将来「誰かの役に立つような役割を果たしたい」が多数 若者価値観調査実施結果~災害やコロナ禍を経て~【NPO法人ソーシャルデザインワークス】
特定非営利活動法人ソーシャルデザインワークス
SOCIAL SQUARE10周年記念事業 若者価値観調査
将来の生き方について、どのような役割を果たしたいかという質問に対し「誰かの役に立つような役割を果たしたい」が約6割に及んだ
NPO法人ソーシャルデザインワークスが、自立訓練・就労移行支援事業所SOCIAL SQUARE開所10周年を記念し、災害や新型コロナ禍を経験してきた未来ある若者が活躍できる社会を考えるための「若者価値観調査」を実施しました。調査では、現在10代・20代である人を対象に、価値観、働き方、生きづらさ、社会への期待などを質問項目としています。
■調査背景
本調査は、災害やコロナ禍を経験した若者たちの価値観がどのように変化したかを明らかにすることで、今後の支援や教育、企業、福祉サービスのあり方に活かす情報を得ることが目的です。
また、SOCIAL SQUARE10周年という節目を迎え、改めて若者たちが直面する社会的な課題や生きづらさの本質を捉え、教育や医療、福祉サービスに関わるステークホルダーと新しい視点の共有をすることを狙いとしています。
本調査結果は、11/9(土)に開催された「災害とコロナを超えて:10年の支援と多様性を考える」基調講演・シンポジウム(主催:NPO法人ソーシャルデザインワークス 共催: 医療創生大学、福島就業支援ネットワーク 後援: いわき市)にて発表されています(発表者:医療創生大学看護学部看護学科 教授 吉田和樹)。
■調査概要
目的:災害等や新型コロナウイルスによる社会変容を幼少期や青年期に経験してきた現代の10代・20代の若者の人生や働き方、将来に関する価値観を調査し、今後の社会づくりへの示唆を得るため。
対象:10代・20代(医療創生大学、東北芸工大学学生等)
期間:2024年10月
方法:アンケートフォームによるwebアンケート調査(アンケートフォームのQRコードはSNSや紙媒体により配布)
協力:東北芸術工芸大学コミュニティデザイン学科 学科長・准教授 檀上祐樹
■災害やコロナ禍を経験して「人生における大切なこと」は変化したか?→「家族の大切さを改めて考えた」が多数 対して「夢や目標は変わらない」が半数以上
初めに、「災害やコロナ禍を経験して『人生における大切なこと』は変化したか?」という問いに対し、53.2%が「変わった」と回答。そのうち、どのような面が変化したかという質問に対しては「命の大切さ」や「人とのつながり」などがある中で、「家族の大切さを改めて考えた」という回答が多数を占めています。
対して、「災害やコロナ禍を経験して『夢や目標』は変わったか?」という問いに対し、62.4%が「変わらない」と回答しました。
■社会に感じる生きづらさは「人間関係」、助けになるサポートは「家族や友人からのサポート」、将来自分が社会で果たしたい役割は「誰かの役に立つような役割」
「生きづらさを感じているか?」という問いに対しおよそ7割が生きづらさを感じており、その要因として「人間関係(友人や家族など)」と挙げている回答が多く見られています。
しかし生きづらさに対して最も助けになるサポートについても「家族や友人からのサポート」とする回答が半数以上見られました。また、将来自分が社会において果たしたい役割としては「誰かの役に立つような役割」をあげる回答が59.4%ありました。
このような結果から、「人間関係」が生きる上で鍵となり、また与え、与えられたいものとして捉えられている様子が見られました。
■職場に求める「多様性」と「安心感」
「多様な背景を持つ人々が共に働く職場環境を望みますか?」という質問に対し、7割が「望む」と回答。
また、「職場での上下関係」に抵抗を感じる人が60.6%、職場での評価項目としてプロセスと成果の評価バランスを比べた際、「成果をメインで評価しつつ、プロセスも評価してほしい」というように、成果主義には慎重な姿勢を示す人が64.4%にのぼりました。
