スキントラブルの調査結果を受け”皮膚浸軟”に着目した大人用紙おむつの開発を推進
株式会社リブドゥコーポレーション
大人用紙おむつブランド「リフレ」を展開する株式会社リブドゥコーポレーション(本社:大阪市中央区、代表取締役 社長執行役員:宇田 知仁、以下「リブドゥコーポレーション」)は、紙おむつの性能がお肌の角層水分量の上昇に影響するという実験結果を公開しました。この結果を受け、今後も「リフレ」はお肌へのやさしさをコンセプトに発売された「ハイパースキンプロ」をはじめ、スキントラブル発生の前段階である“皮膚の浸軟※”に着目した商品開発・改良を推進してまいります。
※浸軟(しんなん)とは、皮膚のふやけのこと
【介護現場におけるスキントラブルのお悩み】
近年、介護現場においてご利用者様や介護者側の負担を考え、交換回数の削減が求められています。
排泄物を吸収したおむつを長時間使用することは、高齢者のお肌において、スキントラブルなどの大きな影響を及ぼします。また「排泄ケアにおいて“難しい”と感じるポイント」を介護施設職員に質問をしたところ、「モレが発生した時の対応」に次いで、2位に「スキントラブルの対応」があがっています。
当社の調査によると全国の介護施設209件のうち、紙おむつ着用におけるスキントラブルの発生が89%となっており、スキントラブルの症状として発赤が多く見られる回答結果となりました。
紙おむつ着用におけるスキントラブルは日常的な困りごとであることが分かります。
高齢者のスキントラブル・IAD発生に紙おむつがどのように影響しているのか、予防のポイントを踏まえて徳島大学 橋本一郎氏に解説いただきました。
「皮膚浸軟のメカニズムと紙おむつの関わりについて」
おむつをすることが常態化した高齢者にとって、尿失禁や便失禁で排泄物が皮膚に接触することによって起こる失禁関連皮膚炎(IAD)は、深刻な問題です。 IADの主な原因と褥瘡発生のリスクファクターが皮膚の浸軟(しんなん:ふやけのこと) です。
皮膚が有するバリア機能には、物理的バリア機能に加え、皮脂膜のpHなどによる化学的バリア、ランゲルハンス細胞などの免疫担当細胞による生物学的バリアがあります。
この中でも物理的バリアは外界からの異物の侵入を防ぐだけでなく、体内から水分や可溶性成分の流出を防ぐ役割を持っており、皮膚を健康な状態に保つために最も重要なバリア機能です。皮膚の浸軟はこの物理的バリアを破壊してIADを引き起こします。
高齢者の皮膚は薄くなっているため、皮膚浸軟が加わると容易に物理的バリアが破壊され、さらに重症化しやすく、破綻したバリア機能の回復に時間を要することが示されています。そのため、高齢者では皮膚浸軟の予防と、できるだけ早急な介入がスキントラブル・IADの予防に有効です。
図の引用:日本創傷・オストミー・失禁管理学会誌 15巻(2011)4号 浸軟皮膚における組織構造とバリア機能の変化P.280 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpnwocm/15/4/15_278/_pdf/-char/ja
正しいスキンケアと、ムレにくさや逆戻りの少なさを考えられた高吸収・高品質の商品の併用が、高齢者のスキントラブル・IADの予防に繋がると考えます。
日々排泄ケアに関わる介護職員・看護師には、褥瘡の管理を含め、皮膚の浸軟を念頭においたおむつ内環境を適切に管理する知識と実践力が求められます。
【商品詳細と実験結果】
皮膚浸軟に着目!逆戻りを防いで排尿後もお肌さらさら
お肌のことを考えた高機能パッド
『ハイパースキンプロ』を用いて、皮膚の角層(角質層)における水分量の変化について実験を行いました。
排尿後、一般的な夜用パッドは体圧などの影響によって尿の逆戻りが発生し、短時間でも角層水分量が上昇します。一方「ハイパースキンプロ」はすばやく引き込む表面シートや独自の吸収体によって尿の逆戻りを防ぐことで角層水分量の大幅な上昇を防ぐことが確認出来ました。
【皮膚の構造】
