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“自然と健康になれる社会”を実現するPHR 令和5年度補正PHR社会実装加速化事業、実証事業者21件を採択、実証事業を開始

EXPO-PHR広報事務局
 この度、EXPO-PHR運営事務局では事業者・生活者ともに開かれた環境でPHRが繋がり、より豊かなサービス・生活・体験が広がる未来につなげるべく、PHRサービス利用者の拡大とユースケースの創出を目指した経済産業省の実証事業として、令和5年度補正PHR社会実装加速化事業(情報連携基盤を介したPHRユースケースの創出に向けた課題・論点整理等調査実証事業)の公募を実施した結果、実証事業者21件を採択しました。





本事業の背景・目的


 近年、民間事業者によって、健康診断結果をはじめとする、体重、血圧、血糖値等の情報やウェアラブルデバイスやセンサー機器等で取得される食事、運動、睡眠等の健康医療情報、いわゆるPHR(Personal Health Record)を用いた多種多様なサービスが提供されています。日本が少子高齢化・人口減少の課題に直面する中でPHRを活用した予防・健康づくりの重要性は高く、健康寿命の延伸や未病対策の観点でも、新たな産業創出や既存の商品・サービスの質の向上が期待されています。
 政府全体の動きとしても、内閣総理大臣をトップとする医療DX推進本部が2022年10月に設置され、PHRの利活用を含む医療DX推進に向けた議論が開始され、関係省庁の連携の下で医療DX実現に向けた施策が着実に実践されているほか、2023年7月には業種横断的な事業者団体であるPHRサービス事業協会が設立され、政府のみならず民間でもPHR利活用の機運が高まっています。
 こうした中で、経済産業省として更なるPHRの社会実装加速を図る事業、令和5年度補正PHR社会実装加速化事業(情報連携基盤を介したPHRユースケースの創出に向けた課題・論点整理等調査実証事業)を推進し、本事業における実証を通じて得られた成果を2025年大阪・関西万博(以下、万博)の場で国民向けの体験として提供し、PHRに対する国民の関心を喚起させるとともに、実際のPHRサービス・商品の社会実装に向けた課題や論点の整理を行います。



本事業における公募および採択内容


 EXPO-PHR運営事務局は経済産業省からの委託を受け、本事業でのユースケース創出実証に参画するサービス事業者及びPHR事業者の公募を2024年3月25日より実施しました。計67団体、85事業の応募を受け、この度、PHRを保持・管理する「PHR事業者」12事業と、食事・運動・睡眠等のサービス・商品提供を行う「サービス事業者」9事業の合計21実証事業者を採択しました。採択事業者は以下一覧の通りです。

【PHR事業者】 ※五十音順
No.1
事業者名:Arteryex株式会社
事業名 :医療情報のデータ化および管理プラットフォーム提供事業

No.2
事業者名:株式会社asken
事業名 :あすけんによるPHRデータ連携

No.3
事業者名:株式会社WizWe
事業名 :習慣化プラットフォームSmart Habitによる健康行動の継続支援

No.4
事業者名:株式会社Wellmira
事業名 :PHRデータを活用したパーソナルな食事レコメンドのユースケース創出事業


No.5
事業者名:株式会社NTTドコモ
事業名 :疾患リスクを活用した健康活動支援の提供に関するユースケース創出事業

No.6
事業者名:株式会社エムティーアイ
事業名 :近未来型ヘルスケアサービスモデル創出に向けたPHR・健診データ連携基盤事業


No.7
事業者名:大阪府
事業名 :大阪府健康づくり支援プラットフォーム整備等事業(おおさか健活マイレージ アスマイル)

No.8
事業者名:沢井製薬株式会社
事業名 :PHRを活用することによるQOL(Quality Of Life)の向上

No.9
事業者名:株式会社スマートバリュー
事業名 :健康計測ステーション『SLOW AND STEADY』における更なるPHRデータの収集・活用に向けた実証事業

No.10
事業者名:株式会社SOXAI
事業名 :SOXAI RINGサービスを基盤とした、縦断的かつ包括的PHR活用に向けたデータインフラ整備事業

No.11
事業者名:株式会社 FiNC Technologies
事業名 :ライフログを活用した健康アドバイス及びパーソナルサービスの提供に関するユースケース創出事業

No.12
事業者名:株式会社Y4.com
事業名 :バイタルデータ連携事業


【サービス事業者】 ※五十音順
No.1
事業者名:株式会社Wellmira
事業名 :PHRデータを活用したパーソナルな食事レコメンドのユースケース創出事業

No.2
事業者名:株式会社NTT DXパートナー
事業名 :PHRデータを活用した持ち運べる睡眠と健康

No.3
事業者名:カゴメ株式会社
事業名 :親子で体感!理想的な「ミライの食卓」体感 VR 事業

No.4
事業者名:株式会社グリーンハウス
事業名 :睡眠・食事・運動等のPHRデータ複合的に活用し、より深く眠るための診断・学び・実践に繋がる体験型サービス

No.5
事業者名:株式会社サステナブルパビリオン2025
事業名 :Mirrored Body(R)を用いた、PHRデータを成形して市場拡大を目指す事業

No.6
事業者名:株式会社ジーン
事業名 :PHRデータをエンターテイメントに活かし、能動的に継続意欲が湧く運動の提供に関するユースケース創出事業「VRチャンバラエクササイズ」


No.7
事業者名:リアルワールドゲームス株式会社
事業名 :PHRデータ×位置情報で楽しみながら健康増進を目指すユースケース創出事業


No.8
事業者名:株式会社LIXIL
事業名 :健康で快適な起床のための入浴や入眠の誘導に関する実証事業

No.9
事業者名:株式会社ワコール
事業名 :3Dボディデータ×PHRデータによるソリューション提案



事業概要とスケジュール


 本実証事業、並びにその後の2025年4月から開催される「いのち輝く未来社会」をテーマにした万博を通じて、事業者・国民がともに開かれた環境で多様なPHRとサービスが繋がり、新たな商品やサービスを生み出す事業者、それを安心して利用する国民の、より豊かな生活・体験が広がる未来への礎を築き、PHRによる“自然と健康になれる社会”を実現してまいります。
 本事業期間には、運動、睡眠、食事等の各テーマにおいて、PHR事業者及びサービス事業者の協調のもと、情報連携基盤を介したPHRを活用したユースケースを提供する仕組みを実証的に実現します。
 今後、PHR事業者、サービス事業者を引き合わせるマッチングイベントを経て、各事業者においてはユースケースを具体化、情報連携基盤との接続を進め、2025年2月にユースケースを体験・評価する実証イベントを開催する予定です。また2025年4月以降には、創出されたユースケースのいくつかを万博での国民の体験機会を設けることでPHRサービス利用者の拡大を目指します。
 本事業の詳細は公募サイト<URL:https://phr-expo-data-utilization.meti.go.jp/>をご覧ください。


(事業概念図)



(本事業のスケジュール)



問い合わせ先


【広報に関するお問い合わせ】
 EXPO-PHR広報事務局(株式会社アンティル内)
 担当者:渡邉、臺坂(だいさか)
 TEL:03-5572-7375
 MAIL:phr-expo-data-utilization-press@accenture.com

【本事業に関するお問い合わせ】
 EXPO-PHR運営事務局
 MAIL:exl-phr-expo-data-utilization@meti.go.jp
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