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大塚製薬 脱炭素社会の実現を目指し 東京都の航空貨物輸送でのSAF活用促進事業に荷主企業として参画

大塚製薬
大塚製薬株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:井上 眞、以下「大塚製薬」)は、東京都が実施する「企業のScope3対応に向けた航空貨物輸送でのSAF活用促進事業(以下「当事業」)」に、郵船ロジスティクス株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:岡本 宏行、以下「郵船ロジスティクス」)の荷主として参画します。当事業への参画を通じ、これまで実施してきた自社による直接排出量(Scope 1)および他社供給の間接排出量(Scope 2)を減らす施策に加え、Scope1、2以外の間接排出(Scope 3)も含めたサプライチェーン全体におけるCO2排出量削減を推進し、より総合的な視点からの環境負荷低減を目指します。なお、大塚グループとして、日本から海外に向けた製品の輸送でSAFを利用するのは初となります。

SAF(Sustainable Aviation Fuel:持続可能な航空燃料)とは、廃食油、サトウキビ等のバイオマスや、都市ごみ、廃プラスチック等を用いて生産される燃料で、廃棄物や再生エネルギーが原料のため、原油から精製される従来のジェット燃料と比較して、約60~80%のCO2削減効果があると言われています*1。当事業は、東京都が企業のサプライチェーン全体におけるCO2排出削減を目的として、都内企業の脱炭素化を支援するものです。このたび、当社の日本発米国向け医療用医薬品の航空貨物輸送の一部を委託する郵船ロジスティクスが当事業の貨物代理店に採択されたことを受け、大塚製薬は荷主として参画することとなりました。

当事業の助成対象期間は、交付が決定した2024年8月5日より2025年3月31日までです。郵船ロジスティクスから大塚製薬には、SAFを利用した輸送サービス「Yusen Book-and-Claim」を通じて、温室効果ガス排出量削減証明書が発行されます。当事業期間中のCO2削減量は最大50トンになる見込みで、従来輸送と比較して約80%削減されると推計しています*2。

大塚製薬は、今後も新しい技術やソリューションの活用、ビジネスパートナーとの協働を通じ、環境負荷低減の取り組みを進め、脱炭素社会ひいてはサステナブルな社会の実現への貢献を目指してまいります。


*1 国土交通省「SAFとは何か?」 https://www.mlit.go.jp/koku/content/SAF_CN.pdf
*2 郵船ロジスティクス調べ


■当事業の概要
・事業名称: 企業のScope3対応に向けた航空貨物輸送でのSAF活用促進事業
・実施機関:東京都
・助成対象期間: 交付決定日から令和6年度末(2025年3月31日)まで
・助成対象事業者: 貨物代理店
・支援対象者: SAFを利用して航空貨物輸送を行う企業
・助成経費: 貨物代理店を通して行う航空貨物輸送におけるSAF利用時の追加料金
・助成率: 【大企業】助成対象経費の2/3(上限1,000万円)
【中小企業】助成対象経費の10/10(上限300万円)
・事業概要URL: https://www.tokyo-co2down.jp/subsidy/scope3





■大塚グループの「カーボンニュートラル」への取り組み
大塚グループでは、トータルヘルスケア企業として健やかな未来を見据え、事業活動におけるすべての環境負荷をゼロにするという2050年環境ビジョン「ネットゼロ」を掲げています。本ビジョンのもと、環境への取り組みにおけるマテリアリティを「カーボンニュートラル」「サーキュラ―エコノミー」「ウォーターニュートラル」「バイオダイバーシティ」と特定。「カーボンニュートラル」においては、その目標達成に向けて、CO2フリー電力導入やグリーン電力証明書の活用、太陽光発電設備設置等による再生可能エネルギーの導入に加え、エネルギー利用効率の最大化に向けた取り組みを進めています。

参考: 大塚ホールディングス株式会社 サステナビリティ「カーボンニュートラル」
https://www.otsuka.com/jp/csr/environment/climate.html

大塚製薬は、今後もOtsuka-people creating new products for better health worldwideの企業理念のもと、人々の健康維持・増進に貢献してまいります。
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