医療・医薬・福祉

柏の葉-つくばライフサイエンスクラスターで躍進するイノベーションシリーズ「Changing Tomorrow  ピッチコンテスト」出場者募集(2024年12月13日(金)締切)

一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)
優勝者には研究奨励金1000万円・無償ラボベンチ・メンタリング、さらに書類審査通過者にもメンタリング実施 ―治療対象をすべての疾患に拡大し、革新的な創薬アイデアを募集―

一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(本社:東京都中央区、理事長:岡野栄之、以下LINK-J)は、2025年2月28日(金)、創薬分野の革新的な研究シーズ・技術シーズを治療法へと育てていくための取組みとして、アステラス製薬株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長CEO:岡村直樹、以下「アステラス製薬」)と共催で「"Changing Tomorrow" インキュベーションリサーチ公募事業(ピッチコンテスト)」を実施いたします。

それに先立ち、2024年12月13日(金)までの期間、ピッチコンテストの出場者を募集いたします。コンテストを通じ、患者さんの明日を変えるという強い熱意を持ち、最先端の科学を患者さんの価値に変えるアイデアを有して自ら創薬にチャレンジしたいと考える研究者、もしくは事業化直後で今後自らの創薬プログラムを推進させたいと考える研究者を支援いたします。




【本ピッチコンテストのポイント】
優勝者には研究奨励金1000万円+ラボ無償利用など研究環境を提供
書類審査通過者に対し専門家による「事前メンタリング」を実施、
 コンテスト前にビジョンの明確化をサポート
創薬やライフサイエンス領域における起業に詳しい専門家がメンターや審査員として参画
今年は治療対象をがんに限定せず、すべての疾患に拡大し出場者を募集


ピッチコンテストの舞台となる柏の葉エリアには、国立がん研究センター、東京大学柏キャンパスなどで形成される、国内屈指のライフサイエンスクラスターが確立されています。LINK-Jは柏の葉エリアにおいて、イベント開催を通じたライフサイエンス領域のコミュニティ形成促進を支援してまいりました。また、アステラス製薬は、柏の葉に程近いつくばにグローバルファーマとしての創薬機能を有し、「三井リンクラボ柏の葉1」内にがん微小環境研究の拠点を開設しております。LINK-Jとアステラス製薬は昨年度、このエリアにおける創薬エコシステムを育む取組みの一環として、「革新的がん治療に繋がる研究シーズ・技術シーズ ピッチコンテスト」を実施しました。本年度は、治療対象をがんのみならず全ての疾患に拡大して、アンメットメディカルニーズを満たし得る新たなアイデア・技術を本地域で私たちと共に育み、花開かせることを目指す仲間を募集します。今回のピッチコンテスト実施は、柏の葉-つくばにまたがる創薬エコシステムの構築と、さらなるオープンイノベーションの加速に寄与するものと考えております。

■ピッチ前にメンタリングを実施し、コンテスト自体を参加者の成長の機会に
本コンテスト優勝者には、研究奨励金1000万円が提供される他、専門家による定期的なメンタリング、ラボの無償利用権、最先端の空間解析機器利用権、LINK-J特別会員資格といった、研究に邁進することができる環境が用意されます。
さらに本コンテストでは、書類審査通過者に対しても、「事前メンタリング」を受けることができる機会をご用意しています。メンタリングは、豊富な創薬・モダリティ開発経験を有するアステラス製薬の現役専門家や、臨床試験/トランスレーショナル研究をリードするアカデミアの専門家、ベンチャーキャピタルの専門家が実施いたします。
この「事前メンタリング」という仕掛けが、書類審査通過者の創薬のビジョンを明確化することに貢献し、ピッチイベントの場における審査委員との活発な質疑へと繋がることで、今後の研究の更なる発展へと役立つことを期待しています。

■概要
ピッチコンテスト概要
【名称】「『Changing Tomorrow』柏の葉-つくばライフサイエンスクラスターで躍進するイノベーションシリーズ」
【日時】2025年2月28日(金) 13:00開始(予定)
【会場】柏の葉カンファレンスセンター
(千葉県柏市若柴178番地4 ホテル&レジデンス棟2階(三井ガーデンホテル柏の葉2階))

