漢方を見て・知って・学んで・味わう。五感で体験する「ニホンドウ漢方ミュージアム」の店舗開発の経緯と、品川より移転オープンした青山本店のご紹介
夏の暑さが盛りを迎え、お盆の時期がやってきました。
ここ数年抑えなければならなかった行動も解禁され、夏休みの計画を立てている方も多いのではないでしょうか。
この夏の都内おでかけスポット候補としてぜひご提案させていただきたいのが、東京・青山にある「ニホンドウ漢方ミュージアム」。
1969年創業、全国に漢方専門店を展開する薬日本堂株式会社が運営する、漢方を見て・聞いて・触れて・味わって・香りも楽しみながら漢方のチカラを五感で感じられる、漢方ライフスタイル複合型ショップです。
「ニホンドウ漢方ミュージアム」は、漢方相談ができるブティック、漢方を見て学べるギャラリー、手軽な一回完結型1DAYセミナーから本格的な学びまでをサポートするスクール、そして薬膳レストラン10ZENの4施設で構成されています。
青山通りと骨董通りの交差点沿いにあり、「漢方」という大きな看板が目印です。
薬日本堂株式会社は、創業以来「漢方を基本にした健康づくりの大切さ」を全国に広めてきました。ニホンドウ漢方ミュージアムが誕生する2000年代前後は、折からの健康ブームと女性の社会進出に伴い、20~30代の女性の来店が急激に増加。
漢方=古い、難しそうというイメージもまだまだ残る中、漢方をもっと手軽に取り入れて美容・健康づくりに役立てていただきたいという想いで、2002年に新なブランド「ニホンドウ漢方ブティック」を立ち上げました。
翌2003年には、ニホンドウ漢方ブティックを核店舗とし、漢方相談だけでなく、食や学びといったトータルで漢方を体験できる「ニホンドウ漢方ミュージアム」が誕生しました。
東京・品川の地で営業を続けてきたミュージアムは、東京都再開発等促進地域の対象地域に指定されたことを受け、2022年7月1日に南青山に移転オープン。
「敷居の高い漢方をもっと身近に」というミュージアムのコンセプトは移転時も変わらず大切にし、閉塞感のない、明るくオープンな店づくりを意識しました。
移転後は、従来通り女性のお客様に加えて、10~20代の女性やご家族連れ、外国人のお客様のご来店、さらにはプレゼントとして健康茶やスキンケア商品をご購入される方も増えてきています。
漢方相談&和漢アイテムのお買い物が楽しめる「ブティック」
ニホンドウ漢方ブティック 薬日本堂 青山本店
入口を入った1階・2階は「ニホンドウ漢方ブティック 薬日本堂 青山本店」。店内には和漢植物をブレンドした健康茶のほか、スキンケアやヘアケア、健康食品など、漢方の知恵を活かしたアイテムを幅広く取り揃えています。
漢方のファーストステップとしてお試ししやすい健康茶は10種類以上あり、ご希望のお客様には体質やお悩みをお聞きしながら、相談員が商品のご説明や飲み方などをアドバイスします。
「漢方相談」ブースでは、知識豊富な漢方相談員が、お客様お一人おひとりの体質や悩みをお伺いし、一生涯のパートナーとして健康・美容をトータルでサポート。
初回は約1時間~1時間半ほどの時間をかけて、その人の不調の原因はどこから来ているのかを探っていきます。血流・血圧や舌の状態などもヒントにしながら、症状と体質に合った漢方薬を選定し、食事や運動などの健康習慣も提案します。
漢方相談で、病院に行くまでもないけれど気になる「未病」を改善
30代~50代女性のお客様をメインに、2022年は約3万人のお客様が漢方相談に訪れました。女性は冷え症や婦人科系トラブルでお悩みの方が多く、ここ数年では男女ともに「疲れやすい」と感じている方も多数。男性では20~50代のお悩みランキング1位が「疲れやすい」という結果が出ています。
薬日本堂 「漢方相談ランキング2022年版」概要
調査対象:カガエ カンポウ ブティック、ニホンドウ漢方ブティック、薬日本堂に期間中に相談にいらしたお客様
調査期間:2022年1月~12月
漢方は、「疲れ」や「冷え」など、病院にいくまでもない、でも辛い症状がある「未病」の状態を癒すのが得意分野です。ご予算やライフスタイルに合わせて漢方薬や和漢アイテムをお選びできるので、気になるお悩みがある方は、まずはお気軽にご相談ください。
漢方を身近に感じる空間「ギャラリー」
漢方ギャラリー
ブティック2階に併設されたギャラリーでは、漢方薬の原料となる100種類の生薬が並んだ「百薬ギャラリー」や、漢方ライフスタイルの入門編として楽しめる基本知識をわかりやすく解説したパネルを設置。
