幼児期に野菜の摂取頻度が少ないと認知発達や発熱・風邪の罹患リスクがあがる!?子どもの心身の健康的な発達のために、知っておきたい幼児の腸活のすすめ
株式会社サイキンソー
株式会社サイキンソー(本社:東京都渋谷区、代表取締役:沢井 悠、以下サイキンソー)は、幼児の腸内細菌と発達や健康リスクについて考察した「サイキンソーニュースレター 幼児の腸内細菌と発達や健康リスクの関連編」を発表いたしました。 新年度がスタートし、保育園や幼稚園のデビューを迎えた親御さんも多いのではないでしょうか。 お子さんの心身の健康的な発達に重要な影響を与える幼児期ですが、実は幼児期の認知機能の発達や健康的な発育にも、腸内細菌が関連しているということをご存知でしょうか。本ニュースレターでは、幼児の心身の発達と腸内細菌の関連について、先行研究やサイキンソーが行った研究内容をもとに解説いたします。
幼児の腸内細菌と認知機能の発達リスクについて
サイキンソーは、2020年からキユーピー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役 社長執行役員:高宮 満、以下キユーピー)、国立大学法人京都大学(総長:湊 長博)の明和 政子教授、国立大学法人大阪大学(総長:西尾 章治郎)の萩原 圭祐 特任教授らと共同で、「“母子まるごと”育児サポート」 研究※1 を実施し、幼児期の野菜の摂取頻度と心身の発育に関連があることを発見しました。この研究結果を元に、2020 年 12 月~ 2021 年 3 月までの間に、京都大学大学院教育学研究科の藤原秀朗研究員、明和政子教授らとさらに調査を進め、幼児期の腸内細菌叢の組成と感情制御の困難さに関連があることを発表※2 しました。本研究では、保育園・幼稚園・こども園に通う生後 3 歳~ 4 歳ごろのお子さん、 257 人の腸内フローラを調査し、各家庭の生活習慣やお子さんの実行機能(目標を達成するために、行動や思考を調整しコントロールする力のこと)との関連に焦点を当てて調べました。
その結果、実行機能の中でも特に、感情を制御する認知機能に発達リスクがあるお子さんの腸内細菌には、Actinomyces 属(アクチノマイセス)と Sutterella 属(ステレラ)が基準値よりも多く存在していることが分かりました。ステレラ菌は、IBD(炎症性腸疾患)※3 や自閉症スペクトラム症※4 を罹患している人に多い腸内細菌とされています。また、こうした腸内フローラの特徴を持つお子さんは、緑黄色野菜の摂取頻度が低いこと、偏食の割合が高いことも分かりました。
※1:全国の乳幼児を対象に大規模調査を実施 食事と体質・体調の関連性を明らかに
https://www.kewpie.com/newsrelease/2022/2802/
※2:Altered gut microbiota composition is associated with difficulty in explicit emotion regulation in young children
https://www.mdpi.com/2076-2607/11/9/2245
※3:Cross sectional evaluation of the gut-microbiome metabolome axis in an Italian cohort of IBD patients
https://www.nature.com/articles/s41598-017-10034-5
※4:Cross sectional evaluation of the gut-microbiome metabolome axis in an Italian cohort of IBD patients
https://www.nature.com/articles/s41598-018-32219-2
野菜の摂取頻度と幼児の心身の発達の関連について
緑黄色野菜に限らず、「“母子まるごと”育児サポート」研究では、野菜の摂取頻度は感情制御の認知機能発達以外にも、多くの心身の発達と関連していることを報告しています。
■「風邪をひきやすい」「発熱しやすい」と回答した乳幼児はそうでない乳幼児よりも、淡色野菜やキノコ類などの摂取頻度が低い。
■排便頻度が少ない乳幼児は、野菜の摂取頻度が低い。
■認知発達にリスクを抱える乳幼児は、そうでない乳幼児と比較して野菜の摂取頻度が低い。
また、本研究では離乳食が終わる月齢の生後 18 カ月~ 35 カ月を過ぎると、野菜を摂取したがらなくなる幼児が大幅に増加していることも分かっています。