以上のことから、上下関係が明確で、成果主義であるような緊張感のある職場よりも、多様性に富み、自分らしい働き方を受容してくれるような安心感のある職場が求められている様子が見られました。
今回の調査では、更に他者との関わりに関する内容、キャリアパスなどの働き方、学生の学びの価値などについてもまとめています。
更なる調査の詳細は、下記HPまでお問い合わせください。
NPO法人SDWs お問い合わせ
■まとめ
本調査で、災害等やコロナ禍を経験し、人生における「大切なこと」を見つめ直す若者が少なからず見られました。また、社会環境が変貌していく中で共通の生きづらさも見え、学校や職場では人間関係の調整や心理的なサポート、また多様性を受け入れられるような組織づくりが求められます。NPO法人ソーシャルデザインワークスでは、こうした価値観や生きづらさをもつ若者に対し、適切なサポートが提供され、過ごしやすい文化が醸成されるような環境を関係機関と連携しながら模索していきます。
協力
吉田 和樹
医療創生大学看護学部看護学科 教授
檀上 祐樹
東北芸術工芸大学コミュニティデザイン学科 学科長・准教授
NPO法人ソーシャルデザインワークスについて
私たちは、仲間同士が感謝しあい、お互いの幸せを追い求め、協力しあう風土と、多様な考え、様々な生き方や働き方を尊重しあい、応援しあう文化を醸成していくチームであり続けます。その中で、20年後の未来・社会に向けて、人・街・文化に対する様々な社会貢献活動をしていきます。
私たちが全国の拠点で諦めずに行動していくことが地域の人たちの勇気となり、それが多くの人たちの人生の豊かさに繋がるような諦めない一歩を踏み出せる社会を創っていきます。
特定非営利活動法人ソーシャルデザインワークス
全国で障害福祉事業所「SOCIALSQUARE(ソーシャルスクエア)」を展開。就労移行支援・自律訓練サービスを実施。
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SOCIAL SQUARE10周年記念事業 若者価値観調査
将来の生き方について、どのような役割を果たしたいかという質問に対し「誰かの役に立つような役割を果たしたい」が約6割に及んだ
NPO法人ソーシャルデザインワークスが、自立訓練・就労移行支援事業所SOCIAL SQUARE開所10周年を記念し、災害や新型コロナ禍を経験してきた未来ある若者が活躍できる社会を考えるための「若者価値観調査」を実施しました。調査では、現在10代・20代である人を対象に、価値観、働き方、生きづらさ、社会への期待などを質問項目としています。
■調査背景
本調査は、災害やコロナ禍を経験した若者たちの価値観がどのように変化したかを明らかにすることで、今後の支援や教育、企業、福祉サービスのあり方に活かす情報を得ることが目的です。
また、SOCIAL SQUARE10周年という節目を迎え、改めて若者たちが直面する社会的な課題や生きづらさの本質を捉え、教育や医療、福祉サービスに関わるステークホルダーと新しい視点の共有をすることを狙いとしています。
本調査結果は、11/9(土)に開催された「災害とコロナを超えて:10年の支援と多様性を考える」基調講演・シンポジウム(主催:NPO法人ソーシャルデザインワークス 共催: 医療創生大学、福島就業支援ネットワーク 後援: いわき市)にて発表されています(発表者:医療創生大学看護学部看護学科 教授 吉田和樹)。
■調査概要
目的:災害等や新型コロナウイルスによる社会変容を幼少期や青年期に経験してきた現代の10代・20代の若者の人生や働き方、将来に関する価値観を調査し、今後の社会づくりへの示唆を得るため。
対象:10代・20代(医療創生大学、東北芸工大学学生等)
期間:2024年10月
方法:アンケートフォームによるwebアンケート調査(アンケートフォームのQRコードはSNSや紙媒体により配布)
協力:東北芸術工芸大学コミュニティデザイン学科 学科長・准教授 檀上祐樹
