アルツハイマー病ワクチンに関する協業契約締結のお知らせ
株式会社ファンペップ
~簡便なアイトラッキング診断技術の適用可能性を検討~
株式会社ファンペップ(本社:大阪府茨木市、代表取締役社長:三好 稔美)は、アルツハイマー病を対象疾患とする抗体誘導ペプチド(以下、「アルツハイマー病ワクチン」)の創薬研究を行っておりますが、その投与対象患者の簡便な診断法開発を目指し、アイトラッキング(視線計測)式認知機能評価法による医療機器の製品化を行う株式会社アイ・ブレインサイエンス(大阪府吹田市、代表取締役社長:高村 健太郎、以下、「アイ・ブレインサイエンス」)との間で協業に関する契約を締結しましたのでお知らせします。
世界的な高齢化の進展に伴い、認知症の患者数は、世界で2019年5,500万人から2050年1億3,900万人(i)へ、日本でも2012年462万人から2025年約700万人(ii)へと増加することが見込まれています。また、要介護者において介護が必要となった主な原因の第一位が認知症(23.6%)(iii)であることから、認知症患者の増加は、患者様に加えてその介護に携わる家族等の負担増大にも影響を及ぼしています。
認知症の中で患者数が多いアルツハイマー病の治療には、認知症の症状進行を抑制する対症療法の薬剤が使用されてきましたが、疾患の原因に作用して疾患の進行を抑制する根本的治療法の薬剤が2023年に米国及び日本で薬事承認を取得し、現在、世界の数多くの製薬会社及びバイオベンチャー企業がアルツハイマー病患者の脳内に蓄積して神経細胞を障害する2つのタンパク質「アミロイドβ」「リン酸化タウ」を標的とする根本的治療薬の研究開発に取組んでいます。
一方、根本的治療薬の投与対象患者は、認知症の極めて早期な段階、または軽度認知障害(MCI)段階が有効であり、これらの患者を幅広く、簡易に特定できる検査が必要とされています。
アイ・ブレインサイエンスは、すでに認知症診断補助として汎用タブレットを用いた神経心理検査用プログラム「ミレボ(R)」の薬事承認を2023年10月5日に取得しており、さらにMCIを対象とする認知機能評価システムの開発に取組んでいます。これは、MCIに特有の視線データと認知機能検査データを学習した機械学習モデルから、MCI相当の認知機能低下を簡便に検出できるプログラムとして実用化が期待されています。
当社は、2023年11月から「リン酸化タウ」を標的とするアルツハイマー病ワクチンの創薬研究を実施(iv)しており、両社は、今後、アルツハイマー病ワクチンの対象患者の簡便な診断法の開発を目指し、アイトラッキング診断技術の適用可能性の検討を進めてまいります。
<参考文献>
i Alzheimer’s Disease International. World Alzheimer Report 2023.
ii 厚生労働省「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」(2009年1月27日)
iii 厚生労働省「国民生活基礎調査の概況(2022年)」
iv 2023年11月27日付公表資料「アルツハイマー病ワクチンの研究開始に関するお知らせ ~抗リン酸化タウ抗体誘導ペプチドの開発~」
【株式会社アイ・ブレインサイエンス】
所在地 :大阪府吹田市山田丘2-8 テクノアライアンスC棟 C801/802
設立 :2019年11月13日
事業内容:視線検出技術を用いた神経心理検査用プログラムの開発、製造販売
HP : https://www.ai-brainscience.co.jp/
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~簡便なアイトラッキング診断技術の適用可能性を検討~
株式会社ファンペップ(本社:大阪府茨木市、代表取締役社長:三好 稔美)は、アルツハイマー病を対象疾患とする抗体誘導ペプチド(以下、「アルツハイマー病ワクチン」)の創薬研究を行っておりますが、その投与対象患者の簡便な診断法開発を目指し、アイトラッキング(視線計測)式認知機能評価法による医療機器の製品化を行う株式会社アイ・ブレインサイエンス(大阪府吹田市、代表取締役社長:高村 健太郎、以下、「アイ・ブレインサイエンス」)との間で協業に関する契約を締結しましたのでお知らせします。
世界的な高齢化の進展に伴い、認知症の患者数は、世界で2019年5,500万人から2050年1億3,900万人(i)へ、日本でも2012年462万人から2025年約700万人(ii)へと増加することが見込まれています。また、要介護者において介護が必要となった主な原因の第一位が認知症(23.6%)(iii)であることから、認知症患者の増加は、患者様に加えてその介護に携わる家族等の負担増大にも影響を及ぼしています。
認知症の中で患者数が多いアルツハイマー病の治療には、認知症の症状進行を抑制する対症療法の薬剤が使用されてきましたが、疾患の原因に作用して疾患の進行を抑制する根本的治療法の薬剤が2023年に米国及び日本で薬事承認を取得し、現在、世界の数多くの製薬会社及びバイオベンチャー企業がアルツハイマー病患者の脳内に蓄積して神経細胞を障害する2つのタンパク質「アミロイドβ」「リン酸化タウ」を標的とする根本的治療薬の研究開発に取組んでいます。
一方、根本的治療薬の投与対象患者は、認知症の極めて早期な段階、または軽度認知障害(MCI)段階が有効であり、これらの患者を幅広く、簡易に特定できる検査が必要とされています。
アイ・ブレインサイエンスは、すでに認知症診断補助として汎用タブレットを用いた神経心理検査用プログラム「ミレボ(R)」の薬事承認を2023年10月5日に取得しており、さらにMCIを対象とする認知機能評価システムの開発に取組んでいます。これは、MCIに特有の視線データと認知機能検査データを学習した機械学習モデルから、MCI相当の認知機能低下を簡便に検出できるプログラムとして実用化が期待されています。
当社は、2023年11月から「リン酸化タウ」を標的とするアルツハイマー病ワクチンの創薬研究を実施(iv)しており、両社は、今後、アルツハイマー病ワクチンの対象患者の簡便な診断法の開発を目指し、アイトラッキング診断技術の適用可能性の検討を進めてまいります。
<参考文献>
i Alzheimer’s Disease International. World Alzheimer Report 2023.
ii 厚生労働省「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」(2009年1月27日)
iii 厚生労働省「国民生活基礎調査の概況(2022年)」
iv 2023年11月27日付公表資料「アルツハイマー病ワクチンの研究開始に関するお知らせ ~抗リン酸化タウ抗体誘導ペプチドの開発~」
【株式会社アイ・ブレインサイエンス】
所在地 :大阪府吹田市山田丘2-8 テクノアライアンスC棟 C801/802
設立 :2019年11月13日
事業内容:視線検出技術を用いた神経心理検査用プログラムの開発、製造販売
HP : https://www.ai-brainscience.co.jp/
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(2024/12/16 17:34)
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