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在宅血液透析のフィジオロガス・テクノロジーズ株式会社、神戸医療産業都市推進機構のアクセラレータープログラム KLSAPに参加決定

フィジオロガス・テクノロジーズ株式会社
 フィジオロガス・テクノロジーズ株式会社(本社:神奈川県相模原市、代表取締役:宮脇一嘉、以下「当社」という)は、公益財団法人神戸医療産業都市推進機構が、神戸市と連携し、ライフサイエンス系スタートアップ企業のグローバル展開支援を目的に実施するアクセラレータープログラム Kansai Life Science Accelerator Program(KLSAP)のピッチイベントで上位入賞し、BioLabs 社によるアドバイザリーセッション(臨床開発・事業開発・資金調達等、スタートアップの起業家・経営者を育成・支援する約3か月間のプログラム)に参加することが決定したことをお知らせいたします。

 当社は、北里大学発のスタートアップとして、末期腎不全患者の方々が、ご自宅で簡単、安全に導入と運用ができる在宅専用の血液透析装置の開発をしております。

 本アクセラレータープログラムを活用し、当社は、海外展開の市場参入戦略の策定、市場インサイトの獲得、ネットワークの構築、販路開拓、事業提携や資金調達を含め、米国をはじめとする海外展開準備を目指します。

製品イメージ


受賞3社と協賛パートナー各社(KLSAP提供)

在宅血液透析について
 クリニックにおける血液透析治療は、日本で34万人の末期腎不全患者が標準的に1回4時間、週3回受けている時間的な制約と身体的な負担の大きい治療法となります。一方で、在宅での血液透析治療は、通院も不要で頻回治療ができるため、患者QOLは高く、生命予後も良い治療法として知られております。
 しかし、日本においては在宅向けに開発された透析装置がないことから、クリニックで使われている大型で給排水配管が必要な、水質管理や警報対応など複雑な操作を必要とする機器を自宅に導入しなくてはならないため、患者数が800名程度と、日本における在宅血液透析は殆ど普及していない状況となっております。
当社プロジェクトについて
 当社は、北里大学の小久保謙一(北里大学医療衛生学部准教授 兼 当社取締役CTO)の研究成果を基に、尿毒素を吸着除去することにより透析液を装置内で再循環させる仕組みを実用化し、小型で安全な在宅専用の血液透析装置を開発しております。

 当社開発品の導入により、通院も不要で頻回透析が可能となることから、臨床面において高い生命予後が期待されます。また、患者やそのご家族のQOLが向上することから、社会的なインパクトとして末期腎不全患者の社会復帰や就業促進が見込まれ、経済的有用性の高さが期待されます。

Kansai Life Science Accelerator Program(KLSAP)について
 KLSAP はライフサイエンス分野の起業家・経営者を育成・支援し、関西のスタートアップ エコシステムに資することを目的として、公益財団法人神戸医療産業都市推進機構と神戸 市が事業会社や大学、海外アクセラレーターと協働で 2020 年に開始したアクセラレーター プログラムです。参加スタートアップ企業が BioLabs 社の提供する多様なアドバイザーに よる3か月にわたる充実したメンタリングを受けられるとともに、投資家や事業会社との ネットワークを構築できることが特徴で、海外展開の足掛かりとして活用されています。
https://www.fbri-kobe.org/kbic/klsap/
BioLabs 社について
米国・マサチューセッツ州のケンブリッジを本拠地としてコワーキング・ラボおよびオ フィス施設、起業家支援プログラムを提供するライフサイエンス系の団体です。現在、米 国、欧州、日本の主要なバイオクラスターで 15 の会員制コワーキング・ラボ施設を運営し ており、世界中のライフサイエンス起業家を支援しています。
フィジオロガス・テクノロジーズ株式会社について
フィジオロガス・テクノロジーズ株式会社は、「テクノロジーで医療を革新し、患者さんとそのご家族により幸せな生活を届ける」ことをパーパスに、2020年に設立された北里大学発のスタートアップです。

本件に関するお問合せ
フィジオロガス・テクノロジーズ株式会社 広報担当
お問合せ https://physiologas.co.jp/jp-contact.html
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