野菜の摂取頻度と心身の発達には様々な関連がみられるにも関わらず、成長の過程で芽生える好き嫌いの問題などにより、いかに継続的に野菜を摂取させ続けることが難しいかが分かります。
幼児の腸活と野菜が果たす重要な役割、幼児の腸活について
■幼児の腸内細菌と認知機能の発達には関連があり
「“母子まるごと”育児サポート」 研究や、本研究結果を元に行われた追加調査より、幼児期の野菜の摂取頻度と心身の発育、幼児期の腸内細菌叢の組成と感情制御の困難さに関連があることが分かりました。実行機能の中でも、感情を制御する認知機能に発達リスクを抱えるお子さんの腸内細菌には、IBDや自閉症スペクトラム症を罹患している方に多い腸内細菌が多いことも報告されています。こうした腸内フローラの特徴を持つお子さんは、偏食の割合が高く、緑黄色野菜の摂取頻度が低いことも判明しています。
加えて、野菜の摂取頻度の低さは心身の発育の他にも、「風邪や発熱のしやすさ」「排便頻度」「認知発達のリスク」など心身の健康的な発達に大きな影響を及ぼすことが報告されました。また、一方では、生後 18 カ月~ 35 カ月を過ぎると野菜を摂取したがらない幼児も増えるなど、子どもの成長に伴い野菜を摂取させつづけることの難易度の高さも確認できます。
■心身の健康的な発達に役立つ「幼児の腸活」のすすめ
幼児期の心身の健康的な発達に野菜が大きな役割を果たしていることが分かりましたが、できるだけスムーズに野菜を食べてもらうためには、日々の食事でどのようなことに気を付けたら良いのでしょうか。
食事で野菜を取り入れるコツや、子どもが喜ぶ食べやすい野菜メニューをご紹介します。
【子どもが食べやすいように野菜を取り入れる調理のコツ】
◎大量の野菜を一度に食べさせるのではなく、少しずつ野菜を取り入れて調理
◎野菜は小さく刻んで食べやすいサイズにカット
◎野菜の繊維を断つようにカット
◎生野菜よりも、火を通して食べやすく
・「ゆでる」「煮る」「焼く」「炒める」「揚げる」などで香りづけを
◎ミキサーなどで、野菜をペースト状にして食べやすく
【子どもが喜ぶ食べやすい野菜メニューのご紹介】
◎野菜を使った味噌汁やスープ
・トマトと人参のスープ
・オクラの味噌汁
・きのこの味噌汁 など
◎温野菜の副菜
・人参とブロッコリー、ウインナーの蒸し料理
・ブロッコリーと卵のマヨネーズ和え
・かぼちゃのバター蒸し
◎ジュース、スムージーなどで野菜を取り入れる
・ほうれん草とバナナ
・ほうれん草とパイナップル など
サイキンソー担当者のコメント
株式会社サイキンソー 取締役副社長 竹田 綾
■幼児の腸内環境に着目する重要性について
人間の腸内細菌は、出産時の赤ちゃんがお母さんのお腹から出るタイミングに、口から菌が入り形作られていくと言われています。そこから3歳くらいまでに、腸内フローラのおおよそのタイプが確立されます。
腸内環境は腸活により改善できるとはいえ、子どものうちに形作られた腸内フローラを大人になってから劇的に変えるのは容易ではありません。最新の研究では、腸は生活習慣病などの様々な疾患との関連や、メンタルを良好に保つこととも関係していることが分かっています。だからこそ、腸内フローラが形成される乳幼児期に、腸内環境を良好に保つことが、その後の人生の健康状態に大きな影響を及ぼす可能性があるのです。
■幼児の心身の発達と野菜を始めとする食生活の重要性について
腸内環境が成長後の健康状態に影響を及ぼすことはもちろんですが、目先の成長や健康状態を維持していくうえでも幼児期の腸内環境を良好に保つことは非常に重要です。
今回ご紹介させていただいた幼児研究でも、心身の健康維持と腸内細菌の状態、普段の食生活に関連があることをお示しすることができました。特に「野菜」の摂取量が、心身の健康的な発達に影響を及ぼしている可能性が高いです。一方で、離乳食が終わる月齢以降では、野菜嫌いが増えるなど野菜を継続的に食べさせ続けることが難しいタイミングにもなっていきます。加えて共働き世代が7割を超える現代では、日々の食事に時間をかけられないご家庭も多いのも実情です。まずは、毎日3食ではなくても、野菜スープや野菜をたっぷり入れたお味噌汁を取り入れる、カット野菜やミールキットなどで足りない野菜を簡単に補うなど、日々の食事で野菜を取り入れる習慣を小さなステップから気負わずにスタートしていただけたらと思います。
サイキンソーではこれからも、幼児期に腸内環境を良好に整えるための研究を進めながら、エビデンスに基づいた食育情報についても発信をしていく所存です。
サイキンソー NEWSLETTERについて