【出場者募集~審査~コンテスト開催スケジュール】

(※1) 書類審査結果は、合否にかかわらず電子メールにてお知らせします。
(※2) 書類審査合格者には、メンタリングへの参加およびピッチコンテスト当日に会場での登壇をお願いします。メンタリングの詳細およびピッチコンテスト当日のスケジュールについては、書類審査合格者にのみ別途お知らせします。

優勝賞品
【研究奨励金】
 1000万円 (アステラス製薬による提供)

【研究環境の提供】
- アステラス製薬研究チームによる定期的なメンタリング(2年間)
- ラボ無償利用(1年間):アステラス製薬つくば研究センター内のシェアラボ SakuLab(TM)-Tsukubaの1ベンチ(がん領域の優勝者は、SakuLab(TM)-Tsukubaまたは三井リンクラボ柏の葉内シェアラボいずれか1ベンチの選択が可能)
※ご要望により、ラボ見学の機会を設定します。ラボ利用には、別途、契約が必要です。契約締結後は、速やかに当該ラボで研究を開始していただきます。
- LINK-J 2025年度 特別会員資格
- アステラス柏の葉TME iLab (がん微小環境空間解析ラボ)における最先端の空間解析機器(CosMx、Xenium)の無償利用(1年間)(アステラス製薬による提供)
※使用するか否かは優勝者の任意。試薬等、実験に関する費用は優勝者負担です。


募集要項
●応募条件
【対象疾患領域】
限定しない。がん領域から1チーム及びそれ以外の領域から1チーム、それぞれ優勝チームを決定する。
※アステラス製薬の重点研究領域 (遺伝子治療、がん免疫、再生と視力の回復、標的たんぱく質分解誘導、免疫ホメオスタシス、肝疾患)に限定はしないが、アステラス製薬が有する知識・経験・ネットワークを有効活用できる提案を歓迎する。

【対象医療分野】
医療用医薬品や再生医療等製品の創出につながるもの。ただし診断用医薬品・デバイス、化粧品、健康食品等は対象外とする。
※低分子医薬品、バイオ医薬品、遺伝子治療薬、再生医療製品(細胞含む)等、モダリティは限定しない。

【対象者】
日本国内のスタートアップを経営する者又はアカデミア・民間機関に所属し国内で起業を目指す研究者・研究グループ、かつ、革新的な医療用医薬品、再生医療等製品の創出につながるシーズ・技術を有しそれらを非機密情報としてプレゼンが可能である者。応募されるシーズ・技術は研究ステージにあるものに限定する。また、診断薬・医療機器は対象外とする。

【その他条件】
・アイデアの内容を非機密情報として開示可能であること。
・応募者の責任において所属先機関に本コンテストへの応募および参加の承諾を得ること。
・最終選考に至るすべての選考プロセスに参加可能なこと。
提供される研究奨励金およびすべての優勝賞品を受賞テーマの創薬事業化に活用すること。
 なお、優勝賞品である研究環境の提供については、優勝者が利用することを前提とする。

●応募方法および審査プロセス
【応募スケジュール】
上記の通り

【提出書類】
プロジェクト概要(A4縦型2ページ以内、PDFあるいはWordファイル)および以下の情報を含む所定のアスピレーションシート(本ピッチコンテストイベントページに掲載)を提出。なお、非機密情報下で開示可能なものに限定し、機密情報を開示された場合、開催者・共催者・協賛者はいずれも責任は負えませんので予めご了承ください。
- 応募者氏名および連絡先(団体の場合は、団体名および団体登録住所、個人の場合は、住所も含む。)※応募後に所属団体名等が変更になる場合は、予めご連絡頂く必要がございます。
- プロジェクトタイトル
- ビジョン(解決したい課題とその解決法、解決できた先にある明日のビジョン)
- 科学的根拠(取得データや裏付ける参考文献)
- 競合優位性(シーズの強み)
- 実験計画(スケジュール、Go/No GO判断基準)
- 製薬会社、臨床専門家、VCからの支援に期待すること
- 優勝賞金および副賞(SakuLab(TM)-Tsukuba/柏の葉リンクラボの利用やアステラス製薬からのメンタリングサポート)の活用案 ※SakuLab(TM)-Tsukuba、三井リンクラボ柏の葉の見学会を12月中旬に予定しております。ご希望の方はエントリーの際にお知らせください。


