アイリス所属AIエンジニアがGoogleと米ハーバード医学部主催のKaggleコンペティションで世界4位入賞
アイリス株式会社
Kaggle最上位ランク「Grandmaster」有安が8枚目の金メダルを取得
AI医療機器を開発するアイリス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:沖山翔、以下アイリス)に所属するAIエンジニアの有安祐二(以下:有安)が、Googleが運営する世界最大のAIコンペプラットフォームKaggleにてGoldメダルを受賞したことをお知らせします。有安は2023年3月にKaggle最上位のランクである「Grandmaster」に認定、11月の個人3位入賞に続き、8枚目のGoldメダル(※1)の受賞となります。
Kaggleは、世界中のデータサイエンティストが企業などのホストが出す課題に対して、構築するモデルの精度を競い合う国際的なコンペティションプラットフォームで、オンライン上でさまざまな課題のコンペティションが開催されています。
今回は重篤な入院患者から記録された脳波 (EEG) データから起こりうる発作やその他の有害な脳活動のパターンを分類するKaggleコンペティション ”HMS - Harmful Brain Activity Classification”(ハーバード大学医学部 Sunstella Foundation主催)において、113カ国から2,767チームが参加する中、アイリスのAIエンジニアの有安が所属するチームが4位入賞を果たし金メダルを獲得しました。
現在アイリスには、世界でも326名しかいないKaggle Grandmaster(※3)(Competitions)が2名(有安含む)在籍しています。
アイリスでは、AIチームメンバーのKaggleへの参加を積極的に支援しています。業務時間の20~40%をKaggleへの参加に充てることを推奨しており、優秀なエンジニアが自身の技術力を上げるモチベーションになるだけでなく、Kaggleを通じて得た幅広い知見を社内で共有し、日頃の開発業務にその知見を活かすことで、医療分野のAI開発事業や製品をグロースさせることに繋がっています。
今後もKaggleへの参加支援を通じて、多くの優秀なAIエンジニアが技術研鑽し、事業成長につながる仕組みと組織体制を構築していきます。
■有安 祐二のコメント
脳波データを用いた発作等の脳活動の分類という、非常に意義深いコンペで入賞できたことを嬉しく思っています。また、今回開発した技術が医療現場で応用され、早期治療に貢献することを願っています。今後も技術の向上を目指し、社会的課題解決に取り組んで参ります。いつも通りのアイリスからのサポートにも感謝。いつもありがとうございます!
■CTO福田 敦史のコメント
医療AIの開発は非常に難易度が高く、更にAIは効率的に学習を行うため、可能な限り簡単な特徴量を使う傾向にあるため、開発者が意図しない特徴量を用いてしまい、実臨床での精度では狙ったとおりの精度が出ないこともあります。
この意図しない特徴量をAIが使うことを、データリークという言葉で定義されていたりしますが、経験豊富な優れたAIエンジニアであったとしても、知らぬ間にこのデータリークの罠に引っかかってしまい、それに気がつかないという事態も容易に起こりえます。
Kaggleは世界で最も有名な機械学習コンペティションプラットフォームであり、学習データに過学習しデータリークが起こると、最終的なprivate lead boardでの順位が大幅に下がるなど、AIモデルをできる限り公平に正しく評価できる仕組みが整っています。
アイリスでは、AIエンジニアが、医療AI開発におけるデータリークを避け、リアルワールドデータでも正しい精度を発揮できる医療機器を開発できるようにする技を習得するため、Kaggleへの参加を推奨しています。
今回のコンペは、アイリスの事業領域と近い医療AIに関するコンペであり、更に脳波という非常に扱いの難しいデータである中で、有安が4位に入賞できたことは、非常に喜ばしく、アイリスの今後のプロダクト開発に間違いなく大きな力をもたらしてくれると確信しています。
■Kaggleとは
Kaggle(カグル)とは、Google社が運営し世界各国のデータサイエンティストが登録・参加する最大規模のデータサイエンティストコミュニティ・機械学習コンペティションプラットフォームです。Kaggle上にはNASA(アメリカ航空宇宙局)やCERN(欧州原子核研究機構)、マイクロソフトなどの世界的企業・政府機関から投げかけられるデータ・課題が集まり、世界中のデータサイエンティストが競い合いながら解析に挑み英知を共有しています。医療分野では製薬大手のメルク社が創薬コンペティションを開催するなど盛んに活用されており、分野全体に技術革新をもたらしています。
https://www.kaggle.com/
■採用情報
AI技術を活用し、専門医の持つ診察技術を全世界で共有することで、医療を人類の共有資産として育てていく未来を一緒に創っていただけるメンバーを募集しています。
https://aillis.jp/recruit
※注釈
(1)https://www.kaggle.com/yujiariyasu
(2)https://www.kaggle.com/competitions/hms-harmful-brain-activity-classification/overview
(3)https://www.kaggle.com/rankingsのデータを元に当社が確認する限りの情報(2024年4月30日現在)
■アイリスについて
「みんなで共創できる、ひらかれた医療をつくる。」をミッションに掲げ、2017年に創業。現役医師である代表・沖山をはじめ、医療従事者、厚生労働省・経済産業省ほかの行政出身者、AI医療領域に特化したデータサイエンティスト、大手医療機器メーカー出身者など多数のプロフェッショナルが揃い、深層学習技術(AI技術)を活用し、医師のもつ匠の技をデジタル化するAI医療機器を開発しています。
【会社概要】
・会社名:アイリス株式会社
・代表取締役:沖山翔
・事業内容:AI技術を用いた医療機器の開発・製造・販売及び人工知能技術の研究開発
・設立:2017年11月
・本社所在地:〒104-0028 東京都中央区八重洲2-2-1 八重洲セントラルタワー7階
・企業URL:https://aillis.jp/
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Kaggle最上位ランク「Grandmaster」有安が8枚目の金メダルを取得