個人向け腸内フローラ検査「マイキンソー(Mykinso)」を展開するサイキンソーは、10万件という国内最大規模の腸内フローラデータに加え、生活習慣や病歴等のアンケートデータを保有しています。健常人の腸内フローラビッグデータを活用し、世の中の気になる話題やトピックスについて、独自の見解をニュースレターとして発表いたします。
マイキンソー(Mykinso)について
自宅で誰でも簡単にできる腸内フローラ(腸内細菌叢)検査サービス。腸内フローラの良し悪しを5段階で評価する「腸内フローラ総合判定」の搭載に加え、ビフィズス菌や乳酸産生菌、酪酸産生菌、エクオール産生菌などの有用菌、肥満や大腸がんのリスクに関係がある要注意菌など10項目が確認できます。加えて、菌の項目に合わせて腸内環境を改善するためのアドバイスもお伝えします。全国 1,200 件以上の医療機関で受けられる「マイキンソー プロ(Mykinso Pro)」や乳幼児に特化した検査サービス「マイキンソー キッズ(Mykinso キッズ)」も展開しています。
・サービスサイト:https://mykinso.com/
・紹介動画:https://youtu.be/GtIxFi92RFA
会社概要
「細菌叢で人々を健康に」を企業理念に掲げ、腸内フローラをはじめとする常在細菌叢と心身の健康・疾患リスクとの関連を解明し、全ての人々の日常に個別最適な解を提供することで、誰もが自然と健康になれる社会を目指しています。その一環として、腸内環境の状態を把握することが健康維持・増進に繋がるとの考えから、自宅で手軽にできる腸内フローラ検査「マイキンソー(Mykinso)」を開発しました。日本人の大規模な菌叢データベースと高度なデータサイエンス技術を活用し、検査サービスの拡張やOEM開発、システム構築支援、匿名加工情報の研究利活用推進など、菌叢データに基づく事業を多角的に展開しています。
・会社名:株式会社サイキンソー
・設立 : 2014 年 11 月 19 日
・所在地:東京都渋谷区代々木 1 - 36 - 1 オダカビル 2 階
・代表者:代表取締役 沢井 悠
・主な共同研究先:大阪大学微生物病研究所
・HP :https://cykinso.co.jp/
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株式会社サイキンソー(本社:東京都渋谷区、代表取締役:沢井 悠、以下サイキンソー)は、幼児の腸内細菌と発達や健康リスクについて考察した「サイキンソーニュースレター 幼児の腸内細菌と発達や健康リスクの関連編」を発表いたしました。 新年度がスタートし、保育園や幼稚園のデビューを迎えた親御さんも多いのではないでしょうか。 お子さんの心身の健康的な発達に重要な影響を与える幼児期ですが、実は幼児期の認知機能の発達や健康的な発育にも、腸内細菌が関連しているということをご存知でしょうか。本ニュースレターでは、幼児の心身の発達と腸内細菌の関連について、先行研究やサイキンソーが行った研究内容をもとに解説いたします。
幼児の腸内細菌と認知機能の発達リスクについて
サイキンソーは、2020年からキユーピー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役 社長執行役員:高宮 満、以下キユーピー)、国立大学法人京都大学(総長:湊 長博)の明和 政子教授、国立大学法人大阪大学(総長:西尾 章治郎)の萩原 圭祐 特任教授らと共同で、「“母子まるごと”育児サポート」 研究※1 を実施し、幼児期の野菜の摂取頻度と心身の発育に関連があることを発見しました。この研究結果を元に、2020 年 12 月~ 2021 年 3 月までの間に、京都大学大学院教育学研究科の藤原秀朗研究員、明和政子教授らとさらに調査を進め、幼児期の腸内細菌叢の組成と感情制御の困難さに関連があることを発表※2 しました。本研究では、保育園・幼稚園・こども園に通う生後 3 歳~ 4 歳ごろのお子さん、 257 人の腸内フローラを調査し、各家庭の生活習慣やお子さんの実行機能(目標を達成するために、行動や思考を調整しコントロールする力のこと)との関連に焦点を当てて調べました。
その結果、実行機能の中でも特に、感情を制御する認知機能に発達リスクがあるお子さんの腸内細菌には、Actinomyces 属(アクチノマイセス)と Sutterella 属(ステレラ)が基準値よりも多く存在していることが分かりました。ステレラ菌は、IBD(炎症性腸疾患)※3 や自閉症スペクトラム症※4 を罹患している人に多い腸内細菌とされています。また、こうした腸内フローラの特徴を持つお子さんは、緑黄色野菜の摂取頻度が低いこと、偏食の割合が高いことも分かりました。
