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日本初!手術記録システム「OPeDrive(オペドライブ)」で作業時間を約70%削減、働き方改革へ寄与

OPExPARK
~岐阜大学医学部附属病院での業務改善効果を報告~

株式会社OPExPARK(東京都品川区、代表取締役社長兼 CEO 本田泰教)は、手術記録システム「OPeDrive(オペドライブ)」により、岐阜大学医学部附属病院での手術動画作成にかかる作業時間を約70%削減できたことを報告いたします。

2024年4月から施行された「医師の働き方改革」では、良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制の確保を推進することを目的として、労務管理の徹底、労働時間の短縮などが求められています。そうしたなか、OPExPARKが提供している手術記録システム「OPeDrive」によって、どの程度の業務効率化が実現できるのかを明らかにすることを目的として調査を行い、2024年3月に開催された第53回日本脳卒中の外科学会学術集会にて、岐阜大学医学部附属病院 脳神経外科 講師・臨床准教授 榎本 由貴子 医師が約70%の作業時間の短縮を報告しました。

OPeDrive導入施設である岐阜大学医学部附属病院 脳神経外科では、導入後のスタッフへのアンケート調査によると、「OPeDriveを活用することで手術動画作成の作業時間を削減することができ、労働時間が短縮され、医師の働き方改革に沿う効果を実感できた」とのこと。OPeDriveの活用により手術動画作成時間を削減することができ、その結果医師の働き方改革に沿う効果が見られたという報告は国内初(※注)となります。

手術記録システム「OPeDrive」:
https://content.opexpark.co.jp/opedrive

※注:2024年6月 当社調べ

手術動画作成のアンケート調査を実施
岐阜大学医学部附属病院 脳神経外科では、OPeDriveの導入以前から、手術のあった翌日には必ず腫瘍チーム・血管チーム合同で手術動画を用いた術後カンファレンスが行われており、手術教育や症例の共有のための手術動画の活用が非常に進んでいました。手術動画の活用は、手術教育・症例共有の質向上に繋がる一方で、その動画の編集作業は時間外労働として大きな負担となってしまうことが多いのが現状です。こうした労働環境の改善をはかるため、岐阜大学医学部附属病院 脳神経外科では2022年4月に新設されたハイブリッド手術室へOPeDriveを導入。当科ではその手術室にて年間約120件のハイブリッド手術が行われ、実際にOPeDriveを用いて記録しています。
これまで記録した手術における手術動画データの読み込み、書き出しなどの編集に必要なステップ数および編集時間について、手術動画編集に携わる当科スタッフ8名(卒後3-23年、平均12年目)を対象にアンケート調査を行い、製品導入前後で比較しました。


(岐阜大学 脳神経外科スタッフ8名へのアンケート調査結果)

作業ステップ数を6→2ステップに
導入以前は、記録した手術映像を医局員の編集用のPCにデータ移行し、保管用にDVDへのデータ書き出しも行っていましたが、導入後はデータ保存から動画編集作業までをシームレスに行うことが可能に。これによりデータ移行から動画作成までのステップ数を6ステップから2ステップに削減できたことが分かります。
また手術室にあるOPeDrive端末と、医局に設置しているNAS(ネットワークHDD)をLAN回線で接続し、さらに手術データは暗号化は暗号化することで、メディアを介して起こりやすいデータ紛失などの心配もなく、より安全に手術室からデータ移行ができるようになりました。
作業時間を約70%削減
手術動画作成に関わる時間については、データ移行から動画作成までの時間が導入前では平均63分かかっていたのに対し、導入後では平均19.2分と、作業時間を約70%削減することに成功しました。
これら2つの変化により当科では、手術終了後に患者が麻酔から覚醒するまでの間に動画編集を完了し、さらに患者の術後管理など最低限のタスクを終えた後で帰宅することが可能となり、時間外労働の大幅な削減を実現することができました。このような作業時間の削減により、医師の働き方改革に貢献できたことは国内初の事例であると考えます。
カンファレンスでの理解度の向上にも貢献
さらにもう一つ、当科では術後カンファレンスの参加者の反応にも変化が現れました。OPeDriveの最大4画面同時録画機能により、手術野の映像だけでなく、手元の映像や周辺機器の映像も記録することができます。また、生成されるダイジェスト動画には、手術中に音声で記録した情報をテロップとして挿入することが可能です。手術動画でのプレゼンを聴講する際に、テロップの情報と映像を同時に見ることができるため、若手や専門外の医師からは「耳で聞くだけよりも内容が頭に残りやすい」という声が上がっています。これらの要素により、カンファレンスの理解度を向上させることができています。

(OPeDriveで生成される多画面ダイジェスト動画の例。自動でテロップを挿入することができる。)

OPExPARKより
OPeDriveは、術野と周辺機器等の映像を最大4画面同時録画ができる手術記録システムです。記録システムの端末から編集用の端末へデータ転送ができ、専用の編集ソフトウェアを用いることで症例データの管理をすることや手術動画をスムーズに編集することができます。また、手術中に音声によるしおり挿入機能(挿入したしおりを起点にダイジェスト動画を簡単に作成する)を使用することで、動画作成時間を大幅に削減できます。

OPeDriveは今後、全国の大学・基幹病院を中心に、医師の労働時間の見直しや手術教育の効率化をお考えの施設への導入を進めてまいります。

(製品イメージと主な仕様)

製品についての詳細やカタログのご希望は以下のお問い合わせ先をご利用ください。
お問い合わせ先:system-support@opexpark.co.jp

株式会社OPExPARKについて
OPExPARKは、いつでも・どこでも最先端の手術を学習できる教育コンテンツの撮影・編集・配信を通じて、医師教育のDX化を推進しています。また、手術映像およびOPeLiNK取得データをリアルタイムで伝送し、専門医が遠隔地から現場の執刀医による診断・手術に助言・アドバイスを行う等、病院のDX化に向けた取り組みを実施しており、国内外の医療の質向上に貢献しています。
[会社概要]
会社名 : 株式会社OPExPARK
本社所在地 : 東京都品川区東品川2-2-8 スフィアタワー天王洲 CW棟2階
設立 : 2019年 6月 21日
代表者 :本田 泰教
事業内容 : 手術情報融合プラットフォームの開発と販売、医師限定手術教育ウェブサービス
URL : https://www.opexpark.co.jp/
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