見て学べる展示の他に、実際に体験できるコーナーも。生薬をすりつぶすために使われていた江戸時代の道具「薬研(やげん)」の体験や、生薬の香りの違いを楽しむ「香り体験」を展示しています。見て・触れて・香りも楽しみながら漢方を身近に感じることができる空間です。
薬膳をおいしくヘルシーに「薬膳レストラン10ZEN」
薬膳レストラン10ZEN 青山店
地下1階にある「薬膳レストラン10ZEN(ジュウゼン)」は、薬日本堂がプロデュースする、漢方理論に基づいたメニューを展開する薬膳レストランです。
美肌・デトックス・滋養強壮の薬膳鍋のほか、お一人様用の薬膳鍋やスープ麺(ラーメン)、スープ粥、薬膳サラダバーなど豊富なメニューをご用意しています。
特に人気が高いのは、「薬膳サラダバー」と「お一人様用薬膳鍋」。
薬膳サラダバーは、種類豊富な旬野菜に加えて、クコの実や菊花、ハトムギなど薬膳ならではのトッピング素材も揃い、気分やその時の体の状態から自分だけのオリジナルサラダを作ることができます。
「一人薬膳辣湯(ラータン)鍋」は、お一人様でも本格的なお鍋をお召し上がりいただきたい、という想いのもと開発された薬膳鍋。自家製辣油を使用し、クミンやターメリック等数種類のスパイスをオリジナルでブレンドし、スパイシーな味わいのスープが特徴です。
夏季限定メニュー「彩り夏野菜のレモン鍋」
「彩り夏野菜のレモン鍋」は、夏野菜を中心とした五色の食材(赤・黄パプリカ、オクラ、黒キクラゲ、白キクラゲなど)をレモンが効いた魚介スープでいただくこの夏だけのメニューです。
「薬膳=高麗人参などの専門の食材を使った苦い料理」ではなく、季節や体質に合わせて取り入れる食事方法のこと。食材一つ一つに特徴があり、体へ作用すると考えます。
薬膳では、レモンは暑気あたりによく、余分な熱を冷ましてくれる働きがあると考えるので、夏にぴったりの食材の一つです。
柑橘のすっきりとした香りで、リフレッシュしながら暑い夏でも温かいお鍋をお召し上がりいただけます。
漢方を基礎から学び暮らしに活かす「スクール」
薬日本堂漢方スクール青山校
1回完結型で気軽に学べる1DAYセミナーから、資格取得を目指した本格的に学べるコースまで、多種多様なセミナーをご用意しています。「漢方養生指導士」の資格を取得した方は、個人サロンや講師、薬膳カフェ、医療の現場などさまざま仕事で活躍しています。
漢方の魅力のひとつは、普段の生活に簡単に取り入れられること。
知識を身につけることは、ご自身や大切な方の健康を守ることに繋がります。
病気になる前の不調=未病の方が多い現在、“対処法ではなく根本から体を立て直したい”と願う人が増えており、その方法として漢方を学ぶという方が多く来校されます。
新型コロナウイルスがきっかけでこれまでの常識が様変わりし、健康に対しても「自分の健康は自分で守る」という考え方にシフトしている今だからこそ、漢方を知識として身に着け、生活に取り入れることが大切だと考えています。
2003年9月にオープンし、今年で20周年を迎えるニホンドウ漢方ミュージアム。
2023年冬には、これまでの感謝を込めて、薬日本堂漢方スクールを中心としたミュージアム回遊イベントも企画していますので、ご期待ください。
薬日本堂は、これからも「一に養生、二に漢方」という理念のもと、ニホンドウ漢方ミュージアムを通じて、漢方・養生の考え方をいかした心身の健康づくりをサポートしてまいります。
ニホンドウ漢方ミュージアム公式サイト
https://www.nihondo.co.jp/shop/museum/
■ニホンドウ漢方ミュージアム所在地・営業時間
ニホンドウ漢方ブティック 薬日本堂 青山本店・漢方ギャラリー
所在地: 〒107-0062 東京都港区南青山5丁目10−19 青山真洋ビル 1・2F
電話番号: 03-5774-4193
営業時間: 11:00~20:00
薬膳レストラン10ZEN青山店
所在地: 〒107-0062 東京都港区南青山5丁目10−19 青山真洋ビル B1F
※ニホンドウ漢方ブティック青山本店のB1Fにございます。
電話番号: 03-6450-5834
営業時間: 11:00~22:00
薬日本堂漢方スクール青山校
所在地:東京都渋谷区神宮前5丁目53-67 コスモス青山 WEST棟 1F
電話番号:03-6712-5920
営業時間: 9:30~18:00(月曜定休)
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(2023/08/01 09:00)
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