【書類提出方法】
LINK-J HPの本ピッチコンテストイベントページ https://www.link-j.org/news/post-8679.html 内で「申込」よりアップロード
※書類名を「応募者氏名(日本語)_プロジェクト概要」ならびに「応募者氏名(日本語)_アスピレーションシート」とすること

【メンタリング】
メンタリング期間中に、アステラス製薬の現役研究員、臨床専門家、ベンチャーキャピタルの投資家から、ピッチイベントにむけたブラッシュアップのためのメンタリングを実施(各1時間を予定)

【ピッチイベント】
1チームあたり、研究アイデアのプレゼンテーションと審査員による質疑応答を実施

【審査基準】
以下の基準で審査を実施。書類審査で5チーム程度を採択し、ピッチコンテストにて優勝者を決定

<創薬事業性>
・アイデア・技術の新規性、科学的根拠のレベル、既存薬・治療法に対する優位性
・コンセプトの商業応用の実現性・可能性(TPP※の完成度)
・今回の受賞により、プロジェクトの進捗が期待できるかどうか
・アステラス製薬が保有するCapabilityサポートから期待される相乗効果
 ※Target Product Profile
<人物>
・創薬・プロジェクトに対する情熱

ピッチコンテスト審査員


守屋 隆一 氏
(アステラス製薬株式会社 イムノオンコロジー長)





後藤正英 氏
(アステラス製薬株式会社 オープンイノベーションマネジメント長)





増永 太郎 氏
(アステラス製薬株式会社 創薬アクセレレーター長)





土井 俊彦 氏
(国立がん研究センター東病院 病院長)





木村 紘子 氏
(株式会社ファストトラックイニシアティブ プリンシパル(FTI))





宇佐美 篤 氏
(株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ (UTEC)取締役・パートナー、LINK-Jサポーター)





増田 典之 氏
(筑波大学 医学医療系 教授 つくば臨床医学研究開発機構(T-CReDo)橋渡し研究推進センター 企画調整室長)




【主催・後援】
主催:LINK-J 共催:アステラス製薬株式会社
協賛:三井不動産(株)、(株)東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)、(株)ファストトラックイニシアティブ(FTI) 他

【ピッチコンテストに関する問い合わせ先】
LINK-J事務局 担当窓口:原、上杉 contact@link-j.org

■三井リンクラボ柏の葉1について
「三井リンクラボ柏の葉1」は、三井不動産の賃貸ラボ&オフィス事業「三井のラボ&オフィス」事業初の「シーズ近接型」の施設です。「オープンイノベーションの創出」「充実した研究環境」に加え、「アカデミア、研究施設、先端医療施設等の近接地における賃貸ラボ施設」の3つの特徴を有します。アカデミアや医療施設と近接することで、ラボ入居企業・組織の産学医連携をスムーズにし、世界に先駆けた研究開発を推進します。柏の葉エリアに居を置く東京大学、千葉大学、国立がん研究センター東病院などとの連携を図りながら、次世代医療技術・ヘルスケアサービス開発の中核拠点として機能しています。 ※参考リリース:https://www.link-j.org/news/post-4338.html

■一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)について
LINK-Jは、三井不動産株式会社と産学の有志が中心となって設立した一般社団法人です。医薬関連企業が集積する東京・日本橋エリアを本拠点に、産官学連携によるライフサイエンス領域でのオープンイノベーションを促進し、新産業創造を支援することを目的としています。医学をはじめ、理学や工学、ICTや人工知能といった新たなテクロノジーなど、あらゆる科学の複合領域であるライフサイエンス領域において、分野を超えた内外の人的交流・技術交流を促進していきます。https://www.link-j.org/
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