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ジェリクルが政府主導のスタートアップ支援プログラム「J-Startup」に選定

ジェリクル株式会社
独自の技術を元に既にグローバル展開を積極的に行っている点を評価

テトラゲルを用いて医療に革新を起こす東京大学発のバイオベンチャー企業のジェリクル株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:増井 公祐、以下「ジェリクル」)は経済産業省が推進するスタートアップの支援プログラム「J-Startup」に選定されましたので、お知らせ致します。




J-Startupは世界で戦い、勝てるスタートアップ企業を生み出し、革新的な技術やビジネスモデルで世界に新しい価値を提供できることを推薦基準としており、委員からの推薦後、審査プロセスを経て、この度ジェリクルが選定されました。

【J-Startupについて】
日本では約1万社のスタートアップが日々新しい挑戦をしています。しかし、グローバルに活躍する企業はまだ一部。革新的な技術やビジネスモデルで世界に新しい価値を提供するスタートアップを創出するため、経済産業省・日本貿易振興機構(JETRO)・新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が事務局となり、「J-Startup」プログラムが2018年6月に立ち上がりました。
「J-Startup」として選定された企業は、海外・国内大規模イベントへの出展支援、海外現地支援、研究開発支援、規制改革対応、入札機会拡大、民間企業「J-Startup Supporters」との連携支援など、様々な支援を受けることができます。
▶J-Startupオフィシャルサイト:https://www.j-startup.go.jp/
▶経済産業省からのプレスリリース:https://www.meti.go.jp/press/2024/03/20250313001/20250313001.html

【推薦理由コメント(一部抜粋)】



・医療分野における様々な治療法の開発を可能とする大きなポテンシャルを持った研究開発企業。
・同社は未治療疾患の新たな治療法の開発や既存医療の改善を通じて、医療費削減や社会課題解決に貢献し、日本の医療技術の国際競争力強化にも寄与するポテンシャルを持つ。
・グローバル市場での信頼性と実績を背景に、さらなる成長が期待。

【ジェリクルが抱えるテトラゲル技術について】
テトラゲル技術とは東京大学工学部の酒井崇匡教授が生み出した新しいゲル技術です。4分岐構造を持ち、お互いに反応する異なる末端を持つ2種類のポリマーを混ぜ合わせる事により、均一な網目構造を持ったゲルを作成することが可能です。



テトラゲルは均一な網目構造を有しているため、従来難しいと言われていたゲルの物性の制御を可能にし、ゲルにありとあらゆる物性を独立に付与することを可能にしました。これは酒井崇匡教授がテトラゲルを15年以上研究してきており、Science誌や
Nature Biomedical Engineering誌を始めとする国内外で150報以上の論文を発表してきた成果です。

このテトラゲルの特性により臨床現場で求められるあらゆるニーズに対応ができるため、ジェリクルでは多くの臨床医と共同研究を進めております。私達はこの革新的技術を活用した医療製品をいち早く世の中に届けるために、医療に関わる多くの領域で、このテトラゲル技術を使って共同開発をする企業と今後もパートナーシップを構築していきます。