敏のある方が安心して過ごせる場として、空港やサッカースタジアムなどへの設置が進んでいます。災害時の、避難所における活用にも期待されています。
リーンオンミーの障がい福祉に関する知見と、パナソニックの照明や音響技術を駆使したセンサリールームは、2025年大阪・関西万博で、リーンオンミー出展予定の大阪ヘルスケアパビリオンに展示される見通しです。

レストランや空港で実証実験。家族や支援者から反響も
親子向けセンサリールームの開発経験を持つパナソニックは、照明技術など電気設備に関する知見を強みとしています。当事業では、知的、発達、精神障がいなど、いわゆる「見えづらい障がい」に関する啓発やイーラーニングを手がけるリーンオンミーと連携し、ノイズをおさえ、視覚、聴覚、触覚を適度に刺激できるドーム型の簡易型センサリールームを共同開発し、効果検証を行いました。

今回の実証実験で使用したセンサリールーム
2023年11月から翌24年3月にかけて、貸し切りレストラン、成田国際空港、障がい通所施設2か所で試験的に設置。設置先では、多動や他害傾向があり、普段は常時付き添いが必要な当事者が、一人でルーム内に入って、ゆっくり過ごされる様子が見られました。ご本人だけでなく、ご家族や支援者の心理的な負担軽減といった効果も得られました。実証実験の結果をふまえ、引き続き改良を重ねてまいります。


受賞祝いのメッセージ
パナソニック株式会社エレクトリックワークス社 ソリューション開発本部ライティング開発センター 課長 岩橋 友也 様
センサリールームメンバーとコラボレーション頂きありがとうございます。
またアクセラレート賞の受賞おめでとうございます。
新しく広がった顧客に価値をお届けできるように今後も協業して力強く進めさせてください!

弊社代表・志村 駿介 受賞コメント


僕が障がい者支援施設で勤務していたときに、重度の自閉症スペクトラム障がいのある方の外出支援をする機会がありました。本人が電車のホームや人混みの中で不安を感じた際、適切に対応できる場所がなく、双方が大きなストレスを感じた経験があります。
今回、パナソニックのプロジェクトメンバーとのご縁をいただき、共に「障がい者にやさしい簡易型センサリールームの開発」に取り組む機会を得ました。このプロジェクトは、外出が難しいと感じている障がいのある方々にとって、社会参加への道を広げる大きな一歩となると考えています。パナソニックと手を携え、障がいのある方々の生活に寄り添い、支えることができる環境を一緒に創造していくことに、大きな期待と責任を感じています。

パナソニック・共創チームメンバー 受賞コメント
ブランド・コミュニケーション部門   三浦 美賀子 氏
障がいのある方への効果検証は困難でしたが、リーンオンミーさんとの取り組みで解像度が上がりました。ケアする人、される人の境目なく誰もが居心地よく過ごせるセンサリールームを目指し取組を継続してゆきたいです。

ソリューション開発本部ライティング開発センター 渡邉 健太 氏
当社がこれまで親子向けに蓄積してきたセンサリールームの技術や知見を、障がい者とその介助者の皆様にも適用可能であることが確認できました。今後はより対象者に寄り添った形で社会に普及拡大できるよう開発を進めてまいります。

近畿電材営業部 住宅市場推進部 小出 祥代 氏
本プロジェクトに参画しリーンオンミーさんに出会えたこと、感謝しかありません。
これからも共にセンサリールームの普及に努めてまいりたいと思います。

パナソニックホールディングス株式会社 プラットフォーム本部 村上 健太 氏
普段取り組んでいる技術開発を通じて社会に貢献できる可能性と機会を与えてくださったリーンオンミーさんに心より感謝申し上げます。
今後はより一層、お客様に寄り添いながら、技術を通じて一緒に課題解決をしていきたいと思います。

リーンオンミーについて
「障がい者にやさしい街づくり」を理念とするスタートアップ。障がい福祉事業所や企業に向けて、知的障がいや発達障がい、精神障がいのある方と接するうえで必要な知識を学ぶオンライン研修サービス「スペシャルラーニング」を提供しています。

株式会社Lean on Me
所在地:(本社) 〒569-0093 大阪府高槻市萩之庄5-1-1-502
    (大阪支社)〒532-0011 大阪府大阪市淀川区西中島1丁目9番20号 新中島ビル8階GH
TEL:072-648-4438
設立:2014年4月1日
資本金:2億9,180万円(準備金を含む)
代表者:代表取締役 志村 駿介
URL: https://leanonme.co.jp
事業内容:障がいのある方への理解を深めるeラーニング「スペシャル ラーニング」
「スペシャル ラーニング」について                            
 障がい福祉サービスに従事される職員様、障がいのある方を積極的に雇用する一般企業の従業員様、障がいのあるお客様の対応をされる従業員様を対象とする、オンライン研修サービスです。知的、発達、精神障がいのある方と接する上での知識を、動画で学ぶことができます。
 自閉症協会会長や元厚生労働省の虐待防止専門官、国の研究機関の責任者らとコンテンツを制作。日常の支援でつまずいた時、自分が必要とする知識(コンテンツ)を自ら選択して学ぶ(視聴する)ことで、障がいのある方への不適切な対応を事前に防止できるサポートツールです。
【リンクはこちら】https://portal.special-learning.jp/
メディア掲載・出演実績(一部) 
【TV】TOKIOテラス~MBS(2022年5月22日)
https://www.mbs.jp/TOKIO_terrace/company/leanonme.shtml
【TV】Fresh Faces ~アタラシイヒト~BS朝日(2021年7月24日)
https://www.bs-asahi.co.jp/fresh-faces/lineup/prg_325/
【Web】日経ビジネス「1分でわかる「起業家たち」のリンカク」(2021年5月7日)
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00073/042800084/
【TV】25歳~情熱の原点~テレビ朝日(2022年6月1日)
【新聞】日本経済新聞(朝刊)@EDGE(2021年6月2日)、日本経済新聞(2021年4月6日)、日本経済新聞@きらり感彩人(2023年5月7日)、共同通信@時の人(2023年冬、各地方紙に配信)、ほか

本リリースに関するお問い合わせ先
株式会社Lean on Me 広報室
TEL:072-648-4438
FAX:072-668-2066
E-mail:info@leanonme.co.jp
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
本コーナーの内容に関するお問い合わせ、または掲載についてのお問い合わせは株式会社 PR TIMES ()までご連絡ください。製品、サービスなどに関するお問い合わせは、それぞれの発表企業・団体にご連絡ください。

関連記事(PRTIMES)