※1:全国の乳幼児を対象に大規模調査を実施 食事と体質・体調の関連性を明らかに
https://www.kewpie.com/newsrelease/2022/2802/
※2:Altered gut microbiota composition is associated with difficulty in explicit emotion regulation in young children
https://www.mdpi.com/2076-2607/11/9/2245
※3:Cross sectional evaluation of the gut-microbiome metabolome axis in an Italian cohort of IBD patients
https://www.nature.com/articles/s41598-017-10034-5
※4:Cross sectional evaluation of the gut-microbiome metabolome axis in an Italian cohort of IBD patients
https://www.nature.com/articles/s41598-018-32219-2
野菜の摂取頻度と幼児の心身の発達の関連について
緑黄色野菜に限らず、「“母子まるごと”育児サポート」研究では、野菜の摂取頻度は感情制御の認知機能発達以外にも、多くの心身の発達と関連していることを報告しています。
■「風邪をひきやすい」「発熱しやすい」と回答した乳幼児はそうでない乳幼児よりも、淡色野菜やキノコ類などの摂取頻度が低い。
■排便頻度が少ない乳幼児は、野菜の摂取頻度が低い。
■認知発達にリスクを抱える乳幼児は、そうでない乳幼児と比較して野菜の摂取頻度が低い。
また、本研究では離乳食が終わる月齢の生後 18 カ月~ 35 カ月を過ぎると、野菜を摂取したがらなくなる幼児が大幅に増加していることも分かっています。
野菜の摂取頻度と心身の発達には様々な関連がみられるにも関わらず、成長の過程で芽生える好き嫌いの問題などにより、いかに継続的に野菜を摂取させ続けることが難しいかが分かります。
幼児の腸活と野菜が果たす重要な役割、幼児の腸活について
■幼児の腸内細菌と認知機能の発達には関連があり
「“母子まるごと”育児サポート」 研究や、本研究結果を元に行われた追加調査より、幼児期の野菜の摂取頻度と心身の発育、幼児期の腸内細菌叢の組成と感情制御の困難さに関連があることが分かりました。実行機能の中でも、感情を制御する認知機能に発達リスクを抱えるお子さんの腸内細菌には、IBDや自閉症スペクトラム症を罹患している方に多い腸内細菌が多いことも報告されています。こうした腸内フローラの特徴を持つお子さんは、偏食の割合が高く、緑黄色野菜の摂取頻度が低いことも判明しています。
加えて、野菜の摂取頻度の低さは心身の発育の他にも、「風邪や発熱のしやすさ」「排便頻度」「認知発達のリスク」など心身の健康的な発達に大きな影響を及ぼすことが報告されました。また、一方では、生後 18 カ月~ 35 カ月を過ぎると野菜を摂取したがらない幼児も増えるなど、子どもの成長に伴い野菜を摂取させつづけることの難易度の高さも確認できます。
■心身の健康的な発達に役立つ「幼児の腸活」のすすめ
幼児期の心身の健康的な発達に野菜が大きな役割を果たしていることが分かりましたが、できるだけスムーズに野菜を食べてもらうためには、日々の食事でどのようなことに気を付けたら良いのでしょうか。
食事で野菜を取り入れるコツや、子どもが喜ぶ食べやすい野菜メニューをご紹介します。
【子どもが食べやすいように野菜を取り入れる調理のコツ】
◎大量の野菜を一度に食べさせるのではなく、少しずつ野菜を取り入れて調理
◎野菜は小さく刻んで食べやすいサイズにカット
◎野菜の繊維を断つようにカット
◎生野菜よりも、火を通して食べやすく
・「ゆでる」「煮る」「焼く」「炒める」「揚げる」などで香りづけを
◎ミキサーなどで、野菜をペースト状にして食べやすく
【子どもが喜ぶ食べやすい野菜メニューのご紹介】
◎野菜を使った味噌汁やスープ
・トマトと人参のスープ
・オクラの味噌汁
・きのこの味噌汁 など
◎温野菜の副菜
・人参とブロッコリー、ウインナーの蒸し料理
・ブロッコリーと卵のマヨネーズ和え
・かぼちゃのバター蒸し
◎ジュース、スムージーなどで野菜を取り入れる
・ほうれん草とバナナ
・ほうれん草とパイナップル など
