セルフカラーに罪悪感?AprilDreamから生まれた(selftore)せるふトワ開発秘話

一般社団法人日本セルフカラー協会(通称:JSHA)代表理事の岡田帆史です。2019年の設立から多くの市販のヘアカラーのお悩みを聞いていくうちに、抜本的な解決策を模索。コロナウイルスにより初の緊急事態宣言につながっていく状況下「医療従事者なので美容院に行くことで迷惑にならないか躊躇している」そんなお心遣いに、美容師が集まりセルフカラー向けに【selftore(せるふトワ)パーソナルトリートメント】を開発しました。AprilDreamから生まれた開発秘話と奮闘の様子をお話します。



◆セルフカラーのトラブルを減らしたい!◆


私は2000年に美容師の資格を取得以降、美容師、カラーリスト、ヘアメイクとして活動をしています。


ずっと美容師として「セルフカラー」に疑問を感じていました。髪が傷んだら、失敗したら美容院へ、そんな”お直し来店”も20年以上の美容師人生の中で少なくありません。

疑問の理由は”市販のカラー剤を使用すると美容師は嫌がる”ということ。


美容師としては担当したお客様の髪に責任を持つからこその感情なのですが、、、

”美容院が髪に良い”とわかっていても、セルフカラーを選択するのは自由です。

しかし、メーカー側はデメリットもわかった上で、市販品もプロ用も販売しています。

市販品のヘアトラブルは、ヘルスケアの中でもBeautyの分類として軽視されてしまいます。


美容師として間違った使用方法によるトラブルを防ぐためには、市販カラーを学ばなければ解決しない!そこから「美容師パパ(セルフヘアカラーリスト)」というキャラクターが誕生します。


2019年、セルフカラーの環境整備を目的に美容師が集まり(一社)日本セルフカラー協会を発足しました。


そして翌年、セルフカラーの現状に対して抜本的な解決策を模索しているタイミングでコロナウイルスによる緊急事態宣言。


「髪を染めたいけれど美容院にも行けない」

「医療従事者なので美容院に行くことで迷惑にならないか躊躇している」


突然の環境の変化に伴い、そんなセルフカラーのご相談も日を増すごとに増えていきました。

美容院で対応できない状況、自分たちでも何か力になることができないだろうか、、、必死だったことを覚えています。



そんなときにエイプリルドリームの言葉が目に止まりました。


暗い日常から、夢で多くの人を安心させたい!笑顔になってほしい!

そんな気持ちから「4月1日を、世界で一番、夢があふれる日にするプロジェクト「April Dream」に参加させていただきました。



2020.4.1PRTIMES


◆美容院でセルフカラーするとしたら?◆


”ホームカラーを使用しても美容師さんに喜ばれる「セルフヘアカラーのための美容院」”


そんな美容院がすぐ近所にあれば何が喜ばれるのだろうか?真剣に皆で考えました。

すでに美容メーカーでは、セルフカラーの塗り方講座や、手順動画などは存在しています。しかしどんなに上手に塗っても市販のヘアカラー剤のデメリットの解決には至りません。



美容院のサロンカラーはセルフカラーとは違います。

「消費ではなく体験」「一時凌ぎではなく継続」するもの、ひとりひとりの「お客様の髪の違いに責任を持つ」ことが求められます。


髪に対する価値観もリテラシーも様々。技術者視点から美容師の理屈を押し付けても自分で塗るセルフカラーには通用しません。

夢の発信から、自分たちもヘアトラブルへの考え方が大きく変化していきました。


ヘアトレンドは、コロナ禍の暗い気持ちを吹き飛ばすかのように、明るいヘアカラー、ブリーチ、ハイトーンブームがやってきます。ステイホーム中にセルフでチャレンジする人も増えていきます。同時に失敗のご相談も。。。


美容院ならこんな対応ができる!こんな成分の調合、使い分けができる!そんな気持ちばかりが先行します。


そんな中、一つの薬剤にセルフカラーでも使用できる可能性を見出します。簡単に安全にどんな髪質にも効果を発揮する、市販のヘアカラー剤のデメリットを解決できる成分です。


しかし、美容院ではあたりまえの商品も美容院専売のメーカールールがあり、美容師の専門的な使用方法とは異なる環境を考えた薬機法の遵守が必要です。


思いだけが高まる中、April Dreamの発信をきっかけに、夢を応援していただける美容メーカー様と意気投合します。セルフカラーへの熱意から商品化へ「セルフカラーでもできること」の可能性は、最先端の薬剤知識をとりいれた商品開発の試行錯誤まで一気に広がっていきます。



◆美容師の現場のリアルな気持ちを取り入れるには◆


美容院ではヘアカラー施術の際、髪が傷む原因は主に薬剤による「化学的ダメージ」です。トリートメントも前・中間・後処理と髪の状態に合わせ細分化したアプローチをしていきます。

 

セルフカラーでできることは、染めた後ドライヤーの熱やブラッシング、睡眠時の髪の摩擦など「物理的ダメージ」のケアが中心です。トリートメントも染毛後の手触りや質感で改善しているかのように感じてもらうことがメインになっています。