■災害やコロナ禍を経験して「人生における大切なこと」は変化したか?→「家族の大切さを改めて考えた」が多数 対して「夢や目標は変わらない」が半数以上
初めに、「災害やコロナ禍を経験して『人生における大切なこと』は変化したか?」という問いに対し、53.2%が「変わった」と回答。そのうち、どのような面が変化したかという質問に対しては「命の大切さ」や「人とのつながり」などがある中で、「家族の大切さを改めて考えた」という回答が多数を占めています。
対して、「災害やコロナ禍を経験して『夢や目標』は変わったか?」という問いに対し、62.4%が「変わらない」と回答しました。
■社会に感じる生きづらさは「人間関係」、助けになるサポートは「家族や友人からのサポート」、将来自分が社会で果たしたい役割は「誰かの役に立つような役割」
「生きづらさを感じているか?」という問いに対しおよそ7割が生きづらさを感じており、その要因として「人間関係(友人や家族など)」と挙げている回答が多く見られています。
しかし生きづらさに対して最も助けになるサポートについても「家族や友人からのサポート」とする回答が半数以上見られました。また、将来自分が社会において果たしたい役割としては「誰かの役に立つような役割」をあげる回答が59.4%ありました。
このような結果から、「人間関係」が生きる上で鍵となり、また与え、与えられたいものとして捉えられている様子が見られました。
■職場に求める「多様性」と「安心感」
「多様な背景を持つ人々が共に働く職場環境を望みますか?」という質問に対し、7割が「望む」と回答。
また、「職場での上下関係」に抵抗を感じる人が60.6%、職場での評価項目としてプロセスと成果の評価バランスを比べた際、「成果をメインで評価しつつ、プロセスも評価してほしい」というように、成果主義には慎重な姿勢を示す人が64.4%にのぼりました。
以上のことから、上下関係が明確で、成果主義であるような緊張感のある職場よりも、多様性に富み、自分らしい働き方を受容してくれるような安心感のある職場が求められている様子が見られました。
今回の調査では、更に他者との関わりに関する内容、キャリアパスなどの働き方、学生の学びの価値などについてもまとめています。
更なる調査の詳細は、下記HPまでお問い合わせください。
NPO法人SDWs お問い合わせ
■まとめ
本調査で、災害等やコロナ禍を経験し、人生における「大切なこと」を見つめ直す若者が少なからず見られました。また、社会環境が変貌していく中で共通の生きづらさも見え、学校や職場では人間関係の調整や心理的なサポート、また多様性を受け入れられるような組織づくりが求められます。NPO法人ソーシャルデザインワークスでは、こうした価値観や生きづらさをもつ若者に対し、適切なサポートが提供され、過ごしやすい文化が醸成されるような環境を関係機関と連携しながら模索していきます。
協力
吉田 和樹
医療創生大学看護学部看護学科 教授
檀上 祐樹
東北芸術工芸大学コミュニティデザイン学科 学科長・准教授
NPO法人ソーシャルデザインワークスについて
私たちは、仲間同士が感謝しあい、お互いの幸せを追い求め、協力しあう風土と、多様な考え、様々な生き方や働き方を尊重しあい、応援しあう文化を醸成していくチームであり続けます。その中で、20年後の未来・社会に向けて、人・街・文化に対する様々な社会貢献活動をしていきます。
私たちが全国の拠点で諦めずに行動していくことが地域の人たちの勇気となり、それが多くの人たちの人生の豊かさに繋がるような諦めない一歩を踏み出せる社会を創っていきます。
特定非営利活動法人ソーシャルデザインワークス
全国で障害福祉事業所「SOCIALSQUARE(ソーシャルスクエア)」を展開。就労移行支援・自律訓練サービスを実施。
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(2024/11/27 10:30)
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