医療・医薬・福祉

医薬・再生医療バリューチェーン全体にわたる日立グループの最新テクノロジーを体感・体験できるショールームを「Nakanoshima Qross(未来医療国際拠点)」にオープン

株式会社日立プラントサービス

Hitachi Advanced Technologyエリア


エントランス

 株式会社日立製作所(以下、日立)と株式会社日立プラントサービス(以下、日立プラントサービス)は、本日、大阪府と21社の民間企業などで設立した一般財団法人未来医療推進機構(理事長:澤芳樹)が運営する未来医療国際拠点「Nakanoshima Qross*1(中之島クロス)」(大阪府大阪市)内に、医薬・再生医療のバリューチェーン全体にわたるさまざまな課題を解決する日立グループの最新テクノロジーを体験・体感できるショールーム(以下、本ショールーム)をオープンしました。
 今後、本ショールームに展示した日立グループの多様なプロダクト・OT*2・ITおよびLumada*3ソリューションを活用し、「Nakanoshima Qross」に入居する企業をはじめとしたパートナー、業界団体・公的機関などとの協創機会を創出します。これにより、医薬・再生医療分野のお客さまの現場におけるフロントラインワーカーの生産性および事業価値向上、さらには患者への未来医療の提供に貢献します。
*1 Nakanoshima Qrossは一般財団法人未来医療推進機構の国内における登録商標です。
*2 OT: Operational Technology(制御・運用技術)
*3 Lumada: お客さまのデータから価値を創出し、デジタルイノベーションを加速するための、日立の先進的なデジタル技術を活用したソリューション・サービス・テクノロジーの総称。詳しくは、こちら (https://www.hitachi.co.jp/products/it/lumada/)をご覧ください。

■本ショールームについて
(1)Hitachi Advanced Technologyエリア
 細胞製造のバリューチェーンと情報連携する次世代型のCPF*4ソリューションをはじめとする、日立グループの最新テクノロジーを体験できるエリアです。
 日立の細胞製造シミュレーションによるプロセス開発支援サービスや、再生医療等製品バリューチェーン統合管理プラットフォーム「Hitachi Value Chain Traceability service for Regenerative Medicine」(以下、HVCT RM)、医薬向け製造・品質管理システム「HITPHAMS*5」、日立プラントサービスの適切な衛生管理と品質管理を支援するCCS支援サービス*6や、医薬プラント向け設備保全アプリケーション、VRを用いた医薬・再生医療施設設計補助ツールなどのITソリューション、および株式会社日立ハイテクのiPS細胞などの培養を自動化する細胞自動培養装置「iACE2」、株式会社日立産機システムの細胞操作に適した再生医療用キャビネットといったプロダクト・OTソリューションを多数展示しています。

<主な展示製品・サービスの概要>

*4 CPF: Cell Processing Facility(細胞培養加工施設)
*5 HITPHAMS: Hitachi Pharmaceutical Plant Management System(医薬品製造管理システム) HITPHAMSは日立の国内における登録商標です。
*6 CCS: Contamination Control Strategy(汚染管理戦略) CCS支援サービスは日立プラントサービスの国内における登録商標です。
*7 MES: Manufacturing Execution System(製造実行システム)
*8 LIMS: Laboratory Information Management System(実験室情報管理システム)
*9 GCTP: Good Gene, Cellular, and Tissue-based Products Manufacturing Practice(再生医療等製品の製造管理および品質管理の基準)
*10 SOP: Standard Operating Procedures(標準作業手順書)

(2)協創コミュニケーションエリア
 知識を深め、協創を促進するエリアです。臨場感あふれるVR体験や、セミナーやイベントによる情報収集、さまざまなコミュニケーションを通してアイデアの創出を実現します。

■背景
 近年、高齢化社会やバイオテクノロジーの進展に伴い、バイオ医薬品や再生医療等製品の開発・普及が世界的に進められています。日立グループは、長年にわたり、医薬品分野において、培養設備をはじめとした生産設備・機器や、生産・品質管理システム、ERP*11などのOT・ITシステムなどを提供してきた豊富な実績と知見があります。
 こうした中、CPF事業で約20年の歴史を持つトップシェアベンダーとして、再生医療等製品に対応した製造環境の構築・維持管理のノウハウを保有する日立プラントサービスは、2018年4月より「未来医療推進機構」の設立企業として再生・細胞医療・遺伝子治療の産業化の進展に向けて活動を始め、医薬・再生医療分野におけるデジタル技術を活用したソリューション開発に積極的に取り組んできました。その加速に向けて、2024年6月から「Nakanoshima Qross」への入居を開始し、このたび日立グループとしての本ショールームを開設しました。これにより、さまざまなお客さまやパートナーとの協創機会を創出することで、One Hitachiで医薬・再生医療バリューチェーン全体にわたる課題を解決し、人々の健康で豊かな暮らしに貢献します。
*11 ERP: Enterprise Resource Planning(企業資源計画)

<本ショールーム概要>


■日立製作所について
 日立は、データとテクノロジーでサステナブルな社会を実現する社会イノベーション事業を推進しています。お客さまのDXを支援する「デジタルシステム&サービス」、エネルギーや鉄道で脱炭素社会の実現に貢献する「グリーンエナジー&モビリティ」、幅広い産業でプロダクトをデジタルでつなぎソリューションを提供する「コネクティブインダストリーズ」という3セクターの事業体制のもと、ITやOT(制御・運用技術)、プロダクトを活用するLumadaソリューションを通じてお客さまや社会の課題を解決します。デジタル、グリーン、イノベーションを原動力に、お客さまとの協創で成長をめざします。3セクターの2023年度(2024年3月期)売上収益は8兆5,643億円、2024年3月末時点で連結子会社は573社、全世界で約27万人の従業員を擁しています。詳しくは、日立のウェブサイト(https://www.hitachi.co.jp/)をご覧ください。

■日立プラントサービスについて
 日立プラントサービスは、空気、水、エネルギーなど幅広い分野でお客さまのさまざまなニーズにお応えし、快適な社会の実現をめざす総合エンジニアリング企業です。各種プラント・工場設備のエンジニアリングからメンテナンスサービス、リニューアルまでを提供し、また、デジタルイノベーションを加速する日立のLumadaとの連携による設備運用の効率化ソリューションなどを通して、お客さまのビジネスの成長と、社会課題の解決に貢献します。
 詳しくは、日立プラントサービスのウェブサイト(https://www.hitachi-hps.co.jp/)をご覧ください。
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