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『はたらく細胞』と製薬会社サノフィのコラボ第2弾。マンガで "治りにくい鼻ポリープ(鼻茸)" の原因となる2型炎症を解説

サノフィ株式会社
描き下ろしマンガを2024年8月21日より、サノフィが運営する疾患情報サイト 「アレルギーi」 にて公開

鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎の治療薬を製造、販売している、サノフィ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岩屋孝彦、以下「サノフィ」)は、『はたらく細胞』とコラボレーションをしたオリジナルストーリー「はたらく細胞 2型炎症特別編」を、本日、疾患情報サイト「アレルギーi」にて公開しました。(https://www.allergy-i.jp/hanadumari/hataraku-saibou-index/type2.html

今回のコラボレーションは第2弾で、昨年公開しご好評いただいた第1弾「はたらく細胞 鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎 特別編」(https://www.allergy-i.jp/hanadumari/hataraku-saibou/ )では、鼻づまりや嗅覚のメカニズムを解説しています。



慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の中には、両側の鼻の中に多発性の "鼻茸(鼻ポリープ)" ができ手術しても再発してしまう、難治性の慢性副鼻腔炎(好酸球性副鼻腔炎)があります。その原因には「2型炎症」と呼ばれるアレルギー性炎症が深く関連していることが近年の研究で明らかになってきました。

2型炎症が関わっている場合、本来は身体を守るべき免疫が過剰に働き、炎症が持続することで、取り除いた鼻茸が再発してしまいます。

「はたらく細胞 2型炎症特別編」では、このメカニズムについて漫画で説明しています。



近年、鼻の病気に対する治療が進歩し、鼻茸を取り除く手術療法や炎症に対する薬物療法などの治療選択肢があります。まずは専門医を受診し、正しい検査、治療を受けることが大切です。

鼻の健康は私たちの日常生活の質に直結します。長引く症状は注意力や集中力の低下、頭痛や倦怠感そして不眠など、特に働きざかりの患者さんに深刻な悪影響をもたらします。

サノフィは前作「はたらく細胞 鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎 特別編」と「はたらく細胞 2型炎症 特別編」を通じて、疾患をわかりやすく解説するとともに『はたらく細胞』のキャラクターと一緒に鼻の健康を保つ大切さについて楽しみながら学べるコンテンツを提供いたします。

「はたらく細胞 2型炎症 特別編」概要
主な登場人物
鼻茸の原因である2型炎症を引き起こす細胞(ILC2、ヘルパーT細胞)が登場します。

ILC2(自然リンパ球)

ILC2(自然リンパ球):寄生虫感染やアレルギー性疾患の際に活性化し、IL-5やIL-13などのインターロイキンを産生するリンパ球。2010年に日本で発見された。

ヘルパーT細胞(Th2)

ヘルパーT細胞(Th2):外敵侵入の知らせを受け、外敵がどんなものであるのかという情報をもとに侵入した敵に的確に攻撃できるように戦略を決める司令官。

漫  画:かいれめく 監修:清水茜(『はたらく細胞』)
医療監修:
福井大学医学部 耳鼻咽喉科頭頸部外科学 教授
大阪大学大学院医学系研究科 生体防御学教室 教授 茂呂和世先生
公開サイト:疾患情報サイト 「アレルギーi」(https://www.allergy-i.jp/hanadumari/hataraku-saibou-index/type2.html

“鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎”とは?

鼻茸のイメージと鼻内写真

鼻茸(はなたけ)は、鼻の粘膜にできる肉質の増殖性病変で、鼻ポリープとも呼ばれています。「鼻茸(鼻ポリープ)」と聞いて、「鼻にポリープができるなんて!?」と思う方が多いかもしれませんが、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)のうち難治性の場合、ポリープ状の“できもの”が鼻の中にできるケースがあります。

慢性副鼻腔炎の患者さんの10~20%、日本人のおよそ20万人に鼻茸があるといわれており(i,ii)、なかでも、難治性の慢性副鼻腔炎が要因の場合、鼻の両側に鼻茸が多くできやすいため、手術で取り除くことが必要です。2型炎症が関わっている場合、取り除いた鼻茸が再発してしまうケースもあります。専門医による薬物療法や手術など、継続した治療を受けることが大切です。

鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎の症状は、鼻閉、鼻水、嗅覚障害、頭痛などです。しかし、それらの症状があっても、一般的な鼻炎や花粉症との区別が付きにくく、患者さんもその症状に慣れてしまい、専門的な治療に至らないことも多い現状です。
症状が持続すると、患者の健康関連 QOL(生産性や日常生活動作などの複数の項目で評価する指標)が損なわれ(iii,iv,v)、食事が楽しめなくなったり、睡眠不足や疲労が生じたりする場合があります。

また、鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎の患者さんの多くが喘息にも苦しんでおり、これら患者さんにみられる喘息の多くはより重症で、治療が困難です。

鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎のうち、好酸球性副鼻腔炎は指定難病に指定されており、一定の基準を満たす患者さんは、医療費の助成を受けることができます。


『はたらく細胞』とは


白血球、赤血球、血小板、マクロファージ…etc.人間の細胞の数、およそ60兆個!彼らは皆、体の中で休むことなく働いています。そこには細胞たちの知られざるドラマがあった!シリウス新人賞出身の清水茜が描く、細胞擬人化ファンタジーです。



サノフィのアレルギー疾患患者さん向け情報サイト「アレルギーi」とは


アトピー性皮膚炎や気管支喘息、副鼻腔炎などの疾患情報や患者さんのサポートコンテンツを発信する情報サイトです。
「鼻づまり、匂いがわからないでお悩みの方へ」のページでは今回制作されたWeb動画はもちろん、嗅覚状態のセルフチェックが可能なツールや専門家のお話、相談できる専門医検索、患者さんの体験インタビューなど、たくさんの情報が随時更新され、掲載されています。詳しくは以下のURLをクリック、内容ご参照ください。
URL: https://www.allergy-i.jp/hanadumari/sinusitis/



サノフィ株式会社とは


サノフィは、人々の暮らしをより良くするため、科学のもたらす奇跡を追求する、というゆるぎない使命を原動力に進み続ける革新的でグローバルなヘルスケア企業です。約100ヵ国の社員は、医療を変革し、不可能を可能に変えるため、日々研鑽に努めています。私たちは、社会的責任と持続可能性を企業の本質とし、画期的な医薬品や生命を守るワクチンを開発し、世界何百万もの人々に届けていきます。
日本法人であるサノフィ株式会社の詳細は、http://www.sanofi.co.jp をご参照ください



参照元
i 藤枝重治, et al. アレルギー. 2015;64:38-45
ii 荻野敏, et al. 耳鼻臨床. 1991;補41:113-121
iii Khan A, et al. The GALEN sinusitis cohort: impact on quality of life in patients with chronic rhinosinusitis with nasal polyps (CRSwNP):1536. Allergy: European Journal of Allergy and Clinical Immunology 70 (2015): 282-83. [Epub ahead of print].
iv Kumar K, Shah A. Effect of Nasal Polyposis on Nocturnal Sleep Disturbances, Daytime Sleepiness, and Sleep Specific Quality of Life :Disturbances in Patients Presenting with Allergic Rhinitis - Abstract 46. Annals of Allergy, Asthma and Immunology. 2014 Nov;113(5)A17.v Radenne F, et al. Quality of life in nasal polyposis. J Allergy Clin Immunol. 1999 Jul;104(1):79-84.
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