サイキンソー担当者のコメント
株式会社サイキンソー 取締役副社長 竹田 綾
■幼児の腸内環境に着目する重要性について
人間の腸内細菌は、出産時の赤ちゃんがお母さんのお腹から出るタイミングに、口から菌が入り形作られていくと言われています。そこから3歳くらいまでに、腸内フローラのおおよそのタイプが確立されます。
腸内環境は腸活により改善できるとはいえ、子どものうちに形作られた腸内フローラを大人になってから劇的に変えるのは容易ではありません。最新の研究では、腸は生活習慣病などの様々な疾患との関連や、メンタルを良好に保つこととも関係していることが分かっています。だからこそ、腸内フローラが形成される乳幼児期に、腸内環境を良好に保つことが、その後の人生の健康状態に大きな影響を及ぼす可能性があるのです。
■幼児の心身の発達と野菜を始めとする食生活の重要性について
腸内環境が成長後の健康状態に影響を及ぼすことはもちろんですが、目先の成長や健康状態を維持していくうえでも幼児期の腸内環境を良好に保つことは非常に重要です。
今回ご紹介させていただいた幼児研究でも、心身の健康維持と腸内細菌の状態、普段の食生活に関連があることをお示しすることができました。特に「野菜」の摂取量が、心身の健康的な発達に影響を及ぼしている可能性が高いです。一方で、離乳食が終わる月齢以降では、野菜嫌いが増えるなど野菜を継続的に食べさせ続けることが難しいタイミングにもなっていきます。加えて共働き世代が7割を超える現代では、日々の食事に時間をかけられないご家庭も多いのも実情です。まずは、毎日3食ではなくても、野菜スープや野菜をたっぷり入れたお味噌汁を取り入れる、カット野菜やミールキットなどで足りない野菜を簡単に補うなど、日々の食事で野菜を取り入れる習慣を小さなステップから気負わずにスタートしていただけたらと思います。
サイキンソーではこれからも、幼児期に腸内環境を良好に整えるための研究を進めながら、エビデンスに基づいた食育情報についても発信をしていく所存です。
サイキンソー NEWSLETTERについて
個人向け腸内フローラ検査「マイキンソー(Mykinso)」を展開するサイキンソーは、10万件という国内最大規模の腸内フローラデータに加え、生活習慣や病歴等のアンケートデータを保有しています。健常人の腸内フローラビッグデータを活用し、世の中の気になる話題やトピックスについて、独自の見解をニュースレターとして発表いたします。
マイキンソー(Mykinso)について
自宅で誰でも簡単にできる腸内フローラ(腸内細菌叢)検査サービス。腸内フローラの良し悪しを5段階で評価する「腸内フローラ総合判定」の搭載に加え、ビフィズス菌や乳酸産生菌、酪酸産生菌、エクオール産生菌などの有用菌、肥満や大腸がんのリスクに関係がある要注意菌など10項目が確認できます。加えて、菌の項目に合わせて腸内環境を改善するためのアドバイスもお伝えします。全国 1,200 件以上の医療機関で受けられる「マイキンソー プロ(Mykinso Pro)」や乳幼児に特化した検査サービス「マイキンソー キッズ(Mykinso キッズ)」も展開しています。
・サービスサイト:https://mykinso.com/
・紹介動画:https://youtu.be/GtIxFi92RFA
会社概要
「細菌叢で人々を健康に」を企業理念に掲げ、腸内フローラをはじめとする常在細菌叢と心身の健康・疾患リスクとの関連を解明し、全ての人々の日常に個別最適な解を提供することで、誰もが自然と健康になれる社会を目指しています。その一環として、腸内環境の状態を把握することが健康維持・増進に繋がるとの考えから、自宅で手軽にできる腸内フローラ検査「マイキンソー(Mykinso)」を開発しました。日本人の大規模な菌叢データベースと高度なデータサイエンス技術を活用し、検査サービスの拡張やOEM開発、システム構築支援、匿名加工情報の研究利活用推進など、菌叢データに基づく事業を多角的に展開しています。
・会社名:株式会社サイキンソー
・設立 : 2014 年 11 月 19 日
・所在地:東京都渋谷区代々木 1 - 36 - 1 オダカビル 2 階
・代表者:代表取締役 沢井 悠
・主な共同研究先:大阪大学微生物病研究所
・HP :https://cykinso.co.jp/
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(2024/04/16 10:00)
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