AI医療機器を開発するアイリス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:沖山翔、以下アイリス)に所属するAIエンジニアの有安祐二(以下:有安)が、Googleが運営する世界最大のAIコンペプラットフォームKaggleにてGoldメダルを受賞したことをお知らせします。有安は2023年3月にKaggle最上位のランクである「Grandmaster」に認定、11月の個人3位入賞に続き、8枚目のGoldメダル(※1)の受賞となります。
Kaggleは、世界中のデータサイエンティストが企業などのホストが出す課題に対して、構築するモデルの精度を競い合う国際的なコンペティションプラットフォームで、オンライン上でさまざまな課題のコンペティションが開催されています。
今回は重篤な入院患者から記録された脳波 (EEG) データから起こりうる発作やその他の有害な脳活動のパターンを分類するKaggleコンペティション ”HMS - Harmful Brain Activity Classification”(ハーバード大学医学部 Sunstella Foundation主催)において、113カ国から2,767チームが参加する中、アイリスのAIエンジニアの有安が所属するチームが4位入賞を果たし金メダルを獲得しました。
現在アイリスには、世界でも326名しかいないKaggle Grandmaster(※3)(Competitions)が2名(有安含む)在籍しています。
アイリスでは、AIチームメンバーのKaggleへの参加を積極的に支援しています。業務時間の20~40%をKaggleへの参加に充てることを推奨しており、優秀なエンジニアが自身の技術力を上げるモチベーションになるだけでなく、Kaggleを通じて得た幅広い知見を社内で共有し、日頃の開発業務にその知見を活かすことで、医療分野のAI開発事業や製品をグロースさせることに繋がっています。
今後もKaggleへの参加支援を通じて、多くの優秀なAIエンジニアが技術研鑽し、事業成長につながる仕組みと組織体制を構築していきます。
■有安 祐二のコメント
脳波データを用いた発作等の脳活動の分類という、非常に意義深いコンペで入賞できたことを嬉しく思っています。また、今回開発した技術が医療現場で応用され、早期治療に貢献することを願っています。今後も技術の向上を目指し、社会的課題解決に取り組んで参ります。いつも通りのアイリスからのサポートにも感謝。いつもありがとうございます!
■CTO福田 敦史のコメント
医療AIの開発は非常に難易度が高く、更にAIは効率的に学習を行うため、可能な限り簡単な特徴量を使う傾向にあるため、開発者が意図しない特徴量を用いてしまい、実臨床での精度では狙ったとおりの精度が出ないこともあります。
この意図しない特徴量をAIが使うことを、データリークという言葉で定義されていたりしますが、経験豊富な優れたAIエンジニアであったとしても、知らぬ間にこのデータリークの罠に引っかかってしまい、それに気がつかないという事態も容易に起こりえます。
Kaggleは世界で最も有名な機械学習コンペティションプラットフォームであり、学習データに過学習しデータリークが起こると、最終的なprivate lead boardでの順位が大幅に下がるなど、AIモデルをできる限り公平に正しく評価できる仕組みが整っています。
アイリスでは、AIエンジニアが、医療AI開発におけるデータリークを避け、リアルワールドデータでも正しい精度を発揮できる医療機器を開発できるようにする技を習得するため、Kaggleへの参加を推奨しています。
今回のコンペは、アイリスの事業領域と近い医療AIに関するコンペであり、更に脳波という非常に扱いの難しいデータである中で、有安が4位に入賞できたことは、非常に喜ばしく、アイリスの今後のプロダクト開発に間違いなく大きな力をもたらしてくれると確信しています。
■Kaggleとは
Kaggle(カグル)とは、Google社が運営し世界各国のデータサイエンティストが登録・参加する最大規模のデータサイエンティストコミュニティ・機械学習コンペティションプラットフォームです。Kaggle上にはNASA(アメリカ航空宇宙局)やCERN(欧州原子核研究機構)、マイクロソフトなどの世界的企業・政府機関から投げかけられるデータ・課題が集まり、世界中のデータサイエンティストが競い合いながら解析に挑み英知を共有しています。医療分野では製薬大手のメルク社が創薬コンペティションを開催するなど盛んに活用されており、分野全体に技術革新をもたらしています。
https://www.kaggle.com/
■採用情報
AI技術を活用し、専門医の持つ診察技術を全世界で共有することで、医療を人類の共有資産として育てていく未来を一緒に創っていただけるメンバーを募集しています。
https://aillis.jp/recruit
※注釈
(1)https://www.kaggle.com/yujiariyasu
(2)https://www.kaggle.com/competitions/hms-harmful-brain-activity-classification/overview
(3)https://www.kaggle.com/rankingsのデータを元に当社が確認する限りの情報(2024年4月30日現在)
■アイリスについて
「みんなで共創できる、ひらかれた医療をつくる。」をミッションに掲げ、2017年に創業。現役医師である代表・沖山をはじめ、医療従事者、厚生労働省・経済産業省ほかの行政出身者、AI医療領域に特化したデータサイエンティスト、大手医療機器メーカー出身者など多数のプロフェッショナルが揃い、深層学習技術(AI技術)を活用し、医師のもつ匠の技をデジタル化するAI医療機器を開発しています。
【会社概要】
・会社名:アイリス株式会社
・代表取締役:沖山翔
・事業内容:AI技術を用いた医療機器の開発・製造・販売及び人工知能技術の研究開発
・設立:2017年11月
・本社所在地:〒104-0028 東京都中央区八重洲2-2-1 八重洲セントラルタワー7階
・企業URL:https://aillis.jp/
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(2024/05/01 10:00)
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