話題

原則として2領域が上限
~「サブスぺシャルティ」の認定で指針―日本専門医機構~

寺本民生・日本専門医機構理事長

寺本民生・日本専門医機構理事長

 日本専門医機構の寺本民生理事長は22日、オンラインで記者会見し、内科や外科などの「基本領域」の専門医資格を持つ人を対象とする、より専門的な「サブスペシャルティ領域」の専門医認定について、原則として「2領域を上限とする」などの指針を明らかにした。

 2018年度から始まった同機構による新専門医制度は、19の「基本領域」と、「消化器病」「糖尿病」などの「サブスペ領域」で認定される仕組み。基本領域の専門医であることがサブスペの申請資格となる。既に基本領域の研修を終え、サブスぺ領域の研修に入っている人もいることから、同機構ではサブスぺ領域の専門医の認定や更新の指針をまとめた。近く同機構のホームページで公表する。

 寺本理事長は「今、各領域の研修プログラムの内容を審査し、最終的なカリキュラムを決定しようとしているところ。それが決まれば、(研修中の人の)研修がさかのぼって認められる」と説明。また、認定試験は早ければ今年の夏に行われるとの見通しも示した。(了)


新着トピックス