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AIを活用したヘルスケアソリューションを提供するSahha社とメンタルヘルステック領域で協業

リアライズ・イノベーションズ株式会社
~国内向けのメンタルヘルスケア関連のソリューションを開発・提供~

ソフトバンク株式会社のグループ会社であるリアライズ・イノベーションズ株式会社(代表取締役社長:酒谷 正人、以下「リアライズ・イノベーションズ」)は、AI(人工知能)を活用したヘルスケアソリューションを提供するオーストラリア連邦のスタートアップ企業のSahha Pty Ltd(CEO:Aleks Dahlberg、以下「Sahha」)と、日本国内でのメンタルヘルステック領域で業務提携しました。これにより、リアライズ・イノベーションズは、国内の企業向けにSahhaのソリューションを販売するとともに、Sahhaの技術支援を受けてメンタルヘルスケア関連のソリューションを開発・提供します。


メンタルヘルスケアに関する国内の動きとしては、2014年の労働安全衛生法の改正により、企業が従業員に対してストレスチェックを実施することが義務化されました※1。また、世界的にも、うつ病や不安、ストレスなどの精神疾患による生産性の低下も懸念されています※2。このような背景から、メンタルヘルスケアの市場は年々拡大しています。

Sahhaは、スマートフォンやウエアラブルデバイスなどから得られるデータを基に、病気の有無や治療による変化を可視化する指標「デジタルバイオマーカー」を活用して、心身に関する健康度を評価する、保険業界など企業向けのAIソリューションを開発しています。メンタルヘルスケア関連のサービスを提供する企業は、Sahhaが開発するAIソリューションを組み込むことで、利用者の抑うつ状態や不安などの精神的健康度と、運動や睡眠などの身体的健康度の両方を測定できる他、利用者の心身状態に合わせたサービスを提供することができます※3。また、Sahhaはスマホアプリ向けのSDK※4および、利用者の心身状態の解析結果を取得可能なWeb APIを提供しているため、メンタルヘルスケア関連のサービスの提供を検討する企業は、メンタルヘルスケア関連のアプリやサービスを短期間で考案・提供することが可能になります。

リアライズ・イノベーションズは、これまでもヘルスケア領域で活用できる行動解析や睡眠解析のソリューションを提供するAI企業との業務提携を進めています。今後は、リアライズ・イノベーションズが持つ、移動手段や勤務時間などの行動データや、睡眠の深さや睡眠負債などの睡眠データに加えて、SahhaのSDKやWeb APIを通して収集したメンタルヘルスに関するデータも複合的にAI解析することで、企業や個人に対して、メンタルヘルスケアのサービスを提供する予定です※3。

SahhaのCEOであるAleks Dahlberg氏は、今回の協業に関して次のように述べています。
「リアライズ・イノベーションズと戦略的パートナーシップを発表できることを大変誇りに思います。今後は日本市場向けのメンタルヘルスケア関連のソリューションを共同で開発・提供していく予定で、当社のAIソリューションをより多くの日本の企業に活用いただけることを期待しています。また、このパートナーシップを通して、医療分野や保険分野に特化したものだけでなく、さまざまな利用者の健康動態やメンタル状態にきめ細かく対応したソリューションを提供し、利用者の生活がさらに豊かになることを期待しています」

※1 従業員50人未満の企業は努力義務とされています。
※2 新型コロナウイルス感染症にかかるメンタルヘルスに関する調査の結果概要(Mental health matters - The Lancet Global Health)。
※3 利用者から同意を得たデータのみが対象です。また、個人が特定されるようなデータは利用しません。 
※4 Software Development Kitの略称で、ソフトウエアを開発する際に必要なプログラムやAPI、文書、サンプルなどをまとめてパッケージ化したもの。


■SahhaのAIソリューションのイメージ


■Sahhaについて
Sahhaは、デジタルバイオマーカーを活用して得られたデータをAI解析することで、抑うつ度や不安度、ストレス度に加えて、活動量や睡眠など心身両面の健康度を評価する独自の技術を保有しています。Sahhaの技術は、保険業界や企業による従業員向けの支援サービスを中心に、グローバルで25万人以上に利用されています。

■会社概要


■問い合わせ先

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