美容院では「傷まないように染める」のに対し、セルフカラーでは「傷んだ後に対処する」わけです。すでに傷んだ髪には焼け石に水、どんなに高価なトリートメントでも十分な効果は発揮できません。



そこで、美容師の視点をセルフカラーに取り入れる試行錯誤が始まりました。

「セルフカラー=髪が傷む」先入観を改善することが開発の重要なテーマになります。


美容師の行う前・中間・後処理が可能な薬剤を探し、セルフで人気の無香料や泡カラーでも、「手軽さ便利さ」と「髪のダメージ」がトレードオフにならない配合を100種類以上の市販カラーから実際に染毛しサンプリング。その中でセルフカラーに使用できるベストなバランスを発見しました。


次に問題になるのは、市販の「トリートメント」には美容院と違い前・中間処理の概念がないことです。


モニターテストでも、使用方法の違いからヘアオイルのように使用してしまったり、使い方に誤解が生まれるケースもしばしば。そこで、正確なパフォーマンスを伝えるためにセルフカラー用の動画を作成。


さらに、セルフカラーでも美容院のようにカウンセリングも含めた個の対応を考えました。しかし、パーソナライズというと「データ分類による枠組み」になりがちです。セルフ診断ではイエス・ノーの振り分けレベルになってしまいます。


美容院のようにマンツーマン対面のクリエイティブに近づけるためにはどうしたら良いか?みんなで意見を出し合い試行錯誤の結果、美容院と同様に髪の履歴や髪質の個人差に合わせ「美容師が1年間サポート」する形で取り組もうとに決めました。



◆本当に困っている人のチカラに◆


「セルフヘアカラーのための美容院」のApril Dreamから生まれた「せるふトワ」



CAMPFIRE

既製品にない美容師発想の商品開発をスタート。

資金面でもApril Dreamの夢の発信が、クラウドファンディングによって多くの方のご支援につながっていきます。


そして2021年に完成。ツイッター等SNSで呼びかけた医療従事者の方々へ感謝の意を込めて急ぎお配りさせていただきました。


「せるふトワ」のネーミングは


・「一時凌ぎではなく継続」するもの

・ひとりひとりの「お客様の髪の違いに責任を持つ」


そんな「セルフヘアカラーのための美容院」に求めていた「自分 + 永遠」の気持ちが込められています。


”ホームカラーを使用しても美容師さんに喜ばれる「セルフヘアカラーのための美容院」を日本全国、47 都道府県に設立します。”

Facebook

そんなウソのような夢の発信は

今「せるふトワ」に形を変えて北海道~沖縄まで全国でご使用いただいています。


今回の取り組みの中で改めて感じたキーワードは「罪悪感」でした。


度重なるセルフカラーで髪質が変わってしまい、何とかしたいと思っていたところ、

こちらの商品が目に留まり注文させていただきました。

サイトで紹介されていた通りの使用方法で、とてもお手軽です。

まず、色持ちがいいです。いつもより退色するのに間があると思いました。

また気持ち的にも、セルフカラーの罪悪感が少し和らいだような…(^^)

髪が守られている感じがします。

bathも併せて使用することによって、翌日の髪のまとまりがいいです。

3日連続で使用しました。

どちらもセルフカラーの際には、必ず使用したいです。

美容師パパさま、良い商品をありがとうございました。貴重な手袋も使わせていただきます!

selftore shop review


セルフカラーをすることで”自分の髪に悪い・担当美容師に悪い・美容院に行けないことが悪い” と感じさせてしまう、、、そんな気持ちに寄り添えることが、夢に掲げた「セルフヘアカラーのための美容院」の役割だったのかと思います。


現在では、全国に思いやりを届ける寄付カラー「全国セルフカラー相互支援」活動。

新たに、美容師視点を生かしセルフカラーに寄り添えるプロジェクトも進んでいます。


誰もがトラブルなく、気兼ねなく美容院へ来店できる環境づくりを目指し、今後も新しいセルフカラーの新常識に挑戦していきます。






商品の紹介ページはこちらです。


商品購入ページはこちらです。


セルフカラー用ヘアトリートメント「selftore(せるふトワ)」




  • 商品名/selftore(せるふトワ)
  • 品目 /ヘアトリートメント
  • 内容量/ drip(ドリップ)100㎖ bath(インバス) 300g
  • 販売/selftore
  • 企画・監修/一般社団法人日本セルフカラー協会
  • 価格/drip 3,300円 bath 4,400円 set 5,500円(税込)





一般社団法人日本セルフカラー協会について


当協会は「もうセルフヘアカラーで悩ませない」というスローガンのもと美容師たちで立ち上げた非営利法人です。

ヘアカラーでつながる大人世代のためのSNSを運営、全国の会員の皆様とオンライン上での交流、白髪染めやホームカラーに関する正しい知識を共有し、誰もが平等におしゃれを楽しむコミュニティーとして活動しています。


[一般社団法人日本セルフカラー協会概要]

法人名 :一般社団法人日本セルフカラー協会

所在地 :愛知県名古屋市千種区春岡1-4-24

設立 :2019年8月20日

代表理事:岡田帆史

URL :https://jsha.or.jp




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