角層(角質層)とは、肌の最表層にある厚さ約0.02mmの細胞の重なりで、水分を保持してうるおいを保ち、外的刺激(アレルゲン・微生物・化学物質・紫外線など)から皮膚内部を守るバリアの役目を果たしています。
角層水分量の大幅な上昇が続くと、角質細胞が水分を含んで膨らみます。細胞同士の結びつきがゆるくなり、摩擦が大きくなることで表皮剥離が発生しやすく、外的刺激を直接的に受けてしまいます。
●商品特長
長時間の使用も安心!排尿後もお肌さらさら
1.排尿後もお肌さらさら
すばやく尿を引き込む表面シートが、排尿後もパッドの表面をさらさらにするので、排尿時の不快感を軽減します。
2. 繰り返し吸収しても尿を閉じ込め戻さない
独自の吸収体がたくさんの尿をしっかり吸収するので逆戻りを防ぎ、さらさら快適が続きます。
3.パッドの表面に弱酸性素材を採用
パッドの表面をずーっと素肌と同じ弱酸性に保つので、たくさんの尿を吸収しても安心です。
●商品ラインナップ
左より、ハイパースキンプロスタンダード、ハイパースキンプロプレミアム、ハイパースキンプロスーパープレミアム
【リフレブランドサイト】
https://www.refre.livedo.jp/
【リブドゥコーポレーションについて】
介護(Care)と治療(Cure)の両域において、一人ひとりの「生きるチカラを応援する」企業として 事業を展開。介護(Care)の領域であるライフケア事業では、「リフレ」ブランドで大人用紙おむつを 製造販売しており、施設・病院向けの業務用分野において介護のプロたちから選ばれています。治療(Cure)の領域、メディカル事業では、病院の手術室で使用される手術準備用キットの製造販売をしており、近年シェアを高めています。超高齢社会において、両事業ばかりでなく、それぞれの重なる領域や周辺領域にもビジネスドメインを拡大しようとする取組みもスタートしています。
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大人用紙おむつブランド「リフレ」を展開する株式会社リブドゥコーポレーション(本社:大阪市中央区、代表取締役 社長執行役員:宇田 知仁、以下「リブドゥコーポレーション」)は、紙おむつの性能がお肌の角層水分量の上昇に影響するという実験結果を公開しました。この結果を受け、今後も「リフレ」はお肌へのやさしさをコンセプトに発売された「ハイパースキンプロ」をはじめ、スキントラブル発生の前段階である“皮膚の浸軟※”に着目した商品開発・改良を推進してまいります。
※浸軟(しんなん)とは、皮膚のふやけのこと
【介護現場におけるスキントラブルのお悩み】
近年、介護現場においてご利用者様や介護者側の負担を考え、交換回数の削減が求められています。
排泄物を吸収したおむつを長時間使用することは、高齢者のお肌において、スキントラブルなどの大きな影響を及ぼします。また「排泄ケアにおいて“難しい”と感じるポイント」を介護施設職員に質問をしたところ、「モレが発生した時の対応」に次いで、2位に「スキントラブルの対応」があがっています。
当社の調査によると全国の介護施設209件のうち、紙おむつ着用におけるスキントラブルの発生が89%となっており、スキントラブルの症状として発赤が多く見られる回答結果となりました。
紙おむつ着用におけるスキントラブルは日常的な困りごとであることが分かります。
高齢者のスキントラブル・IAD発生に紙おむつがどのように影響しているのか、予防のポイントを踏まえて徳島大学 橋本一郎氏に解説いただきました。
「皮膚浸軟のメカニズムと紙おむつの関わりについて」
おむつをすることが常態化した高齢者にとって、尿失禁や便失禁で排泄物が皮膚に接触することによって起こる失禁関連皮膚炎(IAD)は、深刻な問題です。 IADの主な原因と褥瘡発生のリスクファクターが皮膚の浸軟(しんなん:ふやけのこと) です。
皮膚が有するバリア機能には、物理的バリア機能に加え、皮脂膜のpHなどによる化学的バリア、ランゲルハンス細胞などの免疫担当細胞による生物学的バリアがあります。
