あなたの目、しっかり見えますか?=まぶしい、物がダブるは白内障かも
◇手術時間を短縮
白内障は世界的に見れば失明原因の第1位だが、手術をすれば治る。手術は濁った水晶体を取り除いて人工のレンズを移植するもので、一般的には15~20分程度かかる。
そこで赤星部長は、超音波による水晶体の除去を容易にする「フェイコ・プレチョップ法」を考案した。手術時間は3~4分にまで短縮し、点眼麻酔で済む。傷口も縫わずにふさがるので、術後は歩いて帰ることも可能だ。費用は、遠近両用の多焦点レンズでなければ健康保険適用(3割負担)で片眼5万円程度という。
「視力の衰えは生活の質を低下させ、うつ病や認知症などの原因となりかねませんが、視力を改善すれば、生活の質を向上させることもできます」と赤星部長。
光をまぶしく感じる、物がダブって見える、急激に視力が落ちた、色の見え方がおかしいなどの症状に思い当たる方は、専門医の診断を受けてほしい。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)
- 1
- 2
(2017/11/20 17:21)