医療・医薬・福祉

電子処方箋導入に関する薬局の現状と課題調査!/EPファーマライン

株式会社EPファーマライン
回答者の内、約50%の薬局で電子処方箋を導入!しかし、その内82%がほとんど取り扱う機会がないとの結果になりました。

医薬・医療・ヘルスケア業界に特化した総合BPO企業である株式会社EPファーマライン(所在地:東京都豊島区、代表取締役 池田佳奈美 以下「当社」)では、当社が主催する薬剤師向けセミナーに参加した20代~70歳以上の参加者を対象に電子処方箋導入に関するアンケートを実施いたしました。調査では、電子処方箋に対する薬剤師の意識や導入における課題が明らかになりました。

【調査概要】
◆ 対象者:セミナー参加者の20代~70歳以上の男女
◆ 回答数:755件
◆ 調査対象地域:全国
◆ 調査方法:インターネットアンケート
◆ 調査日:2024年10月24日




【調査結果まとめ】
●回答者のうち半数が電子処方箋を導入しているが、そのうち82%は「ほとんど利用しない」と回答。
●現在電子処方箋を導入していない回答者も、35%は利便性の向上や今後の普及を見据え「今後導入していきたい」と回答した。
一方で、半数以上の回答者は「導入したくない」「どちらでもない」と回答し、体制面やコスト面での不安の声を挙げた。
●電子処方箋の利点は「処方の迅速化」が最も多い結果になった一方、課題は「システム操作の難しさ」が最多に。
●電子処方箋の導入に際して求めるサポートとしては、導入資金の補助やシステムサポート、患者の認知度向上に向けたサポートといった意見が多く挙げられた。


回答者のうち半数が電子処方箋を導入しているが、そのうち82%は「ほとんど利用しない」と回答>
回答者のうち52%が電子処方箋を導入しているという結果となりました。
しかし、電子処方箋を取り扱う薬局でも、8割以上が「ほとんど利用しない」と回答しており、電子処方箋の浸透率の低さが垣間見えました。





<現在電子処方箋を導入していない回答者も35%は「今後導入していきたい」   一方で、半数以上が「導入したくない」「どちらでもない」と回答>

まだ電子処方箋を取り扱っていない薬剤師のうち35%が導入に積極的な回答でしたが、「どちらでもない」は54%、「導入したくない」11%と消極的な回答が65%を占めました。
電子処方箋を導入したい方からは、「今後普及が進むと思うから・ニーズが増えていくと思うから」「処方入力の手間が省ける・利便性が上がるから」といった今後のニーズや電子処方箋の利便性に着目した意見が多くみられました。
一方で「どちらでもない」「導入したくない」と回答した人からは、理由として「体制が整っていない」「システムが難しく対応に自信がない」「人手不足」「コストがかかる」といった意見が多く挙げられています。電子処方箋の導入に関して、現状薬局が直面している課題が明らかになる結果となりました。



上記回答理由(一部抜粋)  (有効回答数:159件)
▼導入していきたい(してほしい)と回答した方
・今後普及が進むと思うから
・利便性が上がると思う
・今のところはないが患者さんの要望にはできる限り応えたい
・医療DX推進体制整備加算を算定したいから

▼導入したくないと回答した方
・慣れてないから不安
・処方箋の受付パターンが複雑化し過ぎて難しい
・体制を整えるのが大変だから
・紙の方が複数人で確認しやすいから

▼どちらでもないと回答した方
・体制が整っていないから
・近隣の医療機関で導入していない
・あまり必要性を感じないから
・人員不足で対応できない
・導入時にコストがかかるため

電子処方箋の利点は「処方の迅速化」が最多に。課題は「システムの操作性」>

回答者の多くが利点として「処方の迅速化」「患者情報の管理が容易になる」と回答しました。
一方で、課題については、「システムの操作が難しい」という回答が最多となったほか、情報漏洩やインターネット接続に対する不安など、電子ならではの悩みを挙げる方が多いようです。
電子処方箋導入の為にあったら嬉しいサポートは、「システムサポート」や「導入費の資金の補助」、「患者の認知度向上に向けたサポート」といった意見が挙げられました。
電子処方箋の利便性については十分感じている方が多いことから、システム操作へのサポートが、電子処方箋の普及の鍵になると考えられます。




(その他)※一部抜粋
・情報の共有と、情報利用による業務内容の簡便化が期待できる。
・処方箋使用期限が切れることや紛失は防ぐことができる。
・疑義照会が容易になると考える。





(その他)※一部抜粋
・災害時の対応が不安である。
・患者や医療従事者の認知度が低いこと。
・患者さんからの需要や認知度が低く、まだ取り扱ったことが無いため不安である。






(自由記載) ※一部抜粋
・国による患者への認知度向上に向けた広報活動・ツールの提供
・導入費の資金の補助
・病院側へのサポート
・システムの簡素化
・実際に導入している所での実地体験(デモ操作の機会)
・迅速に回答が得られるサポートサイト
・電子処方箋調剤の具体例を詳しく書いた冊子の配布
・導入済みの薬局さんの導入時の苦労や実際の問題点などを教えて欲しい


<本リリースの転載・利用に関するお願い>
本調査結果を掲載・利用される場合は、情報の出典元として「EPファーマライン調べ」と明記をお願いいたします。
株式会社EPファーマライン
株式会社EPファーマラインは、EPSグループの一員として、医薬品・医療・医療機器・ヘルスケア業界に特化し、「DIサービス -コンタクトセンターサービス-」「BPOサービス」「医療機器サポートサービス」「マルチチャネルプロモーションサービス」「ヘルスケアサポートサービス」の5つの基軸サービスにおいて、 常にお客様のニーズにお応えできるソリューションを開発・提供しています。
コーポレートキーワード「GOOD SOLUTION, for the FUTURE, with GOOD SMILE」のもと、医薬・医療・医療機器・ヘルスケア業界の未来にむけて、お客様の価値創造に貢献し、ビジネスの持続的な発展を通じて社会の発展に貢献すると共に、私たちが仕事を通じて成長することですべてのステークホルダーのQOL(Quality of Life)の向上に貢献します。

◆ 会社名:株式会社EPファーマライン
◆ 本社所在地:東京都豊島区西池袋3-27-12 池袋ウェストパークビル
◆ TEL:0120-861-664
◆ 会社HP:https://www.eppharmaline.co.jp/
◆ お問い合わせ:https://www.eppharmaline.co.jp/inquiry.php
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