この中でも物理的バリアは外界からの異物の侵入を防ぐだけでなく、体内から水分や可溶性成分の流出を防ぐ役割を持っており、皮膚を健康な状態に保つために最も重要なバリア機能です。皮膚の浸軟はこの物理的バリアを破壊してIADを引き起こします。
高齢者の皮膚は薄くなっているため、皮膚浸軟が加わると容易に物理的バリアが破壊され、さらに重症化しやすく、破綻したバリア機能の回復に時間を要することが示されています。そのため、高齢者では皮膚浸軟の予防と、できるだけ早急な介入がスキントラブル・IADの予防に有効です。
図の引用:日本創傷・オストミー・失禁管理学会誌 15巻(2011)4号 浸軟皮膚における組織構造とバリア機能の変化P.280 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpnwocm/15/4/15_278/_pdf/-char/ja
正しいスキンケアと、ムレにくさや逆戻りの少なさを考えられた高吸収・高品質の商品の併用が、高齢者のスキントラブル・IADの予防に繋がると考えます。
日々排泄ケアに関わる介護職員・看護師には、褥瘡の管理を含め、皮膚の浸軟を念頭においたおむつ内環境を適切に管理する知識と実践力が求められます。
【商品詳細と実験結果】
皮膚浸軟に着目!逆戻りを防いで排尿後もお肌さらさら
お肌のことを考えた高機能パッド
『ハイパースキンプロ』を用いて、皮膚の角層(角質層)における水分量の変化について実験を行いました。
排尿後、一般的な夜用パッドは体圧などの影響によって尿の逆戻りが発生し、短時間でも角層水分量が上昇します。一方「ハイパースキンプロ」はすばやく引き込む表面シートや独自の吸収体によって尿の逆戻りを防ぐことで角層水分量の大幅な上昇を防ぐことが確認出来ました。
【皮膚の構造】
角層(角質層)とは、肌の最表層にある厚さ約0.02mmの細胞の重なりで、水分を保持してうるおいを保ち、外的刺激(アレルゲン・微生物・化学物質・紫外線など)から皮膚内部を守るバリアの役目を果たしています。
角層水分量の大幅な上昇が続くと、角質細胞が水分を含んで膨らみます。細胞同士の結びつきがゆるくなり、摩擦が大きくなることで表皮剥離が発生しやすく、外的刺激を直接的に受けてしまいます。
●商品特長
長時間の使用も安心!排尿後もお肌さらさら
1.排尿後もお肌さらさら
すばやく尿を引き込む表面シートが、排尿後もパッドの表面をさらさらにするので、排尿時の不快感を軽減します。
2. 繰り返し吸収しても尿を閉じ込め戻さない
独自の吸収体がたくさんの尿をしっかり吸収するので逆戻りを防ぎ、さらさら快適が続きます。
3.パッドの表面に弱酸性素材を採用
パッドの表面をずーっと素肌と同じ弱酸性に保つので、たくさんの尿を吸収しても安心です。
●商品ラインナップ
左より、ハイパースキンプロスタンダード、ハイパースキンプロプレミアム、ハイパースキンプロスーパープレミアム
【リフレブランドサイト】
https://www.refre.livedo.jp/
【リブドゥコーポレーションについて】
介護(Care)と治療(Cure)の両域において、一人ひとりの「生きるチカラを応援する」企業として 事業を展開。介護(Care)の領域であるライフケア事業では、「リフレ」ブランドで大人用紙おむつを 製造販売しており、施設・病院向けの業務用分野において介護のプロたちから選ばれています。治療(Cure)の領域、メディカル事業では、病院の手術室で使用される手術準備用キットの製造販売をしており、近年シェアを高めています。超高齢社会において、両事業ばかりでなく、それぞれの重なる領域や周辺領域にもビジネスドメインを拡大しようとする取組みもスタートしています。
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(2024/07/26 10:00)
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