治療・予防

耳掃除のし過ぎに注意
「プールの季節」に増える外耳炎

 ◇耳掃除は月1~2回

 「外耳炎の予防は、耳あかのたまった状態でプール遊びや海水浴をしないこと、泳いだ後には耳掃除をしないこと、この二つを心掛けてほしい」と大平院長は言う。

 外耳道の鼓膜に近い奥の部分はベルトコンベヤーのようになっていて、耳あかを外に向かって送り出す仕組みがあるという。そのため、耳掃除は外耳道の入り口辺りを月に1~2回、耳あかを奥に押し込まないように細い綿棒を使って行う。

 また、補聴器やイヤホンなども装着部分に汗をかきやすく、菌が繁殖しやすい環境をつくってしまうので注意が必要だ。「心当たりがあって耳に違和感が生じた時は、すぐに耳鼻咽喉科を受診してください」と大平院長は話している。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)

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