医療・医薬・福祉

台湾唯一のスタートアップ、CancerFree Biotech、「SusHi Tech Tokyo 2024」で二つの特別賞を受賞

Everiii & Partners International Co. Ltd
毎年東京都が主催する「SusHi Tech Tokyo Global Startup Program 2024」が、今年5月15日から16日にかけて開催されました。


台湾から唯一選出されたスタートアップ、CancerFree Biotech(精拓生技)は、見事に世界トップ20のスタートアップに選ばれ、さらに東京都政府および清水建設株式会社からそれぞれ特別賞を受賞しました。これは台湾のバイオテクノロジー分野における優れた地位を示すものです。

受賞理由と技術背景
CancerFree Biotechは、個別化抗癌薬物検査技術を開発しており、患者に個別化された腫瘍モデルを作成し、このモデルを使って薬物反応を試験する「代理治療」技術に取り組んでいます。CEOの陳柏翰氏は、「患者第一」を企業理念として掲げ、癌治療のリスクを低減し、新たな治療機会を患者に提供することを目指しています。

今後の展望
清水建設株式会社から提供された特別賞には、1年間のオフィススペース使用権などの奨励措置が含まれており、CancerFree Biotechの今後の発展が期待されます。同社は、この受賞を通じて、さらに国際的な癌精密治療の推進を図りたいと考えています。

イベント概要と主な参加者

「SusHi Tech Tokyo 2024」には、東京都知事の小池百合子氏をはじめ、ハーバード・ビジネス・レビュー編集長のアディ・イグナティウス氏、Google.orgのJen Carter氏、元米国駐日大使でGeodesic Capital創業パートナーのJohn Roos氏など、多くの著名人が参加しました。イベントでは、世界が直面する課題について議論が行われ、東京が都市課題解決のハブとして位置付けられました。
CancerFree BiotechのCEO、陳柏翰氏(左から4番目)、その他の選抜されたピッチコンテストのファイナリストと現職の東京都知事小池百合子氏との記念写真


台湾からのCancerFree Biotechは、個人化抗癌薬のスクリーニングサービスに取り組み、癌患者の治療リスクを軽減しています。
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