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最近、虫歯や歯周病などの治療ではなく、口臭を気にして歯科を受診するケースが増えているという。ほんだ歯科(大阪府東大阪市)の本田俊一院長は「病気が原因でなければ、口腔(こうくう)内のケアを自分で行うだけで予防できます」と話す。
◇唾液の量が臭いの元
口の中にはさまざまな細菌が常に存在している。これらの細菌は通常、唾液とともに飲み込むことで口中に一定の量が保たれ、唾液が絶えず分泌されることで細菌が発する臭いを抑えている。ところが、適切な量が分泌されないと、口の中が乾燥して細菌は飲み込まれずに増えるため、特に起床時などには口臭が強くなるという。
「他にも、ストレスを感じたときなど唾液の分泌をつかさどる副交感神経が緊張すると、その働きが抑制され、うつ病など精神疾患の治療薬の副作用により唾液の分泌量が減ることもあります」
(2017/08/26 13:15)
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