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社会的支援を必要とする中高生に向けて、製薬会社サノフィが、薬の適正使用を促す「夏休みの特別授業」を開催

サノフィ株式会社
~経済格差と共に広がる健康格差問題に向き合う~

サノフィ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岩屋孝彦、以下「サノフィ」)とエスエス製薬株式会社(サノフィグループ、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:ニクヒレッシュ・カルラ、以下「エスエス製薬」)は、子どもの貧困を筆頭に、健康格差を含めた子どもを取り巻く社会課題の解決に取り組む認定NPO法人キッズドア(以下「キッズドア」)と共に、14名の中高生を対象に、CSR活動の一環として、ヘルスリテラシーを培うためのサマースクールを開催いたしました。

当日は有志社員による運営のもと、医薬品の適正使用や社会問題であるオーバードーズの危険、身近な相談相手として薬剤師に頼ることの重要性ついて伝える授業や、製薬会社の仕事紹介などを行いました。



近年、経済的、社会的な要因で子供たちの健康格差が広がっています。医療アクセスなどの議論は進んでいるものの、子供たち自身のヘルスケアリテラシー格差などの課題が山積しており、一般的に困窮家庭の子どもたちは、病院への受診や健康に関する生活習慣が少ない傾向にあるといわれています。
学校と異なる学習機会を提供し、その考えや行動と共に、自身の健康や将来について考える一つのきっかけになって欲しいと願い、今回の開催に至りました。
サノフィ・グループ 日本カントリーリード 岩屋孝彦よりコメント
“日本は約9人に1人の子どもが貧困である※1といわれており、そこには健康習慣やヘルスリテラシーの格差も存在しています。このような子どもたちにとって、セルフメディケーションと適切な受診判断、かかりつけ薬局・健康サポート薬局の活用について理解を深めることは重要です。また、オーバードーズといった社会問題も存在します。
これらの日本の課題に製薬会社としてアプローチしたいと有志で従業員達が集まり、企画・運営された当イベントは、従業員による主体的な CSR※2活動が盛んに行われている、サノフィのカルチャーがあらわれています。
当会を介し、次世代を担う子ども達が、自身の健康と医薬品の適正使用に向き合い、健康なより良い暮らしをめざす一助となれば嬉しいです”
※1 2022年 厚生労働省 国民生活基礎調査より
※2 CSR(Corporate Social Responsibility):企業の社会的責任


正しく知って理解することで、自分自身と向き合うきっかけになる

座学「お薬が効くしくみと正しい使い方を学ぼう」

「くすり相談室」の業務を学ぶ生徒たち

当会はCSR活動の一環として、通常業務の傍ら従業員が自ら有志で集り運営・企画しました。

当日は、製薬会社やサノフィ・グループの紹介、薬が作られる過程などを伝える、ウェルカムセッションから始まりました。サノフィ 代表取締役社長 岩屋孝彦とエスエス製薬代表取締役社長ニクヒレッシュ・カルラによる、社長コラボレーションセッションでは、社長の仕事内容や想い、サノフィが取り組むドラッグラグ・ロスの問題について説明しました。参加した生徒は、話を聞きながら熱心にメモを取ったり、質問をしたり理解を深めていました。

座学による「お薬が効くしくみと正しい使い方を学ぼう」のパートでは、薬剤師でもあるエスエス製薬の社員から、自分自身の健康について正しく知る事、薬が効くしくみや正しい使い方、薬剤師/医療従事者に健康や服薬の相談をすることの重要性について、オーバードーズなどの問題も交えながら解説しました。
同パートの後半では、サノフィの研究開発部門の社員が生徒と対話しながら、医薬品開発に向けて仮の試験デザインを構築するワークを行い、薬の開発を通して適正使用を学ぶ講義が行われました。

また、参加した生徒は、各フロアに設けられた「お仕事紹介ブース」を巡りながらオフィス内を見学しました。14チームがCSRボランティアの一環で設けた「お仕事紹介ブース」では、薬物動態・臨床薬理部が薬物動態の解説を行ったり、くすり相談室・お客様相談室が患者さんやその家族などに対して開かれた企業窓口として適正使用の推進・普及をはかる自身の業務を紹介したりと、各自の仕事内容や適正使用のメッセージを伝えました。

【開催概要】
名称: サノフィ・グループ サマースクール&オフィスツアー
日程:2024年8月22日(木)
参加者数:14名(キッズドアファミリーサポートに登録する家庭の子どもと、サノフィ・グループ社員の子ども)
場所:サノフィ株式会社 東京オペラシティタワー

【開催プログラム】


■認定NPO法人キッズドアについて https://kidsdoor.net/
2009年設立以来、日本の子どもの貧困課題の解決に取り組んでいます。困窮家庭の小学生~高校生世代を対象に、無料学習会や勉強とともに食事等の生活支援も行う居場所型学習会を、東京とその近郊、及び宮城で展開しています。コロナ禍で困窮する子育て家庭が急増した2020年からは「ファミリーサポート」というシステムを作り、ご登録いただいた全国の子育て家庭を対象に、情報支援や食料・文房具支援、保護者への就労支援も行っています。理事長渡辺由美子は、こども家庭庁 こども家庭審議会 こどもの貧困対策・ひとり親家庭支援部会臨時委員、厚生労働省 社会保障審議会・生活困窮者自立支援及び生活保護部会委員など、政府委員も務めています。

サノフィジャパン・グループにおける CSR 活動について
サノフィの社会への取り組みは、ビジネス戦略であるPlay to Winに統合されており、「医療アクセスの向上」「アンメットニーズに対する研究開発」「地球環境の保全」「職場内外への活動」の4つの軸から構成されるCSR戦略に基づき活動しています。
2023年には、通常業務の傍ら有志で集まった従業員によるCSRタスクフォースチームがCSRボランティア活動を運営し、約800名の従業員が約1,300回の活動に参加しました。
社会課題の解決に向けて、持続可能なインパクトをもたらすことを目標とし、社員一人ひとりがそれぞれの役割をもって活動しています。また、CSRの多様な活動から、社員の新たな知見や経験、成長がもたらされ、ひいては多様な文化の醸成にもつながると考えています。

サノフィについて


サノフィは、人々の暮らしをより良くするため、科学のもたらす奇跡を追求する、というゆるぎない使命を原動力に進み続ける革新的でグローバルなヘルスケア企業です。約100ヵ国の社員は、医療を変革し、不可能を可能に変えるため、日々研鑽に努めています。私たちは、社会的責任と持続可能性を企業の本質とし、画期的な医薬品や生命を守るワクチンを開発し、世界何百万もの人々に届けていきます。
日本法人であるサノフィ株式会社の詳細は、http://www.sanofi.co.jpをご参照ください。


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