素材・化学・エネルギー 医療・医薬・福祉

日本曹達(ニホンソーダ)、セルローステクニカルアプリケーションセンター ヨーロッパ(NISSO CTAC EU)開設のお知らせ

日本曹達株式会社
-欧州市場における技術サービス体制の強化に向けて-




当社は、医薬品添加剤「NISSO HPC」(ヒドロキシプロピルセルロース)と「NISSO SSF」(フマル酸ステアリルナトリウム)の新たな価値をお客様とともに共創するコラボレーション施設「セルローステクニカルアプリケーションセンター ヨーロッパ(NISSO CTAC EU)」を、当社の連結子会社であるNISSO CHEMICAL EUROPE GmbHの一部門として開設いたしましたので、お知らせいたします。

1.本件の目的
医薬品添加剤「NISSO HPC」は、主に固形製剤の結合剤として使用されており、錠剤の硬度を高める結合力や徐々に有効成分を放出する徐放性、溶け難い医薬品原薬の溶解性改善、および溶解した状態を維持するなど、さまざまな高い機能を有していることから、医薬品用途のみならず健康食品錠剤(サプリメント)などの食品分野における採用も拡大しております。また、錠剤を打錠する際に滑沢剤(粉末と臼杵との摩擦を低減する添加剤)として使用される「NISSO SSF」は、粒子が微細で粒度分布が狭く、優れた滑沢性や打錠成形性を有しており崩壊特性を向上させる機能も有していることから、「NISSO HPC」との併用による口腔内崩壊錠用途での採用が拡大しております。
当社は、2019年10月に「セルローステクニカルアプリケーションセンター(CTAC)」(千葉県市原市)を設立し、お客様のさまざまな目的やご要望に対して、「NISSO HPC」や「NISSO SSF」を使用した解決策の提案や製品開発支援など、お客様のニーズに合ったソリューションを提供することで、成長ドライバーであるヘルスケア分野の事業拡大に取り組んでまいりました。そして、2026年度に予定している「NISSO HPC」増産工事の竣工を見据えた海外展開の強化を目的として、今般NISSO CTAC EUを開設することといたしました。 欧州市場(当面は米国、インド地域も含む)における普及活動の拠点として、CTACと連携しながら、よりきめ細やかでタイムリーなテクニカルサービスを提供することで、「NISSO HPC」や「NISSO SSF」のプレゼンスを高めてまいります。
当社グループは、長期ビジョン「かがくで、かがやく。2030」、ならびに中期経営計画「かがくで、 かがやく。Stage II」において、高付加価値事業の拡大と農薬・医薬品添加剤を中心とした海外事業の 推進により、事業収益力の向上を図ることとしております。 NISSO CTAC EUの開設は、これらの  取り組みの一環として、当社グループのさらなる企業価値の向上に貢献するものです。

2.NISSO CTAC EUの概要

ライフサイエンスセンターデュッセルドルフ外観

- 住 所 :メロヴィンガープラッツ, 1A, 40225 ,デュッセルドルフ, ドイツ    (ライフサイエンスセンターデュッセルドルフ内)
- 開設日 :2025年2月1日
- 製剤・評価機器 :打錠機、流動層造粒機、撹拌造粒機、コーティング機、         錠剤・粉体物性評価機器、崩壊時間測定機、溶出試験機などを順次導入予定

◆ 日本曹達株式会社について


日本曹達は1920年の創立以来、独自の技術とノウハウを蓄積し、農薬、医薬品、特殊化学品など高機能・高付加価値の化学製品を提供してきました。また、化学物質を取り扱う企業として、レスポンシブル・ケアの考え方を常に意識し、環境、安全、品質、健康に配慮した事業活動を行ってきました。これからも独創的な技術や製品を通じて、新たな価値を創造し、豊かな社会づくりに貢献していきます。日本曹達株式会社 (https://www.nippon-soda.co.jp/)


企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
本コーナーの内容に関するお問い合わせ、または掲載についてのお問い合わせは株式会社 PR TIMES ()までご連絡ください。製品、サービスなどに関するお問い合わせは、それぞれの発表企業・団体にご連絡ください。

関連記事(PRTIMES)