海外での水辺レジャーに注意=レプトスピラ症に感染の恐れ
◇感染を疑ったら受診
「国内では見られなくなってきましたが、熱帯・亜熱帯地域の国では流行することがあります。川や湖での水泳、急流をゴムボートなどで下るラフティング、トレッキングで川を渡るといったアクティビティーに参加する際は注意が必要です」と三笠教授は指摘する。
タイなどでは大雨による洪水後にレプトスピラ症の集団発生が起こることがあるので、台風などで洪水に見舞われた地域を訪れる場合は、しばらくはアクティビティーへの参加を控えることが予防になる。水に触れてしまった場合は、しっかりと洗い流すことも必要だ。
「感染が疑われる機会があって、帰国後高熱が2~3日続けば、すぐに病院へ行ってください。旅行先と旅行中に何をしたかを詳しく説明することで、適切な治療がスムーズに行えます」と三笠教授は話している。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)
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(2017/07/20 10:31)